情報システム学科
経営情報学部

情報システム学科
最先端の IT 社会の第一線を目指す情報システム

情報システムを使ったビジネスやくらしの仕組みを提案し、創造する。

情報システム学科では「情報システム」について幅広く学ぶことで、情報を使い新しい価値を創造できる人材、自ら情報システムをベースとしたものづくりができる人材を育成します。

目指す職業

[情報システム企画・開発・運用・保守職(含システムエンジニア)] [システムアナリスト][ネットワークエンジニア] [ITスペシャリスト]など

Zoom Up! Curriculum

多彩なカリキュラムの中から、その一部を紹介します。

情報処理演習

基礎から専門まで、スキルにあった授業で情報技術を身につける

本学の情報処理演習は、高校で情報関係の授業をあまり受けてこなかった人も無理なく修得することができるようプログラムが組まれております。基礎から高度な最新技術までを自分が希望する演習の中から選ぶことが可能です。アプリケーションの使い方からプログラミング、さらにパソコンの組み立てまで、充実した演習内容です。

プログラミング入門

プログラミングを基礎から学ぶ

スマートフォンやパソコンなどのアプリはプログラムで動いています。そのプログラムは人間が作っています。そこでこの授業では、自分でプログラムを作ることができるように、プログラミングを基本的な内容から学習していきます。

人工知能

AI社会を積極的に生き抜く力を学ぶ

AI社会では様々なサービスが自動化され、ややもすると、人はサービス受益者だけの受動的な生き方になってしまいがちです。その中でAI技術を身につけることは、AI社会を創るといった積極的な生き方を可能とします。

データサイエンス

ビッグデータから価値を生み出す

データサイエンスとは、コンピュータを用いたデータ解析に関わる学問です。ビッグデータから最適解を求めたり、機械学習で人物像を認識したりすることは、どのような数学的手法で作られているのかを学びます。

ソフトウェア開発

ソフトウェアの作り方を学ぶ

ソフトウェア開発は、開発計画の立案、要求分析・定義、設計、実装、検査、保守、改良・拡張といった工程によって行われます。この一連の工程を、さまざまな観点から学びます。

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情報システム学科研究室紹介

石川 洋 研究室

石川洋 教授・博士(情報科学)

コンピュータに仕事をしてもらうための設計図づくり。
それがソフトウェア開発の第一歩です

「こんなアプリがあったらいいのに」「もっと使いやすいソフトが欲しい」と思うことはありませんか?自分でソフトウェアの開発ができたら、と思いませんか?「難しそう」と敬遠してしまうかもしれませんが、いくつかのことを学べば大丈夫です。私の専門は「ソフトウェア工学」で、中でもソフトウェア開発の前に必ず書く「仕様」に焦点を当てています。これは画面イメージ、データ、処理の流れなどを図式化し、機能の抜けや間違いがないかどうかを確認するための「設計図」です。プログラミング(実装)の前提となる大事なプロセスで、2年次の必修科目「ソフトウェア開発」で学びます。仕様を書く、実装する、テスト(動作確認)するという開発の一連の作業を学ぶことで、ソフトウェア開発の大きな作業の流れを俯瞰できるようになります。私の研究室では卒業研究で必ず、スマートフォンアプリやWebシステムなどのソフ卜ウェア開発を行います。不得意でも、嫌いでなければ構いません。まずは簡単なプログラムを作ってみましよう。「動いた」それは、コンピュータと会話できたということです。この喜びを次の段階につなげ、ソフトウェア開発に発展させましょう。

学生が卒業研究で取り組んだGoogleMapを利用したスマートフォンアプリ開発の様子。過去には、自治体のオープンデータを利用した新潟県内の避難所マップや、古町の古着屋マップを開発


近山 英輔 研究室

近山英輔 教授・博士(工学)

食品、細胞、ロボット、人工知能。
これらを大きく「システム」と捉え、解析

細胞が化学反応によってどう変化するのかを、パソコンでシミュレーションしたり、核磁気共鳴(NMR)で成分を調べたり。最近はFPGAというチップと細胞シミュレーションを組み合わせることを研究しています。FPGAは家電にも搭載されている一般的な集積回路で、チップ1個に5万円くらいのパソコンの処理能力がある。つなげれば、高速コンピュータになるということです。しかも、外部のパソコンからデータを送って、簡単に書き換えることが可能。細胞シミュレーションに転用すれば、これまでプログラムを書いてパソコンで行っていた計算も、半導体の中でできるようになります。将来的には、ヒ卜の細胞にも応用できるのではないかと思って取り組んでいます。卒業研究のテーマは、磁気共鳴装置を使った食品分析、Alを使ったロボットハンドの研究、細胞シミュレーションなどさまざま。学生自身が興味あるテーマを決めて行っています。食品、細胞、ロボット、人工知能。多岐にわたっているように見えますが、大きく見れば、みな「システム」と考えることができる。システムを数理的に捉えることに興味のある人を待っています。

FPGAというチップ。パソコンをつなぐことで、外部からデ一タを送り、読み込ませることができる。書き換えられるため、細胞シミュレーションなどの分野に導入すれば、大きな可能性がある

情報システム学科 教員紹介

経営情報学部(共通)

地域経済、情報社会の将来を担う人材を新潟で育成します。

地域経済、情報社会の将来を担う人材を新潟で育成します。

学際系の学部として人間中心社会の経営と情報の両方を学びます。

AI時代において経営分野や情報分野で活躍できる人材を育成します。

経営情報学部の学び

経営情報学部では、実学志向で効率的かっ効果的な企業経営の仕組みを学びます。
経営学領域では、経営戦略、マーケテイング、組織、会計などを修得します。
情報学領域では、情報の収集、加工、分析、発信などの基本を修得します。

卒業時の人材像(3つの力)

地域連携(産官学)

新潟国際情報大学は、地域と共により良いまちづくりに貢献します

留学(夏期セミナー)

2〜4年次を対象に、約4週間にわたりカナダのアルパータ大学で実施されます。生きた英語と最先端の情報産業を学ぶことができます。

9つの資格を授業でサポート

経営情報学部は学問的に高度なレベルを追求するだけでなく社会に必要なスキルも磨きます

9つの資格で授業をサポート

経営情報学部では、学問的に高度なレベルを追求するだけではなく、社会に必要なスキルも磨きます。会社員や公務員、自営業など、卒業後の社会人生活において役に立つ資格取得やビジネススキルなどに対応した教育を行っています。

経営学検定

●経営学入門

●経営組織論

●経営戦略論

●経営管理論

●マーケティング

●人的資源管理

マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)

●情報処理演習入門[スペシャリストレベル(一般)に対応]

●情報処理演習M[エキスパートレベル(上級)に対応]

ITパスポート

●基本情報処理演習1

●基本情報処理演習2

ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定

●FP特論1[3級前半に対応]

●FP特論2[3級後半に対応]

TOEIC

●英語

日商簿記検定試験

●簿記基礎[3級に対応]

基本情報技術者試験

●情報とコンピューティング

●基本情報処理演習1

●基本情報処理演習2

ビジネス会計検定委試験

●財務会計論[3級に対応]

情報セキュリティマネジメント試験

●情報セキュリティ

講義で楽しさを知り、FP2級を取得

佐藤 梨緒 4年(新潟県立新潟江南高等学校卒業)

在学時取得資格 ファイナンシャルプランニング(FP)技能検定2級

「将来、金融系の仕事を志望するなら、FP2級を取得しておいた方がいい」と先生から言われたのをきっかけに、資格取得の勉強を始めました。初めは受け身の姿勢でしたが、FP特論という講義を受けてみると、FPという仕事の内容に興味が湧き、勉強が楽しくなったので、2級を取得したいという気持ちが強くなりました。FP特論では3級の内容を勉強しますが、3級の範囲も2級の試験でよく出題されるので、とても役に立ちました。難しいところも多かったのですが、毎回、コメントカードが配られ、そこに質問を書くと、次の講義でていねいに解説してくださるという進め方のおかげで、スムーズに勉強を進めることができました。

初年次必修科目

経営情報学部の1年次では経営学と情報システムの両方をバランスよく学びます

■ 基礎ゼミナール1・2

15人程度の少人数のクラスでチーム作業などを行い、大学の学びで必要となる基礎的な能力を養います。

■ 経営学入門

はじめて経営学に触れる学生が興味をもって学べるよう、基礎的な知識をわかりやすく解説します。

■ 情報システム

生活に身近な事例を取り上げて、社会や企業の人間活動とのかかわりを重視しながら、情報システムについて考えます。

■ 経営情報論

企業活動の仕組みを理解し、企業の中での情報活用の方法と経営情報システムの動向を学びます。

■ 統計学

さまざまな情報があふれている中から意味のある情報を抽出して、その特徴や傾向を把握するためのテクニックや知識を学びます。

■ 情報処理演習入門

社会で必要となるワード・エクセルの基本操作・活用方法を学びます。

■ 数学基礎

経営情報学部では、大学の学びにスムーズに移行できるように、数学の基本的な知識を学ぶための授業科目である「数学基礎」を設定しています。
新入生ガイダンス時に習熟度確認テストを行い、数学が苦手な学生を対象にして開講するもので、丁寧に基礎から学べるので数学が苦手な学生も安心です。

国際社会に対応した英語教育

1年次から3年次までの継続的な英語学習の積み重ねによって、「使える英語力」を身につけることができます。

個人の習熟度に合わせて、読む・話す英語、基本的な英文法を学びます。

英語は1年次から3年次までの間、個人の習熟度に合わせてクラスを編成し、読む・話す英語、基本的な文法を学びます。さらにカナダ・アルバータ大学での夏期セミナーで生きた英語に触れたり、TOEICを通じて習得した英語力を試したりすることができます。

読む Reading

現代社会のさまざまな話題を読み、基礎的な英語読解力の向上を目指します。

1年次 英語1A、英語2A

2年次 英語3A、英語4A

3年次 英語5A、英語6A

話す Speaking

外国人教員による授業で、英語コミュニケーション能力の向上を目指します。

1年次 英語1B、英語2B

2年次 英語3B、英語4B

文法 Grammar

基本的な英文法を習得することによって、英語で読み、書き、話す能力の向上を目指します。

1年次 英語1C、英語2C

夏期セミナー カナダ留学

カナダへの留学で、生きた英語と最先端の情報産業を体験します。

2・3年次 情報英語/北米社会と情報

※2年次か3年次のどちらか1回になります。

学外実習

学外実習を通じて、得た知見や経験をもとに、専門分野での知識向上、学習意欲の向上を図っていきます。

働くことで、今何をすべきかが見えてくる。

3年次の夏期休暇、国際学部は「インターンシップ」として、また、経営情報学部は「学外実習」として、選択授業で新潟県内を中心とした企業や自治体での就業体験を行います。働く現場を実際に体験することは、それぞれが目指す職業や適性を考えられる貴重なチャンス。同時に社会人としての責任の重さや心構えを育てます。この体験がその後、卒業までの学修モチベーションを大きく高め、就職への夢をより具現化してくれます。

学外実習

手応えと課題が明らかに

石橋 正教

4年(新潟市立万代高等学校卒業)

私はITサービス会社の学外実習に参加しました。IT業界の仕事に興味があり、これまで大学で学んできたことを、どこまで活かすことができるのか、試してみたいと思ったからです。実習では、運用部の業務体験としてサーバーの構築や動作確認、開発部による「SQL」、「C#」などプログラミングの演習という主に3つを行いました。サーバーの構築や動作確認では、サーバーOSのインストール、Windowsの初期設定など、普段は体験できないことをさせていただき、とても勉強になりました。SQLの演習では、テーブル上に存在するデータの探索やデータの更新などSQLの基本的な操作を学び、練習問題に取り組みました。さらにC#の演習では、Visual Studioを用いて、名前を表示するフォーム画面の作成といった基本から、予約システムの作成という応用まで、幅広く学びました。講師の方が本学のOBでもあったことから、就職活動のアドバイスや大学時代の経験など、いろいろお話を聞くこともできたのも貴重な体験でした。手応えとしては、基本的な演習こそ、大学で学んできた知識もあってスムーズに行えましたが、より実践的な演習では、分からないことが多く、まだまだ勉強不足であることを改めて実感しました。今回の学外実習は、lT企業の仕組みを学び、プログラミングなどの体験ができただけでなく、自分に足りないものを知るいい機会になりました。実習で学んだことを忘れずに、今後の活動に活かしていきたいと思います。

卒業論文

卒業論文は研究ゼミナール/卒業研究での活動を中心とした大学4年間における勉学の集大成です。

経営情報学部では卒業論文の提出が必修となっています。
学生は研究ゼミナール/卒業研究で自分の取り組むべき課題を明確にしつつ、教員の指導を受けながら研究に取り組み、その成果を卒業論文としてまとめ、発表します。

①指導教員の選択

卒論1

2年次後期中に研究室訪問を行い、指導教員を選びます。

②研究課題の設定、取り組み

卒論2

3・4年次の研究ゼミナール/卒業研究において研究課題を設定し、研究を進めます。

③卒業論文の執筆と発表

卒論3

研究成果を卒業論文としてまとめ、卒業論文発表会で発表します。

JABEE

国際的に通用する技術者としての資質を備えていることが保証される資格です。(情報システム学科のみ)