国際文化学科
国際学部

■ ロシア現政権によるウクライナ侵略に対する国際学部の声明(2022年4月1日)

国際社会の将来を担う人材を新潟で育成します。

国際学部は、日々深化していく国際化時代に、地域と国際社会の平和と発展のために貢献できる人材をここ新潟の地より輩出することを目的に設置されました。
国際学部の3本の教育の柱である「国際理解」「外国語」「留学」はあなたの学びに相乗効果をもたらし、あなたの能力を飛躍的に高めます。
国際理解教育とは社会科学と人文学のさまざまな方法によって世界各地域の理解をめざす教育です。
世界を理解するために必要なもう一つの方法が外国語教育です。
外国語教育の目的は相互理解のための道具を手にすることであると同時に、言語そのものを深く理解することでもあります。
そして国際理解教育と外国語教育の延長線上に留学制度があります。
留学によってあなたは、体験を伴う「知」を獲得し、その結果、それぞれの地域を理解することができるのです。
新潟で学んだ誇りを胸に、広い見識と視野、そして着実な行動力を持った、いわば「地域発の国際人」として卒業するあなたの前途には、あらゆる可能性が広がります。

国際学部の学び

国際理解と外国語の習得、そして留学を3本の柱とした教育を行い
国際社会の将来を担う人材を新潟で育成します。

国際理解と外国語の習得、そして留学を3本の柱とした教育を行い国際社会の将来を担う人材を新潟で育成します。

3本の柱をつなぐ

3本の柱がそれぞれ補完しながら
世界を知り、肌で感じ、思いを伝達できる真の国際人へと成長させます。

3本の柱がそれぞれ補完しながら世界を知り、肌で感じ、思いを伝達できる真の国際人へと成長させます。

世界を理解するための道具

【必修英語】CEP・英語基礎

CEPは国際英語話者教員によるコミュニケーションのための英語です。英語基礎は、高校までに学習した文法や語彙力の再確認・補強を行い、1年次に英語の基礎力、運用力を徹底的に身につけます。

【主言語】英語・ロシア語・中国語・韓国語

全ての学生が、1年次から4つの言語のうちいずれか1つの言語を主言語として選択します。基礎から実践的な運用が可能になるまでの力を身につけます。

世界を理解するための道具

【必修英語】CEP・英語基礎

CEPは国際英語話者教員によるコミュニケーションのための英語です。英語基礎は、高校までに学習した文法や語彙力の再確認・補強を行い、1年次に英語の基礎力、運用力を徹底的に身につけます。

【主言語】英語・ロシア語・中国語・韓国語

全ての学生が、1年次から4つの言語のうちいずれか1つの言語を主言語として選択します。基礎から実践的な運用が可能になるまでの力を身につけます。

必修英語

必修英語

国際共通語としての英語。本当に使える語学力を身につけます。

国際学部では、外国語教育を国際理解教育の根幹と位置づけ、独自の教育プログラムを策定し、成果を上げてきました。
まず1年次に全員が必修英語として「CEP」と「英語基礎」を履修します。
CEP1・2では国際英語話者である教員とともに、コミュニケーションのための英語を学びます。
英語基礎1・2では高校までに身につけた英語の基礎学力の再確認・補強を日本人教員のもとでそれぞれ学びます。
これによって国際語としての英語の基礎力、運用力をしっかり身につけます。

Communicative English Program

C E P

国際学部は必修科目として

全員が1年次に週5日学びます。

英米の言語としてだけではなく、「国際共通語としての英語 English as a Lingua Franca(国際英語・ELF)」、特にアジアの言語としての英語でコミュニケーションが取れるように開発された本学独自の英語教育プログラムです。
国際英語話者である教員のもとで、徹底的に話す力、聞く力を養います。

 英語基礎 英語の基本を固める。

英語教育を専門とする日本人教員によって、高校までに身につけた文法や語彙力の再確認・補強を徹底的に行うとともに、さらなる4技能のレベルアップを図ります。

充実した環境で多角的に語学力をレベルアップ

必修英語(CEP・英語基礎)の教育成果を確認するため、英検やTOEICの受験を推奨、サポートしています。その結果、英検合格者数が極めて多い団体として、公益財団法人日本英語検定協会より「文部科学大臣賞」や「奨励賞」を受賞しました。

2017年 文部科学大臣賞 受賞
2018年 文部科学大臣賞 受賞

2019年 奨励賞 受賞
2020年 奨励賞 受賞
2021年 奨励賞 受賞

石井 隆寛 さん 2年

TOEIC IP(L&R) 955点

本学には、英語力を伸ばすために必要な環境が十分に整っています。1年次の必修科目であるCEPでは、個人の力量に合わせてクラス分けがされているため、自分に合ったレベルで授業を受けることができます。この授業は全て英語で行われ、聞く力や話す力といった実践的な能力を伸ばすことができます。もう一つの必修科目である英語基礎では、英文法を重視した授業が行われ、基礎力を養うために必要な知識を得ることができます。さらに、授業の中では、英検やTOEICの対策も行われ、資格勉強へのサポートも充実しています。学びたいことを自由に学ぶことができる恵まれた環境を十分に利用して、英語を勉強するだけでなく、英語を使ってさまざまなことを学んでいきたいと思っています。

石井 隆寛 さん 2年

TOEIC IP(L&R)955点

本学には、英語力を伸ばすために必要な環境が十分に整っています。1年次の必修科目であるCEPでは、個人の力量に合わせてクラス分けがされているため、自分に合ったレベルで授業を受けることができます。この授業は全て英語で行われ、聞く力や話す力といった実践的な能力を伸ばすことができます。もう一つの必修科目である英語基礎では、英文法を重視した授業が行われ、基礎力を養うために必要な知識を得ることができます。さらに、授業の中では、英検やTOEICの対策も行われ、資格勉強へのサポートも充実しています。学びたいことを自由に学ぶことができる恵まれた環境を十分に利用して、英語を勉強するだけでなく、英語を使ってさまざまなことを学んでいきたいと思っています。

英語・ロシア語・中国語・韓国語コース

英語・ロシア語・中国語・韓国語コース

言語についての認識の深まりは皆さんの知性を刺激し、成長させてくれます。
それは複数の言語を学ぶことでより深化し広がっていきます。
全員が1年次から必修英語と並行するかたちで、英語、ロシア語、中国語、韓国語の中から希望する一言語を選択し、徹底的に学び、国際化時代のビジネスで活躍する人材を育てます。

 +「主言語」に加え、もう一言語を「副言語」として選択可能(2年次前期より)

1年次から学んだ「主言語」に加えて、希望すれば2年次前期より新たにもう一つの外国語「副言語」を学ぶことができます。 例えば、1年次に「主言語」として選択したロシア語に加え、2年次前期から「副言語」として韓国語を選択でき、最長3年間しっかり学ぶことができます(学ぶ期間は任意です)。

標準コース 1年次 2年次 3年次 4年次
前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
 英 語  英語1 英語2 英語3 英語4 英語5 英語6 英語7 英語8
副言語 英語1 副言語 英語2 副言語 英語3 副言語 英語4 副言語 英語5 副言語 英語6
 ロシア語  ロシア語1 ロシア語2 ロシア語3 ロシア語4 ロシア語5 ロシア語6 ロシア語7 ロシア語8
副言語 ロシア語1 副言語 ロシア語2 副言語 ロシア語3 副言語 ロシア語4 副言語 ロシア語5 副言語 ロシア語6
 中国語  中国語1 中国語2 中国語3 中国語4 中国語5 中国語6 中国語7 中国語8
副言語 中国語1 副言語 中国語2 副言語 中国語3 副言語 中国語4 副言語 中国語5 副言語 中国語6
 韓国語  韓国語1 韓国語2 韓国語3 韓国語4 韓国語5 韓国語6 韓国語7 韓国語8
副言語 韓国語1 副言語 韓国語2 副言語 韓国語3 副言語 韓国語4 副言語 韓国語5 副言語 韓国語6
派遣留学 選択したコースに応じた留学先 派遣留学期間

複数の語学、幅広く学べる環境が整っています

相澤 裕花 さん 4年

在学時取得資格

英検2級、観光英検2級、漢語水平思考(HSK)筆記試験4級、TOEIC IP (L&R)655点、TOEIC IP(S&W)260点、中国語検定3級、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

中国語を専攻しています。私の履修しているクラスは10人程度で、習熟度に応じて授業が行われます。まず、発音や文法を学び、すぐに会話で応用練習をするため、より実践的に、中国語を習得することができます。また、選択した言語以外にも、複数の言語を学習できるのも特徴です。私の場合、中国語に加えて韓国語を履修し、聞く、話す、読む、書くという4つの技能を身につけることができました。一つの言語を究めることはもちろん、複数の言語を幅広く学習する環境が整っていることが、本学の魅力だと感じます。

相澤 裕花 さん 4年

英検2級、観光英検2級、漢語水平思考(HSK)筆記試験4級、TOEIC IP (L&R)655点、TOEIC IP(S&W)260点、中国語検定3級、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

中国語を専攻しています。私の履修しているクラスは10人程度で、習熟度に応じて授業が行われます。まず、発音や文法を学び、すぐに会話で応用練習をするため、より実践的に、中国語を習得することができます。また、選択した言語以外にも、複数の言語を学習できるのも特徴です。私の場合、中国語に加えて韓国語を履修し、聞く、話す、読む、書くという4つの技能を身につけることができました。一つの言語を究めることはもちろん、複数の言語を幅広く学習する環境が整っていることが、本学の魅力だと感じます。

本学で培った語学力をG7の通訳ボランティアで実践!

以前から国際学部では、通訳ボランティアを派遣してきました。2016年のG7新潟農業大臣会合と2019年のG20新潟農業大臣会合では、代表の5名が、ロシア語・中国語・韓国語・英語を使って活動。また、クルーズ船が新潟港に寄港する際にも、受け入れの観光ガイドを担当しています。今年は、5月11日から13日に行われるG7新潟財務大臣・中央銀行総裁会議に際して、新潟市からの委嘱を受け、2月には実施に先んじて、委嘱式と研修会に参加しました。代表の4名は、約80人のボランティアとともに、世界各国から来県する人たちへの立ち振る舞いや話し方など、世界会議でのマナーを学び、積極的に実践活動を行っています。

世界のさまざまな地域を理解

普段持ち歩いているスマートフォンを通して知る世界各地で生じている出来事は、遠く離れた世界のことではありません。私たちの生活と関わりを持ち、私たちの行動や発言にも影響を与え、のちに形となったものが文化となり後世に伝えられる場合があります。国際学部は、そうした文化の礎になる世界各地でのさまざまな出来事を理解し、考え、これを外国語教育により発信する力を身につけることで、国際社会に参加しようとする人材の育成を目指します。

世界のさまざまな地域を理解

普段持ち歩いているスマートフォンを通して知る世界各地で生じている出来事は、遠く離れた世界のことではありません。私たちの生活と関わりを持ち、私たちの行動や発言にも影響を与え、のちに形となったものが文化となり後世に伝えられる場合があります。国際学部は、そうした文化の礎になる世界各地でのさまざまな出来事を理解し、考え、これを外国語教育により発信する力を身につけることで、国際社会に参加しようとする人材の育成を目指します。

国際理解教育

世界の多様性を理解し、積極的に発言し、社会で行動する人材を育成します。

国際社会への認識を深めるために、国内外の文化科目を中心としながら政治や経済の視点も取り入れ、世界の動向に対して反応できる知識と教養が身につけられるような科目を配置しています。

 国際理解のための充実した科目群

国 際 研 究

地 域 研 究

国際政治学

グローバルに危機が展開する現代世界で、精確に<現実>を捉える術を学びます。手段は<政治的リアリズム(現実主義)>。歴史を教師としながら、冷静で、多角的な世界認識ができる、錆びないセンスを磨きます。

現代東南アジア論

東南アジアは、冷戦期にはベトナム戦争やカンボジア紛争など、有数の紛争地域でしたが、現在は、ASEANをはじめとする地域統合が進展しています。アジア・太平洋戦争、戦後賠償と援助、日系企業の進出、労働者の来日など、日本とも関係が深い東南アジアの地域形成について学びます。

国際協力論

国際協力は、何のために、誰が、どのように行うものなのでしょうか。国際協力の主体およびその活動の現状と課題を理解し、グローバル化する世界に生きる市民として、私たち一人ひとりが実践できる国際協力のかたちを考えます。

日中関係論

日中両国は尖閣諸島や歴史認識の問題で近年、両国関係をかつてないほど冷え込ませています。しかしその一方で、お互いがなくてはならない経済関係も築いています。過去、現在、未来の日中関係を身近な題材から考えます。

国際法

世界の国々にとっての共通ルールである国際法について、「今」世界で起こっている具体的なトピックを素材としてじっくりと学んでいきます。世界的な視野を養うためにはぜひ学んでおきたい授業です。英語やフランス語のメディアや資料も活用します。

ロシア文化論

ロシアの広大な国土の中には、さまざまな民族の人々が生活し、それに応じた文化が存在します。ロシア文化論は、ロシアが育んだ文化を多角的に紹介します。

EU論

EUは欧州諸国家の合意によって生み出された地域統合組織です。法をつくり裁判所もあり中進国なみの予算規模を誇り単一通貨ユーロも導入しています。まるで連邦国家と見紛うほどに発展してきたこの組織には、しかし重要な問題があります。一緒に考えてみませんか。

アメリカ史概説

植民地の経験を経て独立したアメリカ合衆国は、建国から247年、基本的な政治制度を変えていません。それは民主主義を実現する過程だといえますが、北米大陸のネイティブやアフリカ系の人々などを圧殺する過程でもありました。その意味について考えます。

国 際 研 究

国際政治学

危機の時代を生きるための<現実>認識を養う

グローバルに危機が展開する現代世界で、精確に<現実>を捉える術を学びます。手段は<政治的リアリズム(現実主義)>。歴史を教師としながら、冷静で、多角的な世界認識ができる、錆びないセンスを磨きます。

国際協力論

地球市民として関わる国際協力

国際協力は、何のために、誰が、どのように行うものなのでしょうか。国際協力の主体およびその活動の現状と課題を理解し、グローバル化する世界に生きる市民として、私たち一人ひとりが実践できる国際協力のかたちを考えます。

国際法

これを学べば真の意味での「国際人」に!

世界の国々にとっての共通ルールである国際法について、「今」世界で起こっている具体的なトピックを素材としてじっくりと学んでいきます。世界的な視野を養うためにはぜひ学んでおきたい授業です。英語やフランス語のメディアや資料も活用します。

EU論

EUの制度を学び、欧州のデモクラシーと法の支配について考える

EUは欧州諸国家の合意によって生み出された地域統合組織です。法をつくり裁判所もあり中進国なみの予算規模を誇り単一通貨ユーロも導入しています。まるで連邦国家と見紛うほどに発展してきたこの組織には、しかし重要な問題があります。一緒に考えてみませんか。

地 域 研 究

現代東南アジア論

紛争から復興し地域統合が進む東南アジアを学ぶ

東南アジアは、冷戦期にはベトナム戦争やカンボジア紛争など、有数の紛争地域でしたが、現在は、ASEANをはじめとする地域統合が進展しています。アジア・太平洋戦争、戦後賠償と援助、日系企業の進出、労働者の来日など、日本とも関係が深い東南アジアの地域形成について学びます。

日中関係論

世界の経済大国・日本と中国
東南アジアにおける共存関係の構築

日中両国は尖閣諸島や歴史認識の問題で近年、両国関係をかつてないほど冷え込ませています。しかしその一方で、お互いがなくてはならない経済関係も築いています。過去、現在、未来の日中関係を身近な題材から考えます。

ロシア文化論

世界一広い国土と多様な文化への旅

ロシアの広大な国土の中には、さまざまな民族の人々が生活し、それに応じた文化が存在します。ロシア文化論は、ロシアが育んだ文化を多角的に紹介します。

アメリカ史概説

アメリカ合衆国、建国247年の歴史について考える

植民地の経験を経て独立したアメリカ合衆国は、建国から247年、基本的な政治制度を変えていません。それは民主主義を実現する過程だといえますが、北米大陸のネイティブやアフリカ系の人々などを圧殺する過程でもありました。その意味について考えます。

体感し理解を深める体験

1年次に選択した言語(英語・ロシア語・中国語・韓国語)に対応して、アメリカ・ラトビア・中国・韓国の提携大学に2年次後期から約半年間留学できます。留学先で取得した単位は本学の単位として認定されますので、4年で卒業できます。本学では毎年50名前後の学生が留学に参加しています。また、韓国、中国、台湾の大学との交換留学制度もあります。さらに長期休暇を利用した短期の留学制度(異文化研修)も用意しています。

体感し理解を深める体験

1年次に選択した言語(英語・ロシア語・中国語・韓国語)に対応して、アメリカ・ラトビア・中国・韓国の提携大学に2年次後期から約半年間留学できます。留学先で取得した単位は本学の単位として認定されますので、4年で卒業できます。本学では毎年50名前後の学生が留学に参加しています。また、韓国、中国、台湾の大学との交換留学制度もあります。さらに長期休暇を利用した短期の留学制度(異文化研修)も用意しています。

派遣留学・交換留学・短期留学制度

言語能力を向上させるとともに、異文化理解を深め国際交流の重要性を体験的に学びます。

国際学部では、希望者を対象に提携先の各大学に留学できる多様な留学制度を設けています。異国に身を置いて生活することで、語学力の飛躍的な向上はもちろん、人間的にも大きく成長します。留学での経験は、今後の人生の大きな糧となることでしょう。

留学先での授業は本学の単位として認定されます。留学期間は2年次後期の約半年間です。

参加者全員に本学から、海外派遣留学奨学金(15〜40万円程度)が給付されます。

留学先はアメリカ、ラトビア、中国、韓国の4つの提携大学。どの国で学ぶかは1年次に選択する言語によって決まります。

派遣留学スケジュール

コース申し込み

ガイダンス
壮行会

出 発

帰 国

帰国報告会
報告書作成

アメリカ
セントラル・ミズーリ大学

ラトビア
ダウガフピルス大学

中国
華東師範大学

韓国
慶熙(キョンヒ)大学校

言語学習

個人の習熟度に合わせて少人数クラスが編成され、聞く、話す、読む、書くなどの各分野の授業が行われ、言語の総合的な運用能力を身につけることができます。また、各地域に関するプレゼン、討論、レポート作成など、各言語による地域研究の授業も行われます。

文化・歴史学習

各地域の社会や文化について広く学ぶため、伝統的な楽器の演奏、ス ポーツ競技の体験、市内見学、演劇鑑賞、各種イベントヘの参加などを通じてその地域の文化を多角的に体験します。各分野の専門家による特別講義を受講することもあります。

留学費用

派遣留学制度を利用して提携校に留学するには、本学2年次後期学生納付金 (537,500円)のほかに、留学にかかる費用として、往復航空運賃、宿泊費、生活費等(英語コースは100万円程度、ロシア語・ 中国語 ・ 韓国語コースは60~70万円程度)が参加学生の自己負担となります。ただし、参加者全員に本学から海外派遣留学奨学金 (一人あたり15~40万円程度)が給付されます。

留学期間は1年以内です。派遣留学制度と同様、留学先での授業は本学の単位として認定され、4年で卒業できます。

1934年創立。ソウルにあり9学部を持つ総合大学。留学生の受け入れに積極的な大学です。

1948年創立。24の学部を持ち約35%は世界各国からの留学生で、とても国際色豊かな大学です。

台湾・アメリカの4つの国際的なキャンパスに、約2万人の学生が在籍。多くの授業が英語で行われています。

長期休暇を利用し、さまざまな国々でその国の言語と文化を直接学ぶことのできる実践型の留学研修プログラムです。研修先はラトビア(ロシア語)、中国、韓国、台湾、ニュージーランドにある本学提携先6大学から、各自の希望に沿って、言語や期間を自由に選択できます。言語習得のみならず、さまざまな国籍の学生とともに学び、異文化理解を深め、国際社会で活躍のできる国際性豊かな人材の育成を目的としています。履修期間は1年から4年まで言語選択問わず、自由に選択できる多言語話者育成の魅力的かつ効果的なプログラムとなっています。提携校は以下の通りです(2023年度実績:ダウガフピルス大学、北京師範大学、華東師範大学、慶熙大学校、銘伝大学、国立ワイカト大学)。

新たな自分の可能性を発見し自信へとつながった留学体験

今田 壱 さん 4年

在学時取得資格

TOEIC IP(L&R)785点、 TOEIC IP(S&W)300点、英検準1級、 観光英検2級、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

ニュージーランドの国立ワイカト大学に留学しました。きっかけは、英語力を向上させたかったことに加え、異文化体験を通して視野を広げたいと思ったからです。留学中は英語の授業のほか、ニュージーランドの先住民族であるマオリの文化を体験したり、さまざまな国籍の大学生と交流する機会がありました。また、日常生活でも食文化などの違いに気づき、こうした体験によって、自身の考えを見直し、新たな価値観を得ることができました。異文化体験を通して他国の良さを発見したとともに、改めて日本の素晴らしさにも気づくことができました。また、さまざまな人と交流することで、自分の思いを積極的に伝える自信がつき、自身の新たな一面にも気がつきました。この経験は、可能性や視野を広げ、これからの人生で必ず役立つものになったと思います。

今田 壱 さん 4年

TOEIC IP(L&R)785点、 TOEIC IP(S&W)300点、英検準1級、 観光英検2級、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

ニュージーランドの国立ワイカト大学に留学しました。きっかけは、英語力を向上させたかったことに加え、異文化体験を通して視野を広げたいと思ったからです。留学中は英語の授業のほか、ニュージーランドの先住民族であるマオリの文化を体験したり、さまざまな国籍の大学生と交流する機会がありました。また、日常生活でも食文化などの違いに気づき、こうした体験によって、自身の考えを見直し、新たな価値観を得ることができました。異文化体験を通して他国の良さを発見したとともに、改めて日本の素晴らしさにも気づくことができました。また、さまざまな人と交流することで、自分の思いを積極的に伝える自信がつき、自身の新たな一面にも気がつきました。この経験は、可能性や視野を広げ、これからの人生で必ず役立つものになったと思います。

卒業論文

卒業論文はゼミナールを中心とした大学4年間における勉学の集大成です。

国際学部では卒業論文の提出が必修となっています。学生はゼミナール担当教員による卒業論文指導の過程で自分の取り組むべき課題を明確にしつつ、自ら論題を設定して研究に取り組み、その成果を1つの論文にまとめあげます。

①ゼミナールの選択

2年次後期に興味のあるゼミナールの卒業論文発表会に出席して選択。

②ゼミナール

教員と二人三脚で、執筆していきます。

③中間発表会

11月初旬に現在の進捗状況を発表する報告会を開催します。

④卒業論文最終発表会

卒業論文を書きあげたあと、発表会を開催します。

国際文化学科 研究室紹介

熊谷 卓 研究室

熊谷卓 准教授・博士(法学)

法律を「勉強する」のではなく
「自分ごと」として考えるきっかけを

「法律」と聞くと堅苦しく、取っつきにくいイメージがあるかもしれません。ただ、私たちに密接に結びついているのも事実です。特殊詐欺、成年年齢の引き下げ、LGBTQ。海外ではウクライナの戦争、韓国のBTSのメンバーの徴兵。こうしたトピック一つひとつに、国際法を含む法律や人権の問題が絡んでいて、決して人ごとではありません。当事者として「法律」を考えてほしい、そのきっかけをつくりたいと思い、授業では例えば、検察官のTVドラマなどを取り上げ、どの場面に法律が潜んでいるか、自分だったらどう対応するかを考えてもらいます。ゼミでは、私自身が国際法を専門にしていることから、英語の文献を読んだり、海外のニュースやドキュメンタリーをテキストに、日本との視点の違いを探っています。卒業論文は、学生にテーマを決めてもらっていますが、ヤングケアラーやコロナによる不登校、スクールカーストなど、学生自身が抱えてきた問題を再考し、発信する機会になっています。「勉強しよう」ではなく「1回くらい法律を考えてみよう」、そんな気持ちで「自分ごと」として法律を見ていきましょう。

卒業前に、ゼミの学生たちと撮影。クマなどの動物をあしらった「くまがいゼミ」のフラッグを学生が作ってくれました。

卒業前に、ゼミの学生たちと撮影。クマなどの動物をあしらった「くまがいゼミ」のフラッグを学生が作ってくれました。


SATO, Yasuko 研究室

佐藤泰子 講師

英語を磨いて
世界の扉を開きましょう

国際学部1年次の必修科目である英語基礎を中心に、観光英語の授業を担当しています。ベースには、私自身がアメリカ留学で学んだ「外国人に英語を教える」英語教授法のノウハウと、「なぜ日本人は英語を話せるようにならないのか?」という根本的な問いがあります。スピーキングの能力を上げるコツは2つ。留学と、生の英語を話す機会を増やすことです。留学では、提携以外の大学にも行けるよう後押ししたり、学外活動では、通訳ボランティアや英語での観光発信をフォローしたり。また、授業には留学生にティーチングアシスタントとして入ってもらい、リアルな英語に触れてもらっています。本学での留学は、選択言語の国はもちろんのこと、それ以外の国にも行くこともできます。また、留学の準備として重要な英検やTOEICの質問や相談には、いつでも応じています。研究室に掲げてあるように「Yasukoの扉は世界の扉!」。いつも研究室のドアを開けているので、英語のこと、留学のこと、試験のこと、なんでも相談に来てください。

ニュージーランドの国立ワイカト大学には、学生を引率して行くことも。ワイカト美術館の前で学生と撮影しました。

ニュージーランドの国立ワイカト大学には、学生を引率して行くことも。ワイカト美術館の前で学生と撮影しました。


瀬戸 裕之 研究室

瀬戸裕之 准教授・博士(学術)

「もう一つの視点」を養い
東南アジアや国際関係を捉え直す

タイ、インドネシア、ベトナム。こうした国々から、どんなことをイメージしますか?貧困、あるいは支援の対象でしょうか。しかし30年前と異なって東南アジアの国々は経済発展を遂げ、国際関係の中でも重要な位置を占め、日本にとって対等なパートナーになりつつあります。世界を「南北」という軸で考えても、かつては北が先進国、南が途上国でしたが、後者は新興国として、その独自性や中立外交で注目されています。担当している「現代東南アジア論」「南北問題」の授業やゼミでは、歴史を踏まえつつ現在の東南アジアを伝え、いわゆる「大国」ではなく中小国から国際関係を見るという視点を養います。こうした見方は、若い学生こそ、得やすいのではないでしょうか。アルバイト先などで、東南アジアの学生に触れる機会も増えているでしょうし、先入観がないことから、”強者-弱者”という古い関係性にも縛られないからです。「もう一つの視点」を持つことで、国際関係も社会の見方も変わります。社会に出る前に、学びを通して複合的な視点を身につけましょう。

専門とするラオスを含め、東南アジアの戦争と社会の関係について共同研究、その成果をまとめた著作(右)と最近、関わった東南アジア政治に関する書籍(左)。

専門とするラオスを含め、東南アジアの戦争と社会の関係について共同研究、その成果をまとめた著作(右)と最近、関わった東南アジア政治に関する書籍(左)。


藤本 直生 研究室

藤本直生 准教授

ゼミでは、映画やドラマをテキストに
セリフから文化と社会を読み解きます

映画やドラマで交わされる何気ない会話には、さまざまな情報や社会のあり方が映し出されています。国、地域、民族、年齢、階級、ジェンダー。男性と女性では、使う言葉が異なる国も少なくありません。社会の中でどう言葉が使われているか、文化を通して言語を読み解くのが「社会言語学」です。ゼミでは、海外や日本の映画を取り上げて、登場人物のセリフから人間関係や人物の背景を分析しています。ゼミの進行も英語ですが、最終的には、英語で卒業論文を書くのが目標です。さらに発表の際には、スウェーデン・ダーラナ大学の日本語学科の学生たちにオンラインで参観してもらい、意見交換も行います。「英語で論文」と聞くと、ハードルが高いと思われるかもしれませんが、1年次の援業からライティングの力を養い、徐々にレベルを上げていくので大丈夫です。今年も、ゼミの学生は全員、目標をクリアし、達成感を持って卒業していきました。何より、自分に自信がつきます。「英語で成果を上げたい」という学生は藤本ゼミへ。楽しく、一緒にスキルアップしましょう。

公立の学校に配布されるALT(外国語指導助手)と担当教員が協働する「チームティーチング」も研究テーマ。英語でまとめた論文を、2020年にイギリスの出版社から発刊した。同じ内容のソフトカバーも出版予定。

公立の学校に配布されるALT(外国語指導助手)と担当教員が協働する「チームティーチング」も研究テーマ。英語でまとめた論文を、2020年にイギリスの出版社から発刊した。同じ内容のソフトカバーも出版予定。