「料理教室・食文化講演会(ロシアとインド)」の開催

 2026年6月18日(木)、「ロシアの伝統料理~シチーとピロシキ~とインドの豆カレーを味わう」をテーマに、本学国際学部国際交流事業「料理教室・食文化講演会」企画の第2回を開催いたしました。

【活動概要】

食は人と人をつなぎ、新しい世界を知る大切なきっかけになります。

本学国際学部では食を通じた国際交流活動の一環として、2026年6月18日(木)、本学みずき野キャンパスにてロシアの伝統料理とインドの豆カレーを作る活動を通じて食文化を考えました。本活動には、本学の1~4年生のロシア語クラス11名、 と国際学部2年生(井堂教員ゼミ16名)が参加しました。

ロシア料理としては、伝統的なシチー・スープ、ヴィネグレットと呼ばれる茹で野菜のピクルス風サラダ、事前に発酵させておいたパン生地を用いたピロシキ、フローズンベリーを使ったモルス飲料を作りました。

◎ シチー・スープ(Shchi)

古代ロシアの食卓を象徴する伝統的なスープです。9〜11世紀、ビザンツからキャベツ栽培が伝わった以後、ロシアの家庭料理の中心的存在となりました。 断食期間か、肉食が許される時期かによってレシピが大きく変わり、季節によっても味わいが異なります。冬は発酵させた酸味のある発酵キャベツ (ザワークラウト)を使い、夏は新鮮なキャベツで軽やかに仕上げます。 現代では、トマトをわずかに加えて酸味を整えるバリエーションも一般的です。素朴ながら滋味深く、ロシアの暮らしに根付いた温かい一杯です。

◎ ヴィネグレット(Vinegret)

シチーやピロシキのような古典料理に比べると、比較的新しいロシアのサラダです。 その名称はフランス語の vinaigrette(酢と油を合わせたドレッシング)に由来し、19世紀にロシアがフランス料理の影響を受けたことで現在の形へと発展しました。 ビーツ、じゃがいも、にんじん、ピクルス、発酵キャベツ、グリーンピースなど多彩な野菜を用い、鮮やかな色合いと優しい酸味が特徴です。ビーツの抗酸化成分や野菜の食物繊維が豊富で、栄養価の高い家庭料理として親しまれています。

◎ ピロシキ(Pirozhki)

ロシアで古くから伝わる「具を生地で包んで焼く(または揚げる)」という調理法を代表する料理です。 肉、魚、きのこ、キャベツ、ゆで卵などの塩味の具材から、りんごやベリーを煮詰めた甘いフィリングまで、地域や家庭によって多彩なバリエーションがあります。 今回は全粒粉を使った生地で、昔ながらの素朴な風味が際立つピロシキを二種類作りました。きのこ・鶏肉・玉ねぎを包んだ香ばしい具材のものと、煮りんごやベリーを詰めた甘いタイプの組み合わせです。

◎ モルス飲料(Mors)

非常に古い歴史を持つロシアの伝統的な飲み物で、基本は水と蜂蜜というシンプルな組み合わせです。 そこに季節の果物やベリー、時にはハーブを加えて作られ、果汁をしぼって加えることで自然な甘酸っぱさが生まれます。 今回はラズベリーとチェリーのベリーの組み合わせに蜂蜜のまろやかさとミントの爽やかさを加え、夏にも冬にも楽しめるバリエーションを作りました。

南インド風料理として、レンズ豆カレー、ジャスミンライス、ヨーグルト胡瓜サラダを作りました。韓国語専攻の学生の希望で、旬の夏野菜であるズッキーニを用いたチジミも焼きました。今回も食材はすべて、新潟各地および本学キャンパスに近い赤塚近辺で収穫されたお野菜や地元のお店で購入した新鮮な材料を使いました。

今回も大賑わいの参加者となりましたが、普段馴染みのない食材や調理法に触れ、食を通じた楽しい異文化体験となりました。

参加者に配ったレシピのサンプル

調理風景

(ピロシキ作成中二次発酵中)

フローズンベリーの飲み物と

ビーツ野菜のサラダ

ズッキーニを用いたチジミ作成中

シチー

完成版(シチー、ビグレットサラダ、

ピロシキ、レンズ豆カレー、

フローズンベリーの飲み物)

【2026年度国際学部事業(料理教室・食文化講演会):実施済みの活動報告】

「カンボジア料理教室・食文化講演会」の開催