情報システム学科
経営情報学部

経営情報学部

情報システム学科

社会の未来を創る

情報システム学科

社会の未来を創る

「情報システム」で未来の社会に貢献

情報システム学科では社会基盤である「情報システム」について幅広く学ぶことで、情報システムをベースとしたモノづくりができる人材、情報システムを活用して未来の社会に貢献する人材を育成します。
人間は情報を判断して何をするかを決めます。
そのような情報や労働力がどんどん情報システム化されてきて人間社会が目指す未来の大きな基盤になりつつあります。
情報システム学の原理や応用を学び社会に加わることで、そのような未来の構築に貢献することかできます。

目指せる職業

[情報システム企画・開発・運用・保守職(含システムエンジニア)][AIプランナー/AIエンジニア][システムアナリスト][ネットワークエンジニア] [ITスペシャリスト]など

情報システム学科3つの学び

01 情報システムの理論を学ぶ

情報システムとは、「情報」の「システム」のこと。数学や情報科学などの基礎科学や、工学、情報システム学の各種基礎的分野の知識を身につけ、理論的に理解していきます。

【科目例】
コンピューターシステム、人工知能、データサイエンス、情報倫理、線形数学、コンピュータビジョン、知識情報、機械学習など

02 情報システムの構築を学ぶ

情報システムは、人間および、社会の問題解決のために構築されるものです。
構築の基本は、要求定義、設計、製造、テストで、一貫した知識体系を学ぶことで身につきます。

【科目例】
ソフトウェア開発、オブジェクト指向開発概論、プログラミング環境、情報システム設計、情報システム開発、データベース論、ネットワークコンピューティング、オペレーティングシステム など

03 情報システムの運用を学ぶ

情報システムは、運用を通して、社会に役立たなくてはなりません。特に、主要ビジネスにおいては、 データベース、セキュリティ、ネットワークに関わる情報システムの運用・保守が必須です。
近い将来、AIと情報システムが融合して、未来の社会基盤になることは避けられず、広い意味での情報システムの応用を学ぶことで、社会に活躍できる人材となります。

【科目例】
情報システム、情報産業、情報セキュリティ、情報アクセスシステム、情報倫理、情報論、情報プロジェクト特論、ビジネス情報モデル など

多彩な講義の中から、その一部を紹介します。

多彩な講義の中から、その一部を紹介します。

 情報システム

情報システムの基本技術と応用について学びます。生活に身近な事例を取り上げて、情報システムの開発者、利用者、サービス提供者の立場から考えます。特に、社会や企業などの人間活動との関りが情報システムに必要であることを学びます。

 オブジェクト指向開発概論

オブジェク卜指向分析、設計、プログラミングは、ソフトウェア設計の抽象化技術として重要です。この授業では、UML とJ avaを使用して、情報システムの構築におけるオブジェク卜指向の分析、設計、プログラム作成の技術を学びます。

 ネットワークコンピューティング

情報システムが基盤になる現代社会ではネットワーク技術が必要不可欠なものとなっています。小規模な閉じたネットワークであるLAN、大規模でオープンなインターネットについてそれらの仕組み、運用、セキュリティの考え方と対策について学びます。

 プログラミング環境

コンピュータによりプログラムを作成する際に必要なソフトウェアに関する知識や技術を学びます。企業などにおける情報システムを運用するサーバ、アプリケーション開発環境、組み込みシステムなどで用いられているLinux OSを学びます。

 マルチメディア情報

マルチメディア情報処理はIT社会の一翼で、先人の知恵と発想が結集され、今後の発展が期待されます。この授業では、マルチメディアのアナログ技術から最新のデジタル技術まで学び、情報技術の利活用方法を修得します。

 人工知能

人工知能を自ら実装することを学びます。人工知能の技術は近年大きく進歩し、自動運転や画像認識などの情報システムで不可欠となりつつあります。実装には、ゲーム=現実世界を抽象化したものを利用し、人工知能への理解を目指します。

 データベース論

情報システムへの応用範囲が広いデ一タベースについて、利用される技術や仕組み、概念、モデルなどについて学びます。特に関係デ一タベースを中心に説明し、主キーや正規化を具体的に理解して、デ一タベース設計、利用における基本技術を習得します。

 経営学入門

経営情報学部の学びとして経営学の基礎について学びます。はじめて経営学に触れる学生のために、基本的な知識を包括的に分かりやすく解説します。

 経営情報論

経営情報学部の学びとして経営情報学の基礎についても学びます。「経営」「情報」「ビジネスモデル」の理論について学びながら、さまざまな産業の製品やサー ビスの分析と設計の仕方を演習します。

 情報処理演習

基礎から専門まで、スキルに合った授業で情報技術を身につける

本学の情報処理演習は、高校で情報関係の授業をあまり受けてこなかった人も無理なく習得することができるようプログラムが組まれております。基礎から高度な最新技術までを自分が希望する演習の中から選らぶことが可能です。アプリケーションの使い方からプログラミング、さらにパソコンの組み立てまで、充実した演習内容です。

   情 報 処 理 演 習 演 習 内 容
入門 マイクロソフト オフィス スペシャリスト
(MOS)一般レベル
初心者対象Word、Excel基礎 マイクロソフトOfficeの演習
目指せる資格 入門: マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)一般レベル
M:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)上級レベル
M マイクロソフト オフィス スペシャリスト
(MOS)上級レベル
Word、Excel応用
D C#、SQL C#(オブジェクト指向プログラミング)
SQL(データベース)
C#、SQLの演習
C言語が進化したオブジェクト指向言語であるC#、およびリレーショナルデータベースの問い合わせ言語であるSQLを学びます。
P1 C言語 C言語 基礎 伝統的なプログラミング言語であるC言語を用いて、データ型、演算、分岐、繰り返し、配列を学びます。P1修了者はP2で、関数、ポインタ、構造体などを学ぶことが推奨されます。
P2 C言語 C言語 ポインタ、構造体など
H マイコン・センサ
web環境構築
OS(Linux)のインストール
ネットワークの設定
ウェブサーバの構築
ラズベリーパイ
サーバ構築とセンサ系システムの演習
Linux OSによるサーバ構築やネットワーク設定、ラズベリーパイによるセンサの制御などを学びます。
   情 報 処 理 演 習 演 習 内 容
入門 マイクロソフト オフィス スペシャリスト
(MOS)一般レベル
初心者対象Word、Excel基礎 マイクロソフトOfficeの演習
目指す資格 入門:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)一般レベル
M:マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)上級レベル
M マイクロソフト オフィス スペシャリスト
(MOS)上級レベル
Word、Excel応用
D C#、SQL C#(オブジェクト指向プログラミング)
SQL(データベース)
C#、SQLの演習
C言語が進化したオブジェクト指向言語であるC#、
およびリレーショナルデータベースの問い合わせ言語であるSQLを学びます。
P1 C言語 C言語 基礎 伝統的なプログラミング言語であるC言語を用いて、データ型、演算、分岐、繰り返し、
配列を学びます。P1修了者はP2で、関数、ポインタ、構造体まどを学ぶことが推奨されます。
P2 C言語 C言語 ポインタ、構造体など
H マイコン・センサ
web環境構築
OS(Linux)のインストール
ネットワークの設定
ウェブサーバの構築
ラズベリーパイ
サーバ構築とセンサ系システムの演習
Linux OSによるサーバ構築やネットワーク設定、ラズベリーパイによる
センサ制御などを学びます。

プログラミングを究めて、デジコングランプリの優秀賞を受賞

石高 駿伍さん

小学生の頃からパソコンを触るのが好きで、高校時代には自らプログラミングを始め「にいがたデジコングランプリ」に応募、プログラミング教育部門で優秀賞をもらいました。本学の2年次には、同じグランプリの同部門で最高位のグランプリを受賞。キャラクターを操作してゴールを目指すゲームで、ゲームを通して初心者でも自然にパソコンに 慣れ、プログラミングの基礎を身につけられるように考えました。とあるパズルゲームにヒントを得て、一昨年からアイデアを温めていましたが、やりきれず昨年再挑戦。結果を出すことができて、とてもうれしく思っています。

情報システム学科を選んだのは「プログラミングのスキルを究めたい」と思ったからでした。「情報処理演習」では新たにプログラミングC言語を覚え「これまでできなかったプログラミングができそう」と道が開けた感じがしました。3年次から始まるゼミは、幅広いプログラミングのできる研究室を選択。教育系のアプリをさらに発展させ、園内最高峰と言われる「U-22プログラミング・ コンテスト」で成果を出したいと思っています。そして卒業後は県外のゲーム系会社で、プロ グラミング言語を自由に使いこなせるプログラマーになるのが夢です。

Flow RPG

「にいがたデジコングランプリ2023」で優秀賞を受賞した「Flow RPG」

youtube「Flow RPG」 (にいがたデジコングランプリ2023 【プログラミング教育部門】  グランプリ)

情報システム学科 研究室紹介

宇田 隆幸 研究室

宇田隆幸 教授・博士(情報科学)

AIもデー タサイエンスもツー ル。
何ができるのかを考え、社会とつなげて

Al、データサイエンスと聞くと「難しそう」と思われるかもしれません。しかしAlもデータサイエンスも一つのツール。大切なのは、社会の課題解決につなげることです。解析や数式はソフトウェアに任せればい い、そんな考えから「情報論」では数学を使わず、データ分析やAlで何ができるのかを伝えています。現在、社会で求められているのは、 データサイエンスによって解決できるか否かを見極める能力、そして 解析結果を企業に適用するコーディネーターです。学生の将来に 向けて、そうした資質を養うことが目的です。ゼミでは私自身の専門でもある思考分析をテーマにする学生が多く、今年の卒業研究では 「新潟の不満とは?」を解析ソフトを使って調べた学生がいました。 今、ビッグデータが注目されていますが、こうしたスモールデータからも、さまざまな意識や行動が読み取れ、企業ではマーケティングに活用されています。身近にある疑問や課題を感じている学生はぜひ、ス
モールデータから世の中を読み解いていきましょう。

学生の卒業研究から。解析ソフトを使って、新潟に固有の不満を抽出したところ、とても興味深い結果が出ました。

学生の卒業研究から。解析ソフトを使って、新潟に固有の不満を抽出したところ、とても興味深い結果が出ました。

情報システム学科 教員紹介

経営情報学部(共通)

経営情報学部では、AI社会ネットワークでの経営と情報システムを学びます。
「経営」に不可欠なものは「ヒト」「モノ」「カネ」と「情報」。
「情報システム」に不可欠なものは「インターネット」「通信」「情報セキュリティ」と「AI」です。
これらの知識や技術を習得することで、AI時代において経営や情報の分野で活躍できる人材を育成します。

新しい価値を創造する

経営学科

経営学科では、経営資源である「ヒト、モノ、カネ、情報」を有効に組み合わせ、新しい価値を創造できる人材を育成します。
そのために、「経営や情報の基礎を学ぶ」「人や組織の行動を学ぶ」「物やお金の流れを学ぶ」の3つの学びを大切にしています。

社会の未来を創る

情報システム学科

情報システム学科では、社会基盤である「情報システム」について幅広く学ぶことで、情報システムをベースとしたモノづくりができる人材、情報システムを活用して未来の社会に貢献する人材を育成します。

経営情報学部の学び

経営学と情報システム学に関する基礎教育

経営情報学部では、経営・ 情報システムの両学科の学生が、経営学に関する基礎的な知識、経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)のマネジメント技術、情報システム学に関する基礎的な知識、システムの戦略的なプロセスの実践に活用できる知識や技術などを習得できるように、学部の必修科目共通科目を配置しています。

学部の必修科目

経営入門、AI・データサイエンス入門、統計学、基礎ゼミナール、英語

学部の共通科目

経営情報論、簿記基礎、FP特論、情報システム、情報とコンピューティング、経営管理論、情報論理、情報処理演習入門、マーケティング、財務会計論、流通論、情報論、情報セキュリティ、人工知能 など

地域連携(産官学)

新潟国際情報大学は、地域と共により良いまちづくりに貢献します。

留学(夏期セミナー)

2〜4年次を対象に、約4週間にわたりカナダのアルバータ大学で実施されます。生きた英語と最先端の情報産業を学ぶことができます。

資格を授業でサポート

経営情報学部では、学問的に高度なレベルを追求するだけでなく、社会に必要なスキルも磨きます。

授業でサポートする資格

経営関連

資格 科目
経営学検定 経営学入門、経営組織論、経営戦略論、経営管理論、マーケティング、人的資源管理 など
ファイナンシャル・プランニング(FP)
技能検定
FP特論1(3級前半に対応)
FP特論2(3級後半に対応)
日商簿記検定試験 簿記基礎(3級に対応)など
ビジネス会計検定試験 財務会計論(3級に対応)など

情報システム関連

資格 科目
マイクロソフト オフィス スペシャリスト
(MOS)
情報処理演習入門(スペシャリストレベル(一般)に対応)
情報処理演習M(エキスパートレベル(上級)に対応)
ITパスポート 基本情報処理演習1、基本情報処理演習2 など
基本情報技術者試験 情報とコンピューティング、基本情報処理演習1、基本情報処理演習2 など
情報セキュリティマネジメント試験 情報セキュリティ など

国際社会に対応した英語教育

1年次から3年次までの継続的な英語学習の積み重ねによって、「使える英語力」を身につけることができます。

個人の習熟度に合わせて、読む・話す英語、基本的な英文法を学びます。

英語は1年次から3年次までの間、個人の習熟度に合わせてクラスを編成し、読む・話す英語、基本的な文法を学びます。さらにカナダ・アルバータ大学での夏期セミナーで生きた英語に触れたり、TOEICを通じて習得した英語力を試したりすることができます。

読む Reading

現代社会のさまざまな話題を読み、基礎的な英語読解力の向上を目指します。

1年次 英語1A、英語2A

2年次 英語3A、英語4A

3年次 英語5A、英語6A

話す Speaking

外国人教員による授業で、英語コミュニケーション能力の向上を目指します。

1年次 英語1B、英語2B

2年次 英語3B、英語4B

文法 Grammar

基本的な英文法を習得することによって、英語で読み、書き、話す能力の向上を目指します。

1年次 英語1C、英語2C

夏期セミナー カナダ留学

カナダへの留学で、生きた英語と最先端の情報産業を体験します。

2・3年次 情報英語/北米社会と情報

※2年次か3年次のどちらか1回になります。

インターンシップ

インターンシップを通じて、得た知見や経験をもとに、専門分野での知識向上、学習意欲の向上を図っていきます。

働くことで、今何をすべきかが見えてくる。

3年次の夏期休暇中に新潟県内を中心とした企業や自治体での就業体験を行います。働く現場を実際に体験することは、それぞれが目指す職業や適性を考えられる貴重なチャンスです。同時に社会人としての責任の重さや心構えを育てます。この体験がその後、卒業までの学修モチベーションを大きく高め、就職への夢をより具現化してくれます。

卒業論文

卒業論文は研究ゼミナール/卒業研究での活動を中心とした大学4年間における勉学の集大成です。

ゼミナール/卒業研究

少人数制で教員と学生の距離が近く、学ぶ喜びと大学生活の楽しさがあります。

ゼミナール(ゼミ)とは、教員と学生が少人数のグループで研究活動を行う授業です。幅広い分野から、興味のあるテーマや研究室を自分で選ぶことができます。少人数でやり取りするため、教員や仲間との聞に交流が生まれ、大学生活ならではの楽しさの中で“学ぶ“意欲を育みます。

1年次

何をどう学ぶか。
ゼミの基礎を習得


文献の読み 方に始まり、新聞や雑誌、インターネットでの検索方法、レポートのまとめ方や発表の仕方、討論の方法を学びます。ゼミの基礎を身につけることは、大学での学びにも役立ちます。

2年次

専門的な研究を
スタート


自身の興味や関心に沿ったテーマを選び、専門的な研究を進めます。文献を読み、調査やフィールドワークを行い、さらに実習などを通じて実践的な学びを習得します。

卒論1

3年次

発表と討論を通して
専門への理解を深める


個人やグループでテーマを設定し、発表と討論を繰り返し行うことで研究を深めていきます。学内外で研究の成果を発表する機会もあり、個人の成長にも結びつきます。

卒論2

4年次

卒業研究・卒業論文を
完成させる


研究を発展させ、大学の学びの集大成である卒業研究・卒業論文を仕上げます。構成から論理展開、効果的な伝え方などゼミで培った知識とスキルを活かし、学びの成果とします。

卒論3

卒業論文

卒業研究・卒業論文は大学4年間の集大成です。

1年次に始まるゼミの学びを、4年次で卒業研究・卒業論文という形にまとめます。全ての教員がゼミを受け持っているため、選べるテーマは幅広く、バリエーションに富んでいます。卒業論文をまとめるにあたっては、教員が1対1でサポートします。完成後も卒業論文を発表したり、教員や研究室からのフィードバックを行うことで、成果を共有し、将来の糧とします。

経営情報学部では卒業論文の提出が必修となっています。
学生は研究ゼミナール/卒業研究で自分の取り組むべき課題を明確にしつつ、教員の指導を受けながら研究に取り組み、その成果を卒業論文としてまとめ、発表します。

金子 広樹さん

2024年本学卒業

外出時に利用できる風景に合った楽曲を自動再生するアプリの開発

風景と音楽を連動させるアプリを研究テーマに選んだのは、好きな音楽と学んできた人工知能を組み合わせたかったこと、さらに外で音楽を聞く時「毎回、音楽を選ばなくていいようにできたらいいな」と考えたからです。具体的にはスマホで写真を撮影すると、その写真に合わせた楽曲が再生されます。例えば田んぼを撮影すると落ち着いた楽曲、ビルを撮影すると軽快な楽曲が再生されるといった具合です。また、ユーザーの好きな楽曲が再生されるような工夫も組み込んでいます。研究を進める中で課題だったのは、風景と楽曲をどのように結びつけるかということ。過去に同じようなアプリがなかったため、研究室の先生からアドバイスをいただいたり、学内の図書室の書籍を活用したりして、解決を目指しました。その結果、画像と楽曲をつなげる前に、テンポなどのデータへいったん変換することで精度の高いレコメンドが実現できました。この卒業研究を通して、主体的にシステムを開発する力が身についたと実感しています。

JABEE

国際的に通用する技術者としての資質を備えていることが保証される資格です。(情報システム学科のみ)