2026年度第2回国際学部スタッフセミナーの開催
2026.07.08
2026年6月24日(水)、2026年度国際学部スタッフセミナーの第2回企画として、カンボジア人講師お二人をお招きし、ご講演頂きました。
題 目: 「当事者の声から問う日本の難民認定――認定・収容・仮放免の現実」
講 師: カット・ソムニアンさん(在日カンボジア救国活動の会・2025年難民認定)
ター・サウォンさん(キャンドルライト党日本支部・難民認定申請中)
対象者: 本学教職員・学生
日 時: 2026年6月24日(水)5限
場 所: 本学みずき野キャンパス 国際交流センター
趣 旨:
日本の難民認定率は国際的に見て極めて低水準にあり、その制度的問題はたびたび国内外から指摘されてきました。しかし、統計や法制度をめぐる議論だけでは、制度の実態が当事者にとって何を意味するのかは見えてきません。
本セミナーでは、日本における難民認定の現実を当事者自身の言葉から問い直すことを目的とし、カンボジアのお二人を講師としてお招きしました。政治的迫害を逃れて来日されたお二人の経験から、日本の難民認定制度が生み出す現実の、対照的な二つの側面が示されました。ソムニアンさんは、申請から4年を経てようやく難民認定を受けましたが、その4年間は、不安定な法的地位のもとでの生活困窮、立証の困難、そして孤立した申請者を支える制度的基盤の乏しさとの闘いでした。難民認定は彼女にとってゴールではなく、その後も続く困難の中で、認定という法的地位が実際に何を保障し、何を保障しないのかを証言していただきました。一方、サウォンさんは、現在も難民認定が認められないまま監理措置下にあります。帰国すれば迫害を受ける危険が明白であるにもかかわらず申請は退けられ続け、入管施設への収容・強制送還の危機にまで至った経緯、収容中に経験した実態、そして就労も許されない被監理者という宙吊り状態のもとで日々をいかに生きているかを語っていただきました。

第2回スタッフセミナーの講演風景
(2026年6月24日、新潟国際情報大学みずき野キャンパスにて)
【2026年度国際学部スタッフセミナー:実施済みの活動報告】