新潟の国際化、そして日本の多文化共生について考えます。異文化理解の授業やゼミ活動を通して、特に専門のイスラーム論に即して日本に住むムスリム(イスラーム教徒)の生活と文化について紹介しています。日本全国にある80を超えるモスク(イスラーム礼拝所)のうち、新潟には2つのモスクがあります。これまで新潟大学近くのアンヌ―ルモスクの見学や留学生との交流活動を進めてきました。近年は東港に近い2つ目のモスクであるイスラミックセンター新潟のムスリムとの交流も始めています。写真は、同センターのマリク・カーン氏の講演「新潟の国際化―モスクから見るイスラームとの共生」にゼミ学生とともに参加した時の様子です。イスラーム文化や生活習慣などを知る良い機会となり、これまで私たちがイスラームに抱いていた歪んだイメージを変えてくれるものでした。今後はムスリムだけではなく、技能実習生などで働く様々なルーツの外国の人々とも交流して日本社会の未来を考えていきます。