国際学部の学び

「COOL LOCAL」のヒントを得た大学時代

株式会社テクノファーム 取締役副社長・ディレクター

小林 友 さん

1998年本学卒業(新潟県立新潟南高等学校卒業)

 新潟を拠点に、出版物や動画、Webサイトの制作をする「テクスファーム」で ディレクタ ーとして働いています。NUIS卒業後に、普通の会社員をしながら、遊びでフリーペーパーの編集を手伝っていたことがきっかけで、広告や デザインの勉強をしないまま、今の会社の立ち上げに参加して、もう20年以上になります。

 会社のスローガンは「COOL LOCALJ。自分たちが暮らす街をもっと好きになってもらいたい。その思いを込めて、すべてのものを作っています。街にいる若者をモデルにしたフリーペーパーを創刊したのも、佐渡島ではない方の新潟の小さな離島・ 粟島のプロモー ションも、地元 ・ 新潟のニット工場とブランドを立ち上げたのも、根っこには、同じ思いがあります。すでに魅力的なものを持っているのに、まだ知られていない。それを伝えたいんです。

 特に、五泉市のニット産業については、使命感を持って携わっています。新潟県は、日本一のニット産地ながら、それを県民自身もよく知りません。誰もが聞いたことのある。一流ブランドの製品も作っているのに、その事実も技術の高さも伝わっていない。だから、有名フランドに負けない最高品質のニットを作って、産地だけで販売する。そうやって地元のニ外産業を少しずつ、正しく伝えていきたい。こういう考え方は「都会への憧れ」や「数の論理」とは、真逆のベクトルで、今の主流ではないかもしれない。でも、そこには自らの経験が反映されてます。

 10代の大学進学の時、20代の就職活動の時、そして、フリーペーパーで有名になった30代に東京進出の誘いがあった時。すべてのタイミングで、地方都市の暮らしを選んできました。僕は、都心の高層ビルで休みなくパリノ吋働いて高級車に乗るよりも、自分のペースで好きな仕事をして週末は家族と過ごし、中古のバイクで、昔の友だちに会いにいく。そういう暮らしに魅力を感じてしまう。この価値観は、大学時代に決定づけられました。

 NUISの1期生だったこともあり、先輩もいない白紙のような大学は、自分たちで考えて、それを実行できる。そんな土嬢がありました。当時のMacの最新機種が大学にあったので、そのソフトで自主映画を作って、大学祭に大講堂で上映させてもらったり。後夜祭と称して校内でDJイベントをさせてもらったり。NUISは、自由で、大らかで、やりたいことを後押ししてくれました。僕のベースは、間違いなく、大学での4年間に作られたと思います。

NUISを目指すみなさんへ


大学は、一生の友だちさえも作れる場所。NUISで出会った友だちは、今もよく会う大切な存在です。まだ何者でもない頃の、損得勘定のない友だちは、社会に出てからは、なかなか作れません。自分の「やってみたい」を声に出せば、同じ思いを持つ人たちは、意外に近くにいて、一緒に面白がってくれる。その経験や出会いは、人生の大きな財産になるはず。


 

「考えて話す」英語で、燕三条のものづくりを世界に発信

株式会社マルト長谷川工作所

六間口 紀恵 さん

2021年本学卒業(新潟明訓高等学校卒業)

 三条市にある工具と爪切りのメーカーで、営業と広報を担当しています。約30カ国への輸出が売り上げの7割を占めていることもあり、年に5~6回はドイツ、オランダ、台湾なと’海外の見本市に行っています。見本市では、道具の使い方だけでなく、燕三条がどんな地域なのかを、ものづくりの歴史とともに英語で伝えます。長年かけて培った技術があること、それが継承されて高い品質に結びついているこじすると、製品についてもより深く理解いただけで、新たな取引に結びついたこともありました。

 英語のコミュニケーションにおいては「何を話すか」が大事であることをNUISの英会話の授業や留学、そして通訳ボランティアを通して学びました。高校までは、与えられたテキストを読んだり書いたりするだけでしたが、大学のCEPの授業では「話したいことを英語にするJことに始まり、「考えて話すスキル」を身につけることかできました。また、新潟市から委嘱された通訳ボランティアでは、外国の方を案内するために地元のこと、なかでも燕三条の産業について学びを深めました。個人的に工場を見学するまでに興味を持ち、就職活動では「英語を活かしたい」と燕三条地域で海外展開をしてし、る企業に絞って活動しました。入社して3年の聞に製品のことを学び、ネイリストの資格も取ったので、今後はお客様を待っているだけでなく、新たなお客様を獲得できるように、積極的に商品のこと、地域のことを発信していきたいと思います。

NUISを目指すみなさんへ


NUISの先生方は、学生の考えや意思、意欲を尊重し、挑戦を力強く後押ししてくださいます。また、国際学部では、言語を多方面から学ぶことができるので、単に語学を習得するだけでなく、習得した言語で何を伝えたいのかを探してください。


 

積極的に参加し、調べて取り組む姿勢が業務の礎に

三条市役所

小柳 尚也 さん

2023年本学卒業(新潟県立三条東高等学校卒業)

 議会事務局という部署で議会の活動をホームページで知らせたり、本会議や委員会の会議録の作成、議長や議員をサポートする仕事に緊張感を持って取り組んでいます。議題に応じて、根拠となる法令や関連する例規を調べることも多く、大学のゼミで身についた「気になったことは積極的に調べて取り組む」姿勢がとても役に立っています。3年次のゼミでは、企業や自治体に赴いて「働くこと」についてのインタビューを行い、大学祭で発表。4年次のゼミでは、貧困層が住まいを持てない現状に注目し、住宅問題を調べ、卒業論文にまとめました。インタビューでも論文でも、事前にしっかり調べて向き合うことで、成果が得られることを実感しました。2年次はコロナ禍になり、大きく大学生活が変わりました。リモート授業が加わり、大学に行かない日も増えましたが「将来のことを考えたり、これまでできなかったことに挑戦するいい機会」と捉え、オンラインの課外活動に参加。NUISと新潟大学の有志・先生
と一緒に、地域活性化を持続させるための意見交換の場を、オンライン上に作りました。私自身は、地域活性に取り組む県内各地の学生団体へのヒアリングを担当。これをきっかけに「地域活性化に関わりたい」という気持ちが芽生え、卒業後の進路として市役所を選びました。もともと生まれ育った場所への思い入れもあって選んだ職場です。まだ1年目ですが「地域のために」という初心を忘れずに、業務に取り組んでいきたいと思っています。

NUISを目指すみなさんへ


NUISの先生方は、学生の考えや意思、意欲を尊重し、挑戦を力強く後押ししてくださいます。また、国際学部では、言語を多方面から学ぶことができるので、単に語学を習得するだけでなく、習得した言語で何を伝えたいのかを探してください。


 
経営情報学部の学び

デジタルデータの分析から施策を展開。大学での学びが考え方のベースに

株式会社河北新報社 デジタル戦略室 兼編集局コンテンツセンター

城戸 千尋 さん

2007年本学卒業(新潟県立新発田南高等学校卒業)

 東北地方のブロック紙である河北新報を編集・発行している宮城県仙台市の新聞社で、Web展開のための戦略を練り、実行するデジタル戦略室に所属しています。具体的には、1年前に誕生した有料版ニュースサイト「河北新報オンライン」の会員獲得を目指し、デジタルマーケティングとプロモーション企画を担当しています。

 現在の会社に入ったのは6年前。NUIS卒業後は新潟日報社に勤め、整理記者や支局の記者、メディア事業を経験しました。結婚して仙台市に引っ越してからも「幼い頃からの夢だった仕事を続けたい。ニュースに関わり続けたい」と中途採用で今の新聞社に入社しました。

 現在、デジタルデータの分析を行うなかで感じるのは「情報システム学科で学んだ頃と、ベースとなる考え方や手法は変わらない」ということ。分析を 行う前のデータの蓄積、仮説と検証の繰り返し。ニュースサイトの会員データ を集め、分析していると、これまでも当新聞を購読してくれていた方々が多く、読者層は紙媒体とあまり変わらないことが分かってきました。万人に網を投げるのではなく、河北新報のファンである方々に河北新報オンラインの魅力を知ってもらうことが、会員獲得の近道だと分かりました。プログラミングのプロセスも同じです。データを蓄積して知見を広げ、検証を行い、さらなる仮説を立て、研究結果を導いていく。その根底にあるのは「データは嘘をつか ない」ということ。これも、情報システム学科のゼミで学んだことです。

 幼い頃から「ニュース」が好きで、新聞社で働くことが夢でしたが、大学時代のゼミで、システムというものへの興味が深まり、新潟日報社の入社試験では 新聞製作システムを担当する技術部門を志望しました。それが後のメディア事業部での仕事に、さらには現在の会社のデジタル戦略という今の仕事につながっています。

 私生活では2年前に長男を出産し、育児休暇を経て、約1年前に仕事に復帰しました。復帰後は、個人として生きている実感、仕事を通して社会とつながっている実感をいっそう抱き「仕事を続けること」を積極的に選んでいこうと改めて思いました。紙媒体は過渡期にありますが、私たちの生活に関わるニュースという情報は、変わらず、求められ続けます。その最前線で働いていることを、いつか子どもにも誇りと思ってもらえるように、子育てとの両立を果たしていきたいと思います。

NUISを目指すみなさんへ


NUISの魅力は、先生や職員の方々が、友だちに近いくらいの距離感で、学生一人ひとりに向き合ってくれることです。ゼミも就職活動も、小規模大学ならではのきめ細かなフォロー体制があり、学生生活や学び、就職活動をサポートしていただきました。先生や仲間たちと刺激的な時間を過ごしたことは、今の糧になっています。


 

人と人とのつながりが大切な仕事。チームワークを磨いた大学時代

日本生命保険相互会社

粕谷 美里 さん

2020年本学卒業(新潟県立巻高等学校卒業)

 

 法人職域ファイナンシャルコーデイネーターとして、新潟支社に入社して4年目、今年から法人市場課のアシスタントリーダーとして、営業職員の支援を行っています。営業職員が、企業や官公庁などのお客様を訪れる時に同行したり、営業活動についてフォローやアドバイスをしたり。法人職域リーダーとともに新人の人材育成にも関わり始めています。

 生命保険会社を選んだのは「人と話す仕事がしたいJと思ったからでした。高校時代までは、初対面の人と話すのがあまり得意ではありませんでしたが、NUISに入ってから先生方を含め幅広い人と知り合ったこと、そしてアルバイトで4年問、スーパーのレジを担当して「知らない人と話すのは楽しい」と思うようになったのがきっかけでした。就職後は、営業という仕事にもスムーズに入ることができ、最短の3年でアシスタントリーダーになりました。

 新潟支社の法人市場認は、2つのグループに分かれていて、それぞれ営業職員、チーフ、リーダーと十数人のチームで動いています。チーム内で課題や解決策を話し合う時などは、大学時代のゼミでの共同研究が活きていると感じます。ゼミの仲間とは、さまざまな企業の財務諸表や貸借対照表を見て分析を行い、結果を共有し意見交換して提言をまとめました。仕事でも「やっていることは同じだな」と思い、積極的に意見を出しています。近い将来には、マネージングのスキルをもっと上げて、周囲から頼られる法人職域リーダーになりたいと思っています。

NUISを目指すみなさんへ


NUISはコンパクトな大学なので、例えば同じ学科の仲間とはすぐ顔
国II染みになり、自分から働きかければ、だれとでも関わりを持てるのが
魅力です。また、大学時代は時間があるので、何か一つのことをやり
続けることができます。興味のあることにチャレンジしてみてください。


 

演習で目覚めたプログラミングの魅力。独り立ちが目標です

JA新潟電算センター

澤田 輝 さん

2021年本学卒業(新潟第一高等学校卒業)

 JAグループ新潟の情報処理を担当する会社の開発事業部で、システム開発を担当してしぜす。県下のJAグループの顧客管理システムなどを作成し、取引をスムーズに進めるための手助けをしています。この仕事を希望したのは、大学時代の授業で、プログラミングの面白さを知ったからでした。特に演習では、毎回、与えられた謀題に対してプログラムを作成しましたが、無事に動いた時はほっとすると同時に、喜びがありました。「動くまでは分からない」ものだけに、動いた時には達成感があるのだと思います。それは現在の仕事でも同じです。要望を営業部門から聞いて作成したプログラムが思い通りの画
面になった時、あるいは情報の処理が素早くできた時はとてもうれしく、さらに「使いやすくなった」「早く仕上げてくれてありがとうJなどと言われると「次も頑張ろうJという意欲が生まれます。

 会社にはNUISの卒業生が多く、今の席は両隣が先輩。やはり同じ大学出身という近しさがあって、分からないことを質問する時にも聞きやすく、先輩からも、特別に目をかけてもらっています。

 今はまだ先輩たちに頼ることが多い毎日ですが、先輩たちのように、プログラミングの方針を素早く、明確に定めてスケジューリングして、一人の力で仕事をこなせるようになりたし叱思ってU唆す。

NUISを目指すみなさんへ


NUISの先生方は、学生の考えや意思、意欲を尊重し、挑戦を力強く後押ししてくださいます。また、国際学部では、言語を多方面から学ぶことができるので、単に語学を習得するだけでなく、習得した言語で何を伝えたいのかを探してください。