◆講座概要
 日本経済は世界経済・アジア経済と切っても切れない関係にあります。世界経済・アジア経済はこの15年ほどで構造的に大きく変化しており、日本もその影響を強く受けています。最大の構造変化は、世界における米国経済の相対的な低下と中国やインドなど新興経済の急速な台頭です。日本経済の国際的な沈下も著しいです。
 この講座では、世界経済の構造変化の持つ意味、深刻化する米中対立やロシアのウクライナ侵攻のもたらす影響、アジア経済の役割、日本にとっての選択について考えます。講師と受講生の間の質疑応答だけでなく、受講生同士の間の議論を重視します。毎回、直近の新聞記事を題材として取りあげ、議論を深めます。


◆講座内容
第1回:世界経済の構造的な変化—世界経済に占める米国の相対的な低下と中国・インドなど新興国の台頭—はどのような意味を持つか。グローバル化やデジタル化はさらに進むか。日本経済はなぜ取り残されているか?

第2回:トランプ政権以降、米国はなぜ内向きになり、国内分断が進んでいるか。米中対立はなぜ深刻化しているか。米国は世界のリーダーであり続けるか。日本は米国とどう取り組むか?

第3回:欧州(EUと英国など)の強み、弱みは何か。欧州はウクライナに軍事侵攻しているロシアに対して十分結束しているか。欧州は米国、中国、日本に対してどのような立場をとっているか。日本は欧州とどう付き合うか?

第4回:21世紀は「アジアの世紀」になるか。中国経済の将来をどう見るか。米中衝突は不可避か。インドの台頭で中印対立は深刻化するか。ASEANはグループとしてまとまれるか。アジアにおける日本の役割は?

第5回:日本はどのような国になるべきか。なぜ科学技術の発展や経済成長を追求するべきか。米国、欧州、中国、グローバルサウス(中国以外の発展途上国)とどう向き合うべきか?


◆講師
河合 正弘(東京大学名誉教授)


◆開講日、開講時間
10月16日、11月20日、12月18日、1月15日、2月19日(月曜日 全5回)
各回 18:30~20:00


◆定員
30名

◆受講料
全5回で 一般7,000円、在学生4,500円、卒業生・父母・法人会員5,600円

◆会場

新潟国際情報大学 新潟中央キャンパス(新潟市中央区上大川前通7番町1169)

◆申込み

オープンカレッジ講座Web申込み(https://ssl.smart-academy.net/nuis/

または電話、郵送、FAXにてお申込みください。(郵送・FAXでお申込みの方は、受講申込書をご利用ください。)


◆締め切り

令和5年10月2日(月)

◆お問い合わせ

新潟国際情報大学 社会連携センター TEL:025-227-7111