Berkeley

2008

May 22,25
Aug 30
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Oct 1,2,4,5,7,12,14,16,18,20,23,26,27,28,31
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Dec 1,2,3,4,6,9,11,12,13,14,17,18,24,25,31

→2009

Cal

2008年09月30日14:16

こちらでは、カリフォルニア大学(バークリー校)のことを、Cal(キャル)と呼びます。それで月に一度ぐらい、週末に、フットボールの試合かなんかがあ ると、この「Cal」のマーク、あるいは大学のキャラクターである「Golden Bear(黄色の熊)」の絵が入ったトレーナや応援旗、Tシャツ、ボディペインティングの人々で大学はごったがえします。

これは日本の六大学野球を何倍にも大げさにしたものを想像すればいいと思います。外からも人がたくさんやってくるので、街は大騒ぎです。けれども、大学のキャラクター商品は飛ぶように売れ、地元のホテルやレストランなどフル回転で、一種の「産業」になっている気もします。

ぼくは日本の大学学部生の時、六大学野球とか大嫌いでした。応援団とか、心底軽蔑していました。なんか、ちっぽけなナショナリズムというか、「そ んなことで一体感もつなよ~」と感じてしまって、どうしても興味がもてませんでした。それで、4年間一度も応援など行きませんでした。

「Cal」ナショナリズムも規模は大きいのですが、基本的には同じです。ただ、二つ違いがあって、ひとつは、地域も巻き込んだ立派な商売になって いるということ、もう一つは、日本のものよりずっと開かれていて明るいということです。写真にあるように、おきまりの豪華なブラスバンドやチアリーダーも 写っていますが、子ども連れの家族がたくさんきています。普段から大学の敷居が低いということと、「Cal」が好きな人は、みんな「Calメイト」だ!と いう雰囲気。これは黒づくめの右翼のような日本の応援団がつくりだす雰囲気と比べると、雲泥の差です。

いいかどうかは別として、大学が一つの企業体として自分のブランドを売り込むセンスは、日本の大学にもとても参考になると思っています。