卒業研究2

1.卒論の課題



2.現状調査の対象となる情報源



3.現状調査のまとめ(2000字)
《情報化社会におけるコミュニケーション》

情報化社会におけるメディア、コミュニケーションツール

情報社会におけるメディアやコミュニケーションツールは技術の向上につれて、多種多様なものが生まれてきている。ここでは、そのうちの代表的なもの6つを簡単に紹介する。
1. Webページ(WWW)
インターネットという言葉を聞いて一番に連想されるメディア。このページもWebページである。
また、 i-mode など携帯電話でもWebページを閲覧できる。情報発信者から複数の受信者に向けて一対多のコミュニケーションがとられるので、この点ではマスメディアに類似しているとも言える。
WWWによる情報発信には次のような特徴がある。
・ 非常に低コストに発信できる。
・ 瞬時に世界中からアクセス可能になる。
・ 検閲をまったく介さず情報を流せる。
ありとあらゆる情報が流れているため、欲しい情報をネットワーク上で手に入れられる可能性が高くなった一方で、無益有害な情報も多く流れているので、情報を正しく選択する能力が必要。

2. 電子メール(e-mail)
インターネットを介したメディアで最もメジャーなもののうちのひとつ。携帯電話の普及でパソコンを持っていない人でも使うようになった。
電子メールには郵便と異なるつぎの特徴がある。
・ 遠隔地でもきわめて迅速にメッセージが伝達できる。
・ ひとつのメッセージを多人数あてに同時に送ることができる。
・ 人が読む文書に限らず、コンピュータ上のさまざまなデータを送るのに利用できる。
すぐに届く上に、文章や画像を用いて確実に相手に用件を伝えることができる。
企業間、個人間でも電子メールはすでにかかすことのできないコミュニケーションツールになっている( 電子メール活用サイト )。身近なところでは、就職活動でのコンタクトも専ら電子メールを介したものになっている。
個人間では、口で直接は言いにくいことを文章にしておくる場合にも用いる。
文字でのコミュニケーションのみで成り立つ「メル友」と呼ばれる交友関係も生まれているが、その関係の希薄さを危惧する声も聞く。
感情の伝わりにくい電子メールでの意思疎通を潤滑に行うために、絵文字も利用する。
また、その匿名性から 「出会い系サイト」 などと呼ばれるサイトを利用した犯罪が多発していることも事実である。

3. 電子掲示板(BBS)
個人的な趣味の集まりのサイトや企業でもアンケート用などに設置していることがある。
掲示板はメールとは異なり、自分の書いた内容は特定の相手ではなく、そのWebページを訪れたすべての人が読むことが可能。
このことを利用してたくさんの掲示板カテゴリを用意し、同じ趣味や興味をもつ仲間との交流を目的とした コミュニティもつくられている。
電子メール以上に匿名性は強く、本名を使わずハンドルネームとよばれる独自の呼び名が用いられる( 掲示板における人格のお話 )。

4. チャット(chat)
掲示板とよく似ているが、こちらはリアルタイムな文字での会話を楽しむためのコミュニケーションツールである。
大勢で楽しむオープンなチャットや特定の人間と内緒話をするようなことも可能。自然な会話を楽しむためにはそれなりのキー入力能力が求められる。
また、メッセンジャー やICQ と呼ばれるソフトを使えば、ブラウザを介さず相手の状態を確認しながらのチャットが楽しめる。
通信速度の向上によって、現在では電話のようなチャット( ボイスチャット )やテレビ電話のように画像も見えるチャット(ビデオチャット )もある。

5. インターネットオークション
WWWを利用してネット上のオークションを行っている。
現段階では Yahooオークション が最も有名だろう。
WWWの特長を活かして、普通では手に入らないようなものを見つけることができたり、いらなくなったものを多くの人に対して出品することもできる。

6. ネットワークゲーム(オンラインゲーム)
今までのコンピュータゲームは一人、あるいは同じ場所にいる数人で遊ぶことしかできなかった。
しかし、インターネットを介したゲームのシステムが確立し、まったく知らない遠くのひとと遊ぶことも可能になった。
ネットワークゲームはジャンルを問わず様々なものがありますが、たいていのものはコミュニケーションの支援用にチャット機能もそなえている。
現在、社会的に心配されているのはネットワークRPGによる仮想世界依存の問題です。
アメリカ、韓国ではすでに問題になっており、ネットワークRPGの世界から抜け出せなくなり、現実生活をないがしろにするケースが増加傾向にある( エバークラック )。

・テクノロジーの発展によるコミュニケーションの変化
最近のインターネットの普及や発展は人間のコミュニケーションを根底から変ええしまうほどのものでもある。
平成19年の「国民経済白書」では、私たちのコミュニケーションに関する意識調査が行われている
その結果、地域や職場において年を経るごとにある程度の距離を置いた付き合いを望む人々の割合が増えている。
感覚的には、ガチガチとした重苦しい人間関係よりも互いを拘束しない軽い関係が好まれるようになってきたことが挙げられる。
人間関係の希薄化により、年月を経るたびに人間関係の構築が難しくなったと感じている人が増えてきているといった情報もある。
平成19年度の「国民生活白書」の中では、「一般的な人間関係について、難しくなったと感じる」と回答した人の割合は63.9%と6割以上を占めている。
その理由は、「人々のモラルの低下」が5割強と割合が最も高いものの、「地域のつながりの希薄化」、「人間関係をつくる力の低下」が続くなど、
家族、地域、職場ないにおける人間同士のコミュニケーション問題に関する項目をあげる人の割合も高くなっている。
回答の中で、地域のつながりや親子関係の希薄化、コミュニケーション能力の低下を挙げる人がかなりの割合で存在している。
このことからも、私たちは時代が経つにつれ、ある程度の距離を置いたつながりを好むようになったことがわかる。
しかし、私たちは暗にコミュニケーションをちゃんと取れていない、必要とするつながりが持てていないことへの不都合を感じている様子がうかがえる。
現代では携帯電話やEメールがごく自然のこととして利用されている。
携帯電話・Eメールの特性として1)お互いの家族や周囲に知らされることなく、直接相手につなげることができる、
(2)時間や場所を選ばない(発信者・受信者とも自分の都合で時間や場所をコントロールでき、相手に返事をしない選択もできる)ことで、
「いつでもつながる状態でいたい」、「お互いに迷惑をかけたくない」という2つの気持ちをうまく満たしてくれる。
しかし、私たちは上記の結果の通り、年々全面的な人付き合いを好まなくなってきています。今後は従来の「会社」「親族」「近所」といった人間関係の内側やその外側で、
新しいコミュニケーションツールによる「選択的」な人間関係がさらに形成されていくのかもしれない。



4.卒論で扱う内容(400字)

情報化社会におけるコミュニケーションの在り方を調査する。
情報化社会におけるコミュニケーションの変化を調査する。
チャットやラインなど、インターネットの発達によって、コミュニケーションの在り方が変わってきているように感じる。
また、コミュニケーション力の低下が言われており、インターネットの発達によって生まれたコミュニケーションではないかと感じ、
その原因と今後の展望について調査する。


5.目標規定文の作成(現状と主張点)

今日では、様々なコミュニケーションの種類がある。
以前は、人対人の直接会って意見を話し合うといったコミュニケーションが主流であった
現在では、直接会って話し合うと言ったコミュニケーションも、もちろん存在しているが、
インターネットを利用したコミュニケーションが増えている。
その変化の要因を調べ、どのように変わってきたのかを明らかにする。
また、インターネットのコミュニケーションの発達により、人と直接話をすることが苦手な人が増えており、
その大きな原因はインターネットの発達によって誕生したインターネットを利用したコミュニケーションツール
のせいだといわれることが多い。果たして本当にそうであるのかを明らかにする。
また原因が何かを突き止める

今日では、様々なコミュニケーションの種類がある。
コミュニケーションの在り方が変化する中で、近年、若者世代のコミュニケーション力の低下が問題視されている。
その原因として、インターネットの急速な利用拡大に関係があると主張する。
対面でのコミュニケーションは文字以外に表情、しぐさ、感情を受け取りつつ対話を行うが、
インターネットを活用した対話は文字だけである。
ITコミュニケーションに依存することによって、対面コミュニケーションが苦手な人が増え、
若者世代のコミュニケーションが低下した人が増えていると主張する。
今後、このような人々が増え、相手の意図を汲み取るコミュニケーションを取ることができない人々が多くなると感じる。
また、今後コミュニケーションの形が変わっていくと考えられており、
インターネットを使ったコミュニケーション利用は現在の1.5倍ほど増えると仮定する。
また、そのことによってあたらしいコミュニケーションの在り方が確立すると考えられる。

インターネット、SNSの普及により、若者世代のコミュニケーションが低下しているのは、
対面コミュニケーションの方法がわからなくなったのが原因であることを明らかにする。
必ずしもインターネットやアプリケーションを使ったのが悪いということではなく、
情報化社会におけるコミュニケーションを家族との食事や集団生活によって
両立できることを主張する。


6.明らかにする内容と調査方法



7.主張点,仮説の証明方法



8.データの収集件数



9.データの収集方法



10.目次の作成

・序論

・本論
第一章 概要
・1-1 とは
・1-2 メリット

第二章
・2-1 
・2-2 
・2-3 

第三章
・3-1 
・3-2 
・3-3 
・3-4

第四章
・4-1 
・4-2 
・4-3 

・結論





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