認知心理学・深層学習を融合させた研究成果を情報考古国際会議で世界に向け発信

 経営情報学部藤田晴啓教授は本学の国際学会発表助成である「海外出張補助」をうけて、5月5日から8日までギリシャ・アテネのイーストアティカ大学で開催された国際会議「考古学におけるコンピュータ利用技術および定量的方法」に参加しました。同会議では「認知マインド」セッションを主催、認知心理学を紹介し、学術発表と情報交換の進行役を果たしました。去年ニュージーランド・オークランドで開催された同国際会議に参加したところ、認知心理学のセッションはなく、同教授は科学研究費補助事業「学術変革領域研究(A)マテリアマインド」領域の公募研究に応募するとともに同学会開催9ヶ月前に「認知マインド」セッションを提案し、審査、修正後受理されました。セッションでは開催直前に開発に成功した、縄文火焔型土器へのヒト視線をトラッキング計測し、3Dヒートマップを自動で構築するアプリを紹介できました。多くの既存科学分野に「認知科学」や「心理学」を融合する研究が生まれつつあり、同教授は「考古学」「認知科学」「深層学習」を融合させる研究成果を世界に向け発信しました。