新潟国際情報大学 佐々木寛 研究室
top

From Niigata to the world新潟から世界へ

新入生のみなさんへ

『国際情報』原稿 2015.4.2.

ようこそ。新潟国際情報大学へ。皆さんを心より歓迎します。

皆さんはどんな経緯でこの大学に来ることになったでしょうか。念願の第一志望だった方も多いかもしれません。しかし、「たまたま近くにあったから」、「親に勧められたから」、「第一志望の受験に失敗したから」などという方もいるかもしれません。あるいは、中学や高校の延長として「ただ何となく」「皆も行くから」大学の進学を決めたという方もいるかもしれません。けれども、これから皆さんがこの大学で経験する新たな出会いによって、そんな当初の動機はまるで嘘のようにつまらないものであったことが分かると思います。

あえて言いますが、皆さんは運がいい。どんな理由で本学に入学したにせよ、これから始まる国際学部での学びと経験は、他のどんな大学や専門学校でもなかなか経験することのできない貴重なものになると思います。今後皆さんは、卒業後も世界のどこに行っても胸を張ることのできる高度な教育を受ける機会を得ることになります。

国際学部が誇るのは、何よりもまずその個性的な教授陣です。国際関係学を学ぶ上で、これ以上の教授陣と共に学ぶことのできる大学は全国でも多くはありません。皆さんは1年生から4年生までずっと、自分が選んだ複数の先生とみっちり対話をしながら学びます。それは皆さんの高校までの「勉強」とはまったく異なります。大学での「学問」は、これまで偏差値やペーパーテストによって輪切りにされてきた皆さんの知的な可能性を再び修復し、開花させます。そのため、研究の最前線で活躍する先生方とじっくり時間をかけたやりとりを行います。それがゼミナールです。ゼミナールを通じて、「勉強」が必ずしも得意でなかった学生でも、「学問」に開眼するケースも多く見られます。

また、派遣留学や個人留学、「国際交流インストラクター」制度など、学外での実践的な学びの機会も多くあります。大学での学びは、単に机に座っているだけで得られるものではありません。実際に身体を動かし、現場や社会の現実に飛び込むことによって、これまでの小さな自分の殻を突き破っていくことができます。「本当に学ぶとは、自分が変わることだ」という真実を、ずっと覚えておいてもらえると嬉しいです。

ただ、これら多くのチャンスは、まるで回転寿司のように、目の前を通過していきます。まず手を伸ばして、それを実際に食べてみなければ、その味の美味しさもわかりませんし、栄養も身につきません。「食わず嫌い」は、大学ではもっとも大きな罪です。ですから、「必要最小限の単位だけをとって無難に卒業する」ということだけを考えるとすれば、それは大きな誤りであり、実際にそれは人生の大きな損失に他なりません。資格や単位も大切ですが、そんなものは本当の学びに比べればごく小さなものです。

自分の可能性をあらかじめ限定せず、食わず嫌いをせず、新しい事には何でも挑戦して、ぜひ「新しい自分」を発見してください。それを求める学生には、本学部の教授陣は惜しみない支援を送ります。皆さんの健闘を心からお祈りします。

佐々木寛