後方確認を考慮した交通流シミュレーション




アプレットの使い方


このアプレットは、セルオートマトン法による道路交通シミュレーション によって、「運転中の後方確認」が道路交通、特に渋滞においてどのような影響を与えるかを 調べようと試みましたものです。

現在、交通流シミュレーションの研究分野は大きく分け、交通を流体として扱う 方法と、セルオートマトンを使用する方法の2つがあります。この研究は後者のセルオートマトンによる 交通流シミュレーションに属します。

セルオートマトンとは、セルといった1つの四角形を縦横に並べ、格子を作ります(上のように)。 各セルは、1または0の状態を持つことが出来ます。上のアプレットでは、1の時は青、0は無色 (背景色の灰色)で表現されています。

セルは、時間が進むごとにあるルールによって状態を変えていきます。 そのルールとは、通常隣接するセルの状態によって、次の時間のセルの状態を決定します

このように、各セルは隣接するセルの状態によってのみ自分のセルの状態を決めます。狭い範囲での判断で セルは状態を変化させるのですが、このセルを束として、全体として見ると、まるで各セルが共同して 動いている、各セルが勝手に状態を変化させていることからは、想像も出来ないような動きを見せることがあります

これがセルオートマトンの面白いところです。この最もベーシックなセルオートマトンは、「Cell090」 のタブを実行すると見ることが出来ます。
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