ノースウエスト・ミズリー州立大学

留学先 大学における授業科目

授業科目と内容

言語科目
  • スピーキング
  • 日常生活および学習に必要な会話能力養成します。
  • リスニング
  • 学習および社会的コミュニケーションに必要な聴き取り能力を養成します。
  • ライティング
  • 毎週の課題とリサーチ・ペーパーを完成するために必要なライティング能力を養成します。
  • グラマー
  • ノースウェストのグラマー・ラボラトリーでの文法を学びます。
社会・文化科目
  • 時事問題研究
  • 時事的テキストの講読を通じてアメリカの現状を学びます。
  • アメリカ史
  • 開拓時代から現代アメリカまでアメリカ史を概観します。
  • 現地学習
  • 地域の文化的・歴史的名所を訪ね、また、大学周辺地域の家庭を訪問し、食事や会話を楽しみます。
  • 米日関係
  • 明治維新以降の米日関係史を学びます。現在両国が共有する問題、将来のより良い関係構築の可能性を考えます。
  • アメリカ文化研究
  • 多文化主義、資本主義等を含めたアメリカの国家的特徴、現代アメリカの文化と社会を学びます。
  • アメリカ研究ゼミナール
  • グループ・ディスカッションの方法、特定のトピックについて発表する方法を学びます。

留学費用

アメリカ

1,000,000円

経費に含まれるもの

現地大学での授業料、寮費、往復航空運賃、空港使用税、空港税、サーチャージ料、諸雑費など留学に必要な経費はほとんど含まれています。

経費に含まれないもの

パスポート取得料、海外傷害旅行保険、食費など。細かい点についてはコースごとに違いがあります。

派遣留学 奨学金

派遣留学に参加する学生全員に奨学金が支給されます。

アメリカコース:23万円 (2008年度)

留学までのスケジュールと準備

時期 行事 備考
入学時 派遣留学制度説明会 制度の概要や留学参加学生の体験紹介をします。
1年
前期
地域研究・言語の選考期間 「地域研究概論」の授業で、各地域のガイダンス授業をしますので、それを参考にして良く考えてください。
前期終了時 地域研究・言語の決定 留学先は選択した言語の地域に限定されます。
後期 地域言語学習の開始 いよいよ地域研究と地域言語の学習のスタートです。
12月初旬 派遣留学制度説明会 1年次生全学生を対象とした具体的な説明をします。
2年
4月下旬
派遣留学参加希望
仮申込み締切り
そろそろ決断して下さい。
5月初旬 派遣留学参加学生
最終決定
面接等によって、参加学生を決定します。成績と学習意欲が重視されます。
6月上旬 誓約書及び
奨学金交付願提出
正式な参加申込み手続きをします。
6月中旬 奨学金授与 参加学生に奨学金が授与されます。
7月上旬 参加費用の納入 参加を取消した場合は取消料を頂きます。
前期 参加予定者事前研修 毎週1回のペースで説明会と研修会を実施します。
後期 派遣留学の実施 8月下旬から12月下旬までの予定です。

留学Q & A

アメリカ生活について

  • アメリカで4ヶ月生活するのにいくらかかりますか?
  • 皆さんが学校に支払う留学費用には、寮での宿泊、1日3度の食事代が含まれていますので、基本的な生活費はほとんどかからないと言ってもかまいません。あとは、週末に外出したり買い物に行く時に使うおこずかいですが、人にもよりますが10~15万円もあれば充分でしょう。
  • 治安はよいですか?
  • ノースウェストミズーリ州立大学は、全米で4番目に安全な大学(ミズーリ州では1位)に選ばれたこともあり、治安は概していいと言えます。それでも2007年には、ちょうど本学からの留学期間中に、建学以来初めてという発砲事件がキャンパス内で起こりました。皆さんはアメリカでは外国人、しかもお金があって警戒心がないと思われている日本人ですから、自分の身は自分で守るべしと心得てください(必要以上に不安になることはありませんが)。
  • スーツケースの大きさは?
  • 大きなスーツケースひとつで充分です。23kg以上になると超過料金をとられますので要注意。冬物の衣料等は別に日本から送ってもらえばいいでしょう。ただし夏でも夜や冷房の効いた室内は寒いことがあるので、長袖の上着はもっていく必要があります。
  • 荷物はどうやって送るのですか?
  • 郵便局からEMSという国際郵便で送るのが一番早く安く安全です。1キロで2400円、10キロで1万4千円です。その他詳細は郵便局で確認してください
  • 旅行に行きたいのですが…
  • 週末および感謝祭の休日における外出・旅行については、ミズーリ、アイオワ、ネブラスカ、カンザスの4州に限り、事前の届け出を条件に認められます。届け出方法等詳しいことは事前研修で説明があります。
  • 気候はどんな感じですか?
  • 新潟と比べれば乾燥していますが、冬の寒さは新潟以上かもしれません。エアコンがあるので室内はまったく問題ありませんが、むしろ夏は冷房の効き過ぎで体調を崩さないよう注意しましょう。
  • 盗難や事故にあった場合はどうしたらいいですか?
  • これについてもやはり、日本人は不用意に荷物を道に置くなど、警戒心や緊張感が足りないと思われることが多いので、充分に注意してください。万一盗難や事故にあったら、ESLの先生に連絡し、指示に従ってください。
  • 日本の電化製品は使えますか?
  • 電圧が異なるため、日本の電気製品をつかうときは変圧器を持参する必要があります。また、最近は海外でも使える電気製品があるので、よく確認してください。
  • カメラはもっていくべきですか?
  • もちろんです。自分の思い出のためにも、また、帰国後全員で作る留学文集の資料としても、デジタルカメラを持参することをお勧めします。
  • アメリカから日本に電話するにはどういう方法がありますか?携帯電話は必要ですか?
  • 電話についてはいくつかの選択肢がありえます。

    (1)日本から海外仕様の携帯電話をもっていく。緊急の連絡が必要な場合を考えるとこちらをお勧めしたいのですが、費用は最も高いです。
    (2)アメリカのウォルマートでプリペイド式の携帯を買う。値段は50ドルほどと手頃だが、日本との通話はできません。
    (3)日本との電話は国際電話カードを使う。10ドルで30~40分ほど話せます。
    (4)スカイプ、メッセンジャー等のインターネット電話を使う。双方がソフトをインストールしていれば通話料はかかりませんが、外出時の緊急連絡には使えません。

    いずれも一長一短があるので、よく考え、家族とも相談して決めましょう。
  • 日用品はどこで買いますか?
  • 学内の売店でも文房具やTシャツ等は買えます。近くのウォルマートまで学内から無料のバスが出ていて、ウォルマートでは日用品、衣料、食料等生活に必要なものは手に入ります。
  • 日本からもっていくといいものは?
  • デジタルカメラ、辞書、薬、携帯電話、クレジットカード、日本食(レトルトのご飯、みそ汁等)、自分自身や新潟、日本を紹介できるもの(写真、漫画、DVD等)、お土産(安くていいが日本的なものが喜ばれる。折り紙、絵はがき、手ぬぐい等)、シャワー室で使うスリッパ。

 

 

留学中の勉学について

  • クラス分けはどのようにされますか?
  • 留学後アメリカでクラス分け試験が行われ、2つのクラスに別れます。
  • 授業は本学以外の学生と一緒に受けるのですか?
  • どちらのクラスになるか、また、その年のESLのメンバーにもよりますが、上級クラスでは韓国、中国等からの留学生と一緒になることが多いようです。
  • 授業についていけるでしょうか?
  • ESLの先生方は、みなさんのような外国人に英語を教えるプロですし、明瞭に話してくださいますので、教室の外でルームメイトやお店の人が話す英語よりはずっと聞き取りやすいはずです。わからないときはわかったふりをして曖昧にうなずくのではなく、「わかりません」「もう一度ゆっくり言ってください」と意思表示しましょう。英語力が不充分だから勉強しにいくのですから、わからないことは恥ずかしいことではありません。ただ、先輩方の話によると、留学前にもっと勉強しておけばよかった、と思うことが多いようですので、語彙、文法、リスニング等日本でできるだけ力をつけてから行くことも重要です。
  • ESLに日本人の先生はいますか?
  • いません。アメリカやカナダ出身の先生方です。日本語もおわかりになりません。でも、皆さんはネイティブの英語にはCEPで親しんでいるわけですから、怖れることはありません。
  • ESLでパソコンは使えますか?
  • 教室では一人1台ずつパソコンを使って授業しますし、本学同様に個人個人にアカウントナンバーも与えられますので、ログインしてメール機能を使うこともできます。また、寮の部屋にも1台ずつパソコンが備えられています。
  • 辞書は何をもっていったらいいでしょう?
  • 紙でも電子辞書でもいいですが、英和、和英に加えて英英辞書も絶対に必要です。英英はもっていなければノースウェストの学内で買うこともできます。
  • 英語の力は本当につきますか?
  • 4ヶ月間英語漬けの生活をするわけですから、つかなければおかしいでしょう。特にリスニングについては、留学直後はルームメイトの言っていることがほとんど聞き取れなかったが、1ヶ月経ち、2ヶ月経つうちにぐんと力がついたことを実感する先輩は多いようです。留学直後と帰国直前にTOEICの試験を受けますが、こちらのスコアの伸びに関しては、本人の努力によってややばらつきがあります。200~300点伸びる人も多くいます。

 

 

宿泊について

  • 4ヶ月泊まる寮はどんなものですか?
  • 学内にある寮は、比較的古いものもあれば最近建てられたものもあり、どこに配属されるかは出発直前までわかりません。
  • 部屋のタイプは?
  • すべて二人部屋ですが、まれにルームメイトがいない場合は一人で使うこともあります。ベッド、机は2つずつ、あとは棚がある程度の簡素なつくりです。
  • 学生寮の設備は?
  • トイレ、シャワー室、コインランドリー、キッチンスペース、談話室、飲み物の自動販売機等があります。
  • 盗難や事故などがありましたか?
  • これまでは幸いありませんが、アメリカでは自分が外国人であり、新潟国際情報大学の学生として留学していることを充分自覚して行動することが肝要です。
  • 門限はありますか?
  • 11時が門限です。
  • 毎日の食事はどうしますか?
  • 学内にフードコートという大きな食堂があり、アメリカン、メキシカン、チャイニーズ等の食事をベアキャットカードという学生証を使って買うことができます。4ヶ月分の食事代は皆さんのベアキャットカードに充填されていますので、現金を使う必要はありません。残念ながら日本食はないので、日本食シックになりそうな人は、やはりレトルト食品等を持参するか送ってもらうしかないでしょう。
  • お風呂は毎日入れますか?
  • シャワーは毎日使えます。浴槽もついていますが、使う人はいないようです。シャワー室で履くためのビーチサンダルのようなものをもっていった方がいいでしょう。
  • 本学以外の日本人留学生はいますか?
  • 若干はいますが、ノースウェスト全体で考えるとさほど多い数でははありません。中国・韓国からの留学生の方がはるかに多いでしょう。これは英語を勉強するためにはむしろいい環境と言えます。
  • 外泊できますか?
  • 旅行と同様のルールに従ってあらかじめ届け出れば、週末の外泊は許されることがあります。
  • 寮で特に気をつけることは?
  • ルームメイトと円滑にコミュニケートすること、少なくとも気まずい関係にならないこと、Yes/Noの意思表示をはっきりすること、異なる価値観を認めること、自分の言動に責任を持つこと。授業の内でも外でも、アメリカの大学生は、日本の大学生よりずっと「大人」としてふるまうことを期待されます。

私の留学体験記

バックナンバー

見えつつあるもの

西潟 和将

この国で充実した生活を送るためにはいかにして自分を売り込むかが重要だ。ここでは人種、背景、セクシュアリティ、それぞれ異なる素性を持つ人々が住んでいて、みんながそれぞれ強烈な主体性を持っている。そのなかで自分の意思を持って主張をしなければ、どんどんこの国の混沌とした時間のなかで埋もれていってしまい、最終的にマリファナでもすすめられて強制退去にされてしまう。自分の意思もなく失敗を恐れて何も発言しないのは「わたしは日本から来ました、ただのナスです」と黙認されることである。他の紳士淑女たる日本人に対して失礼極まりない。外国に来て新たな文化に触発され染まることは大切だが、そのまえに自分を確立し日本人としての基盤を築かないうちは単なる無国籍主義者にしかなりえない。差別も依然として残っている。ここ中西部の主要都市カンザスシティでは、マックなどのファーストフードチェーン店に立ち寄れば、働く低賃金労働者達は未だにアフリカ系が大半である。彼らは差別是正策から一世代目であるのにも拘らず、現実は未だに街からゲットーがなくなることはなく、この国の所得格差の固定化は絶望的な新たな差別を生み出している。街中のいたるところで目に入る浮浪者の大半であるアフリカ系は、今日も貧困にあえぎ続けているのが事実なのだ。外国の生活は、五感で感じる生々しい情報が手に入ると同時に、他国と自国でのこれまでの生活を比較できる何か「ものさし」のようなものを得ることができる。だからこそ両国のよい所、悪いところが浮き彫りになってくる。

 


 

今、伝えたいこと

亀倉 恵美

9月が待ち遠しいくらい長かった8月、宿題を終わらせるのに精一杯だった9月、音楽に目覚め、あっという間に過ぎた10月。そして、もうすぐ11月です。日々、いろんなことを発見し、学び、驚きの連続だった前期を通して、日本にいる皆さんに伝えたいこと、後輩にアドバイスしたいことを3つ挙げます。まず、最初の1,2週間はものすごく辛いということ。入学してからのオリエンテーションがハードスケジュールでした。加えて、アメリカの生活に慣れないストレスで夜眠れず、睡眠不足でした。けれど、その辛い日々を乗り越えたら、毎日が楽しくなりました。来年、留学する人は頑張って乗り越えてください。次に、日本についてのニュース、知識を知っているべきだということ。NWの学生は日本について良く知りません。だから、彼らによく質問されます。私は日本の新総理を知らなくて恥をかきました。その後、日本のニュースをチェックしています。そして、授業以外は英語を話す機会があまりないので、多くのイベントに参加するべきだということ。いろんな学生と話して、自分の発音がとても下手だと感じました。文法より何よりも単語が通じない!…ショックを受けます。そのため、イベントに参加して話すように心がけています。最後に、先週から後期が始まりました。あと、半分かぁと寂しく思うと同時にもっと勉強したい、もっと多くの人と話したい、友達になりたいです。そのため、常に自ら行動しアメリカの生活を楽しみたいと思います。