私の留学体験記
韓国での4ヵ月間を振り返って
西片 晴香
はじめに
私たち韓国コースは2009年8月28日から12月25日までの約4ヵ月間、ソウル市のキョンヒ大学に留学しました。留学に行く前は「4ヵ月って長いな」と思っていましたが、帰国の直前には「あっという間の4ヵ月だったな」と思うようになっていました。本当に留学中は毎日が充実していました。これから、私の4ヵ月間の留学生活を振り返ってみようと思います。
韓国語のクラス
韓国語の授業は、留学前に先生や先輩方から聞いた通り全て韓国語で進められました。最初の頃は、先生の説明を理解するのに苦労しました。分からない単語も多く、辞書で調べてノートにメモを取る日々でした。しかし、授業に慣れていくにつれて先生の説明を聞き取ることができるようになったし、よく使われる単語は自然と頭に入るようになりました。私は韓国語の授業を通して、韓国語を聞く力と書く力が上達したと思います。
また、私たちのクラスには色々な国の人がいました。中国、台湾、ロシア、タイ、アメリカ、フランス、オランダ、ベルギー…本当に多国籍なクラスでした。しかし私たちのクラスは皆とても仲が良く、誰かの誕生日にはケーキを買ってパーティーをしたりしました。留学が終わり、クラスの皆とバラバラになるのは本当に悲しかったです。出身国はさまざまだったけど、皆本当に優しくて面白かったです。クラスが多国籍なおかげで、授業中に色々な国についての話を聞くこともでき、とても勉強になりました。
トウミ制度
私たちが留学していたキョンヒ大学には、トウミ制度というものがありました。韓国人の学生が1人ずつ留学生の韓国語の勉強の助っ人になってくれるというしくみです。
私のトウミはミナという、とても明るくてスタイルの良い人でした。私はものすごい人見知りなので、ミナとの初対面の時は緊張して会話が続きませんでした。しかしミナは日本語の勉強をしているので日本語がとても上手だし、明るくて気さくな性格なので私たちが仲良くなるまで全く時間がかかりませんでした。ミナは割と早口な方なので、最初の頃は韓国語で会話するのに苦労することもありましたが、そのおかげで韓国語の聞き取りの力は伸びたと思います。そして、ミナは私にパンマルという友達同士で会話する時に使う言葉をたくさん教えてくれました。
時には、私がミナの日本語の勉強の手伝いをすることもありました。これは自分の母国語であり、今まで当たり前のように使っていた日本語について改めて考えるためのよい機会になったと思います。
ミナとは本当によく遊んだし、何度も食事に行ったし、時には一緒にお酒を飲んだりしました。ミナは日本が大好きなので日本について色々と教えたり、ミナの悩みを聞いたりもしました。私たちはたったの4ヵ月で何でも話せる仲になりました。その分、留学が終わってミナと離れ離れになるのは本当に辛かったです。私たちは帰国の日にお互い手紙を交換しました。
ミナはこれから交換留学で日本に来るかもしれないと言っていました。ミナが日本に来たら、絶対に会いたいです!!それまでにもっと韓国語を上手に話せるようになりたいです。
私のトウミにミナが選ばれたことに感謝しています。カムサハムニダ!!ミナ!
韓国での生活
韓国での生活は、日本にいた頃と少し異なる点があり大変だと思う時もありました。特に大変だったのは食べ物の味付けが濃いことと、寄宿舎にお風呂がなく毎日シャワーだったことです。
韓国は、食べ物はほとんど味が濃くて辛いです。私はもともと辛い食べ物が大好きだったので、韓国に来てから1ヵ月は1日3食必ずキムチを食べていました。しかし、味が濃いゆえに1ヵ月たったあたりから韓国料理に飽きてしまいました。だから和食や洋食のある店を探して行ったり、ファーストフード店へ行ったりしていました。まだ食べたことのない韓国料理もいくつかあったのに、もったいないことをしたなと今では思っています。
毎日お風呂に入ることができなかったことも私にとっては少し辛かったです。日本にいた頃は毎日お風呂に入ることが当たり前だったので、いざシャワーだけになると何だか物足りない感じでした。日本に帰ってお風呂に入った時は本当に幸せでした。
韓国に到着してすぐの頃は右を見ても左を見ても韓国人ばかりだし、聞こえてくる言葉も全て韓国語なので不安になりました。韓国に到着した日の夕食は国情生の4人だけで食堂に行ったのですが、メニューを見ても知らない単語ばかりだったし、注文のしかたも全く分からなかったので本当にこれからここで4ヵ月間生きていくことができるのかと絶望的な気持ちになりました。そんな私でも4ヵ月間の留学を終える頃には、日常生活においてほとんど不自由なく生活できるようになりました。やはり外国語というものは実際に現地へ行って勉強するのが一番しっかり頭に入るし、なかなか忘れにくいのだなと留学を通して実感しました。
おわりに
韓国での4ヵ月間は本当に短かったです。楽しいこと、苦しいことなどたくさんの経験をしました。ホームシックにかかった時は本当に辛かったし、日本が恋しくてたまりませんでした。しかし、私のことを支えてくれた先生方や仲間たちのおかげで最後まで頑張ることができました。そして、留学が終わった時には「絶対にまたここに来たい!!」と思えるようになりました。
4ヵ月という短い期間でしたが、留学に行ったおかげで少しでも自分自身を成長させることができたのではないかと思います。
最後に、留学中に私のことを支えて下さった皆さん…本当にありがとうございました!!
留学生活
音田 奏

はじめに
私は4ヶ月間韓国で留学生活を送っていました。留学に行く前や行ってからの数日間、何をどうしたらいいのか全くわからず不安を感じたことも多かったですが、その不安はいつの間にか解消されていて、今では楽しかった思い出ばかりが記憶に残っています。そんな留学生活を私はどう過ごしていたのか紹介したいと思います。
授業
まず授業ですが入校式の日に同時にあるテストで分けられたクラスで行われます。私たちは4人とも同じクラスでした。留学中は9月から12月までこの日に決定したクラスで勉強しました。クラスには他の国の人もいました。私達のクラスでは日本人は私達4人だけでした。授業はもちろん全て韓国語で行われます。はじめの何週間かは苦労するかもしれませんが、慣れてしまえば聞き取れるようになります。授業は慶熙大学の国際教育院教科書を使ってやりました。私達は初級Ⅱの教科書から始めて中級Ⅰの途中までやりました。授業はとても分かりやすく、先生たちも優しいので楽しかったです。
観光
私達は留学期間中に水原華城(スウォンファソン)や非武装地帯(DMZ)等の観光地にも行きました。留学している間は自由に使える時間が多いです。なので、行きたいところを探してたくさんいろんな所へ出かけた方がいいと思います。私は帰ってきた今になって、ここにも行ってみれば良かったなと後悔したりしています。ですからガイドブック等で事前に行きたいところを調べておくのも良いと思います。
大学の周辺もお店がたくさんあって楽しいですが、少し遠い所に行ってみるのも楽しいと思います。
明洞や東大門は大学からそんなに遠くないのでよく行きました。実際に街に出て韓国人の方と会話してみることは、韓国語を勉強するのにとても役に立ったと思いました。最初は言葉がわからなかったり、緊張したりして会話がうまくいかなくても、何度も会話しているうちに言っていることが伝わるようになって、それが韓国語を勉強する上で自信につながったと思います。
韓国での生活
韓国での生活は、日本にいた頃と少し異なる点があり大変だと思う時もありました。特に大変だったのは食べ物の味付けが濃いことと、寄宿舎にお風呂がなく毎日シャワーだったことです。
韓国は、食べ物はほとんど味が濃くて辛いです。私はもともと辛い食べ物が大好きだったので、韓国に来てから1ヵ月は1日3食必ずキムチを食べていました。しかし、味が濃いゆえに1ヵ月たったあたりから韓国料理に飽きてしまいました。だから和食や洋食のある店を探して行ったり、ファーストフード店へ行ったりしていました。まだ食べたことのない韓国料理もいくつかあったのに、もったいないことをしたなと今では思っています。
毎日お風呂に入ることができなかったことも私にとっては少し辛かったです。日本にいた頃は毎日お風呂に入ることが当たり前だったので、いざシャワーだけになると何だか物足りない感じでした。日本に帰ってお風呂に入った時は本当に幸せでした。
韓国に到着してすぐの頃は右を見ても左を見ても韓国人ばかりだし、聞こえてくる言葉も全て韓国語なので不安になりました。韓国に到着した日の夕食は国情生の4人だけで食堂に行ったのですが、メニューを見ても知らない単語ばかりだったし、注文のしかたも全く分からなかったので本当にこれからここで4ヵ月間生きていくことができるのかと絶望的な気持ちになりました。そんな私でも4ヵ月間の留学を終える頃には、日常生活においてほとんど不自由なく生活できるようになりました。やはり外国語というものは実際に現地へ行って勉強するのが一番しっかり頭に入るし、なかなか忘れにくいのだなと留学を通して実感しました。
友人達
慶熙大学に留学している同じクラスの学生達はほとんど同じ寮で生活していました(何人かは違う寮等で生活していました).寮では部屋の階も近かった中国人と台湾人の学生とよく誰かの部屋に集まったり、一緒に買い物に行ったりしました。お互いの国の話もしたりしましたが、たいてい食文化や生活習慣の話でした。日本にいるときに感じていた中国人や台湾人の印象とは全く違いました。日本にいるときは報道で「反日デモ」などの映像が流れているので、日本人に良い印象を持ってないのではないかと思いましたが、中国人の友人も台湾人の友人も日本にとても興味があって、日本語も学びたいと言っていました。中国人の友人は韓国語の勉強の他に韓国の書店で買った日本語の教材も勉強していました。
こういう友人達の姿を見ていると私は今まで“とても狭い中の外国人”しか見えていなかったんだと言うことを思い知らされます。
同じクラスにはオランダ人もいたのですが彼の趣味は東洋の武術でした。ヨーロッパで育った彼がそんな趣味をもっているとは全く考えにありませんでした。他にもクラスの友人達の間では日本の漫画やアニメなどの人気が高いことが分かりました。
世界の人々は歴史や政治に関係なく、その国の一部分だけに興味を持つことがあるのだと言うことがわかりました。K-popに興味を持った私もその一人で、そんな私には楽しいイベントがありました。大学でのK-popコンサートです。いろんな歌手が出演していましたが、クラスの友達にはMBLAQとT-ara&超新星が人気でした。
この留学生活で欠かせないのが“トウミ”(チューター)です。一人に一人ずつ慶熙大学の学生が留学生活の手伝いをしてくれます。私のトウミは2歳年上の女性でした。トウミは私が病院へ行ったときや困ったことがあったときなど助けてくれました。
また、一緒に行った留学メンバーのトウミとはとても仲良くなって今でも連絡を取っています。彼女は日本語学科の学生ですが、日本に対する興味がとてもあり日本に留学することを目標に日本語の勉強をがんばっています。私からみると日本人より日本語を知っているような気がします。不安の多い留学生活でこのような人がいることはとても心強かったです。
学生寮の『世話園』ではたくさんの日本人に会いました。日本人だけでなく同じクラスの外国人や国際教育院では全く会ったことのないいろんな国の人と出会うことができました。寮の1階に住んでいた韓国人の学生とも仲良くなりました。彼女とは気が合うのでもっと遊びたかったのですが、留学の終盤の方で知り合ったのであまり遊べなくて残念でした。寮の管理人のおじさんの中にとても優しいおじさんがいて、その方とも仲良くなりました。帰るときにお世話になったお礼として駅で買った安いマフラーをあげたら、おじさんが目を少し潤ませながら「ありがとう」と言ってくれたときは、本当に嬉しかったです。
終わりに
私はこの留学生活でいろんな人に出会えたことは、これから私が生きていく上でいろんな面で力になってくれると思います。世界には私とは全然違う考え方や文化を持った人が山ほどいるということを知ることができたことは、自分自身の考え方だけではなく、もっと広く考えを持つことができるようになったと思います。だから、この留学では語学だけではなく、いろんなことを学べた良い機会だったと思います。
留学生活の思い出 in 한국
岡田 知芽

1年の後期から韓国語を勉強し、2年前期が終わってから、私たち新潟国際情報大学女子7人は、韓国の地へ旅立ちました。最初は不安もありつつも、留学することが楽しみで仕方なかった私は、韓国に到着してから、休むことなど考えずに、買い物に出かけたり、電車に乗ってみたり、色々な事をしました。韓国に来て2日目は、まだ韓国語も全然話せないにもかかわらず、みんなで東大門へ出かけたり、次の日は、「冬のソナタ」のロケ地へ行きました。
申先生も一緒に行きました。電車の中では、みんな盛り上がりすぎて、周りの人の迷惑だったと今になって思います。ロケ地に着いてから、みんな写真の取り放題!そして家族で来てる人もいましたが、ほとんどがカップル!!夏で暑いにもかかわらず、周りもアツアツでした。
毎週土曜日は、韓国の伝統楽器の授業があります。私はタンソという笛を習いました。一番簡単そうに見えて、音を出すのがとても難しく、大変でした。でも慣れてくると楽しくなってきて、教室には私たちだけでなく、他の国の人もいるので、一緒に練習したり、ふざけあったりして、とても楽しい時間を過ごすことができます。最後に発表会があって、その時はみんな韓服を着て演奏します。今までの練習の成果を友達や色々な人に見てもらえます。そして自分でも成果を感じることができると思います!
韓国の留学生活をするに至って、色々と手伝ってくれたり、韓国語を教えてくれたり、自分の助けになるのがトウミです。わからないことや知りたいことを何でも教えてくれます。トウミを決めるときは、どういう人がいいか、男がいいか、女がいいかという申請書を書くので、細かく書いた方が、自分に合ったトウミがついてくれます。私は、トウミから色々な所に連れて行ってもらいました。一番印象に残っているのは、ライブに行ったことです。私のトウミは日本語がとても上手で、わからないときは日本語で教えてくれる時などもありました。韓国語を上達させるため、留学生活を充実させるためには、トウミが必須です。
10月になると韓国では、「世界花火大会」があります。新潟花火よりも色々な花火が上がるし、とにかくスゴイです!そして何より日本の花火と違うのは、韓国では花火を上げるだけでなく、バックに音楽を流します。花火のイメージ、テーマに合わせて、歌が流れます。なので、楽しい曲が流れれば楽しく、恋の歌が流れればなぜか切なく、心にジーンとくるような感じがあったり、色々な形で花火を楽しめることができます。とても感動しました!!

他にも大学の近くには、たくさんのカフェがあります。なので、授業が終わってからよく行きました。飲み物を一つ買うとケーキがタダなんです。とってもお得!!カフェで時間なんて忘れて、4・5時間、語ったり、宿題をしたり、それが日課になりました。こんな思い出もあります☆
韓国生活でたくさんの思い出を作ることができました。語りつくせないほどの思い出を得ることができ、一生忘れることのないものとなりました。韓国語のクラスのみんなと現地学習でソラク山に行ったり、誕生日パーティーをしたり、カラオケに行ったり、ご飯を食べたり、お酒を飲んだり、エバーランド(テーマパーク)に行ったり、たくさんのことを経験しました。母国語は違っても、完璧な韓国語でなくても、伝えたいことを一生懸命、心から話すことで、会話することができるし、親しくなれます。何より、クラスのみんなで作り上げた、一つの「絆」が韓国留学した答えとなり、一つの証になると私は思います。留学できるチャンスがあったら、ぜひ行くべきだと思います。自分が成長することもできるし、いい経験になります。そして、かけがえのない宝物を得ることができます。