大学案内2024
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182014年に入庁し、本庁で農林水産部、次に県立新発田病院、再び本庁の農地部を経て、現在、弥彦村役場の福祉課にいます。生活困窮相談に乗ったり、障害者手帳を交付したりといった窓口業務を中心に、困りごとを抱えた地域住民のお宅を訪問することもあります。県職員を志望したのは、NUISに入学してまもなくでした。受験の失敗を振り切ろうという気持ちから、「もう一回勉強しよう」「挑戦したい」と思ったのです。異動が多く、いろいろなことを体験できそうな職務も魅力でした。3年次の夏には、公務員試験の対策をスタート。私の場合は、とにかく自習でした。実家が三条で、電車で通学していたので、行き帰りの時間も使って、ひたすら過去問題を反復しました。模試も受けていて、最初はD判定でしたが、最後はA判定となり、手応えを感じて本番に臨みました。面接には、NUISでのゼミ、特に学外活動が役立ったと思います。所属していた小宮山先生の研究室は地域活性化がテーマで、外で活動することが多く、私の時は、地元の佐潟まつりに参加し、赤塚の漬物店とコラボした商品を販売しました。卒業研究では地域活性化に絡めて「グリーンツーリズムの成功要因」をテーマとし、妙高市や長岡市にヒアリングして、論文をまとめました。こうしたエピソードを話したところ、面接官の方も興味深く聞いてくださいました。実際に体験したことだけに、説得力があったのだと思います。さらに、自分で動いて得た手応えは、社会に出ていく自信にもなりました。仕事は、今が一番、楽しいと感じています。直接、人と話して、障がいを持った方の自立の手助けをしたり、経済的に困窮した方の暮らしを良くしたり。感謝を口にされることもありますが、少しでも「良くなっている」と思えた時は、何にも代え難いやりがいを感じます。だからこそ、弥彦村役場にいる間は、できるだけケースワークに入りたいと思っています。県職員は、3、4年で異動するので、部署が変わったらまた、業務を覚えるところから始めなければなりませんが、その都度、今回のようにやりがいを見つけて、務めていきたいと思っています。INTERVIEW新潟県庁 大原 泰治さん 2014年本学卒業(新潟県立三条東高等学校卒業)■ NUISを目指すみなさんへ学外活動を含めて、とにかくいろいろ体験しておくことをおすすめします。自信になりますし、就職活動の面接でも話せるエピソードになります。また、卒業研究で行った自治体へのヒアリングは、働くことの準備にもなりました。積極的に、学外へ出かけてください。自立を手助けする仕事。 学外活動で得た経験が自信となって卒業生nuispride経営情報学部の学び

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