【2】学生便覧2020
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96○あなたにとって不快な言動が、いつ、どこで、だれから、どのようなことをされたのか、なるべく詳しく、具体的に事実を記録しておきましょう。相談や苦情を申し立てる場合、問題を整理しておくことが必要です。○「自分にスキがあった」と自分を責めたり、周囲の人の非難や中傷を恐れて口を閉ざすことはありません。一人で悩まず、勇気を持って相談員に相談しましょう。被害者の証言や相談相手になって支援してあげましょう。○ハラスメント被害の相談を受けたときは、被害にあった人を責めたり、先走って勝手な行動を取ったりしないようにしましょう。○本人の意思が最優先なので、まずは本人を落ち着かせ、何があったかを確認し、「自分で決める」ための助けになってください。○自分では対応しきれないと思ったら無理をせず、被害を受けた本人と話し合って、他の相談相手を探しましょう。②相手の立場や気持ちを尊重すること。  相手がどのように感じているか、自分の言動に注意を払うことは最低限のマナーです。自分ではいたわりや親しみ、冗談のつもりであっても、相手は不快に感じ、あるいはさまざまな圧力のために拒否の意思表示ができず、我慢していることもあります。③相手が不快感を示したら、すぐに謝ること。  相手が不快感を示したら、すぐに謝りましょう。そして二度と同じ行動を繰り返さないことです。自分の行動を改めることで、相手に誠意を示しましょう。また、見て見ぬふりや、被害者をからかうこともハラスメントに加担していることになります。 相談員の氏名・連絡先は毎年4月に掲示板および本学Webサイトで公開します。 相談を申し込む場合は、相談員の研究室・事務室、電話、Eメールで申し込んでください。その際、具体的な相談内容には触れないでください(特にEメールの場合は経由するサーバーを通じて第三者に漏れる危険性があります)。 相談は主観を排除するため、原則として相談員2人が対応します。 どんなに些細と思われることでも、気軽に相談を申し込んでください。ハラスメント対策●ハラスメントにあった場合○毅然とした態度ではっきり「NO」と言いましょう。「場の雰囲気が壊れる」と心配したり、「目上の人だから」とためらうことはありません。「嫌なことは嫌」とはっきりと意思表示しましょう。はっきり相手に不快感を伝えることが大切です。●ハラスメントを見かけたら/被害の相談を受けたら○ハラスメントを見かけたら、見て見ぬふりをせず、可能であればその場で注意し、●加害者にならないための注意事項①性による差別意識をなくすこと。  いまだ根強く残っているいわれなき男性の優越意識や、異性を性的な関心や欲求の対象と見る意識がセクシュアル・ハラスメントを引き起こします。まずは日常生活に潜む性別による役割意識といった因習的な考え方から脱することが、セクシュアル・ハラスメントを防止し、男女間の対等で自由な関係作りにつながります。●相談の申込方法

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