学生便覧2020
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仮想通貨購入メールがきっかけの        不当請求多重債務いわゆる﹁マルチ商法﹂ネット販売ネットオークションアフィリエイト学生生活上の注意表4 〈若年層が陥りやすいトラブル事例〉92トラブル事例 「代わりに買ってくれれば高値で買い取る」などと言われて仮想通貨を購入したが、約束どおりに買い取ってもらえない。 友人などからの勧誘やセミナーで「必ず値上がりする」、「配当が付く」などと言われて売却利益を目的に仮想通貨を購入したが、儲かるどころか支払ったお金も戻ってこない。 パソコンや携帯電話へ届いた「出会い系サイト」や「アダルト系サイト」の広告メールにうっかり接続してしまったら、利用料金を請求された。 懸賞サイトから当選の連絡があり、画面にしたがって個人情報を登録したら出会い系サイトからメールが届くようになり、利用料金を請求された。 登録した無料の出会い系サイトの有料姉妹サイトに登録され、利用料金を請求された。 クレジットカードでの気軽な買い物やキャッシングの結果、複数の金融機関のカード会社に多額の借金をして返済が困難になった。このような人を「多重債務者」と言います。 個人を商品等の販売員として勧誘し、次の販売員を勧誘すれば収入になると、組織を連鎖的に拡大する方法。サークルの友だちなどから勧誘されることもあります。 商品が介在しない場合は、法律で禁止されています。 ネットオークションで商品を落札して代金を振り込んだが、商品が届かないまま出品者と連絡が取れなくなった。 ネット販売(ネットオークション)でブランド商品を購入(落札)したが、届いた品物は明らかに偽物だった。 自分のブログ等に商品広告を掲載し、そのブログ等を通じて注文が行われると販売店から成功報酬がもらえる仕組みだが、その商品を購入した人から苦情が来た。 アフィリエイトの登録をしたが、登録料を持ち逃げされた。 契約先(購入先)が仮想通貨交換業者の登録があるかを確認するほか、取引する仮想通貨の内容に関する説明を受け、仮想通貨の仕組みや価格変動などの取引に伴うリスクが理解できなければ契約をしないようにしましょう。 興味本位でも出会い系サイトにアクセスしない、無料だからと安易に個人情報を書き込まない、など、不当請求されないように気をつけましょう。また、料金を請求された場合でも、支払義務がない場合がほとんどです。 クレジットカードはゆとりを持って返済できる範囲で利用することが大切です。 全員が成功するように勧誘してきますが、「すぐに元が取れる」、「必ず儲かる」などという甘い話に流されないようにしましょう。大学の友人、先輩・後輩を勧誘することが多く、学内での信頼や友人関係を壊すことにも繋がるので、注意が必要です。 インターネット取引では取引相手が見えないので、信頼できる売主かをよく見極めることが大切です。 インターネットで情報発信する場合は、正確な情報を記載する。他人の権利の侵害・虚偽の説明等により、法的な責任を問われる場合があります。 また、アフィリエイトを騙った悪質な広告もあります。登録料だけでなく、登録した個人情報も持ち去られることになるので、注意が必要です。対処・解決方法

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