学生便覧2020
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86 また、海外から国内に持ち込めるものには制限があります。渡航先貨幣の総額、物品、動植物など、空港内にも案内があります。法令遵守への高い意識が、大人としての学生に求められます。 帰国時に体調不良を感じた場合、少しでも早く対応することで、症状を軽減することができます。また感染症の場合は、不特定多数への二次感染の防止にもつながりますので、これらのことをしっかりと認識しておいてください。特に、引率教員が一緒にいる場合、体調不良については必ず相談して、その指導に従って、空港の健康相談室を訪れるようにしてください。海外渡航中も、家族とは常に連絡が取れるようにしておいてください。 煙はニコチンへの依存が生じるだけでなく肺がんをはじめとするさまざまながんを引き起こす原因となり、非喫煙者に対しても副流煙やサードハンドスモーク(タバコを消した後の残留物から有害物質を吸入すること)によってがんや脳卒中、心筋梗塞、呼吸器疾患などのさまざまな病気を引き起こすリスクがあります。また、未成年の喫煙は法律で禁止されています。今後、禁煙を心掛けるようにしましょう。【喫煙場所について】 近隣住民への配慮・受動喫煙防止対策として、敷地内に喫煙場所を学生会館裏と情報センター棟脇の2箇所に設置しています。喫煙場所以外の大学敷地内(駐車場や駐海外渡航に当たっての注意学生生活上の注意7. 学生生活上の注意●感染症の対応 海外からの帰国学生で体調不良を覚えた場合は学務課へ連絡してください。 その際にはどこに渡航したか、どのような体調不良か、そして医療機関受診の結果について、すみやかに報告してください。受診の結果、感染症の発症が認められた場合、大学は同行者の健康状況についても、直ちに調べる必要があります。ほとんどの感染症(赤痢など)は、適切な治療を行えば、重症化することなく、容易に治癒します。しかし、感染力が強いのが問題で、家族、友人、アルバイト先関係者、そこに出入りする不特定多数の人々に多大な迷惑をかけることになってしまいます。このことを、強く意識しておいてください。 あわせて、感染症には潜伏期間があることも意識しておいてください。入国時は健康でも、数日を経て発症することがあります。帰国後、1週間から10日の間に体調不良を覚えたら、直ちに医療機関を受診してください。加えて行動範囲を制限するとともに、アルバイト(特に食品関係、接客関係)を行っている場合は、必ず休むようにしてください。●喫煙について

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