学生便覧2020
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・・6基本的な教育方針 交通や通信が爆発的に進歩した現代の社会では、人々の国境を越えた交流はますます密になり、地球上のあらゆる地域の動きがここ新潟でもダイレクトに交差している。市民としての認識の力をつけていく上で、国際社会に対する幅広い教養は必須のものだといえる。国際学部国際文化学科の基本的なねらいは、こうした地球時代に真摯に向き合い学ぼうとする人々に真に自由な学びの場を提供することにある。このねらいのもと、(1)英語・中国語・韓国語・ロシア語から主言語と副言語を選択し、(2)国際社会への理解を深める授業を幅広く履修し、(3)高度なコミュニケーション能力の修得を目指したゼミナールに4年間継続して参加するという三つの柱を立て、これを全学基礎科目(経営情報学部と共通)、学部基礎科目、専門科目に分け、4年間・126単位を卒業要件とする形で、カリキュラムを構成している。特徴的な学習内容(1)外国語の習得派遣留学制度(4カ国)の留学先に対応して中国語・韓国語・ロシア語・英語より主言語をひとつ選択し、読み・聞き・書き・話すための実践的な力を身につけ、選択した言語が使用される国や地域の社会・文化について幅広く勉強していく。また副言語をひとつ選択し、主言語に次ぐ運用能力の習得を目指すか、複数の副言語を選択し、それぞれの言語の入門レベルの文法に習熟していく。(2)国際社会の理解現代国際社会の成り立ちや仕組みについて、社会科学の様々な視角から基本の見方を学び、人文科学の様々な視点から現代の多文化状況への視座を磨きあげ、東北アジアや東南アジア、アメリカ、ヨーロッパといった世界各地の歴史や文化、政治や社会について認識を深めていく。また夏季休業期間を利用した海外実習によって、短期留学や外国での調査、NGOでの研修を経験し、国際社会の現場を体感的に学び、世界各地で自ら設定した課題について調査するスキルを身につけていく。(3)高度なコミュニケーション能力の獲得参加型学習実践の場として1年次より4年次まで必修でゼミナールを設置、主体的に協力し学び合う姿勢を涵養していく。また一定の課程を経て試験に合格した学生は国際交流ファシリテーターとして認定される。国際交流ファシリテーターは県内の小中学校・高校に派遣され、児童・生徒たちを相手に国際理解教育のためのワークショップを実施し、実践的なコミュニケーション能力・チームワーク能力を向上させていく。ディプロマポリシー、カリキュラムポリシー【国際学部】●カリキュラムポリシー「カリキュラムポリシー、ディプロマポリシー」

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