学生便覧2020
29/178

27 国際交流ファシリテーター事業の主役は学生である。とりあげるテーマの選択、ワークショップの進行表の作成、派遣先学校の教員との打ち合わせ、そしてワークショップの実施など、すべて国際交流ファシリテーターの学生が行う。そのために必要なノウハウは、国際交流ファシリテーター事業を担当する教職員によって提供される。「国際交流ファシリテーター1・2」、「ファシリテーション概論」、「ファシリテーション実践論1・2」は、まさにそうしたノウハウを提供することを目的として開講される科目である。国際交流ファシリテーターとしての活動は決して楽なものではなく、多くのエネルギーを必要とする。時には失敗することもあるだろう。しかし、こうした活動を通して、学生たちは情報の洪水の中から正確で意味のある情報を自ら選び出す能力、児童・生徒や教員、同じファシリテーターの学生といった〈他者〉を相手に、自分の意図や内容を伝達するためのコミュニケーション能力、また、チームワークの中で自分の可能性を実現するという協調的自己実現能力といった資質を開花させていくことになる。これらの能力は、学生が地域社会の一員として活動する際に大きな強みになり、また、さまざまな分野で新しい問題が台頭し、今までの問題解決の手法が通用しなくなっている21世紀において、最も必要とされている能力なのである。 国際交流ファシリテーターとして県内の小中学校・高校へ派遣されるには、次の2つの要件を満たさなければならない。 ①同一年度中に「国際交流ファシリテーター1または2」と「ファシリテーション  実践論1または2」の単位を取得する見込みがあること(表1参照)。 ②国際交流ファシリテーターとして初めて派遣される年度の前期までに、「ファシ  リテーション概論」、および、指定の基礎科目または専門科目(表1および表2  参照)から1科目の単位を取得する見込みがあること。表1 ファシリテーション系科目国際交流ファシリテーター1(隔年)国際交流ファシリテーター2(隔年)ファシリテーション概論表2 指定の基礎科目と専門科目基礎科目文化人類学、国際関係論、異文化理解、平和学、ジェンダー論、社会企業論、ジャーナリズム論 国際交流ファシリテーター事業が学生主体の活動であるということは、学生のアイディアによって今後さらに発展する余地があることを意味する。みなさんのアイディアを積極的に提案してほしい。また、こうした活動に打ち込むことによって、みなさんの学生生活が一層充実したものになるだろう。国際交流ファシリテーターとして活動した卒業生たちは、「大変だったがやってよかった」、「人間として成長できた」という感想を残している。意欲ある多数の学生の参加に期待したい。国際交流ファシリテーター事業の最新情報については、ウェブサイトを参照すること。http://www.nuis.ac.jp/iuip/前期後期ファシリテーション実践論1(隔年)ファシリテーション実践論2(隔年)専門科目国際政治学、国際法、南北問題、国際協力論、市民社会論、グローバルデモクラシー論国際交流ファシリテーター事業3.国際交流ファシリテーター事業のめざすもの24.国際交流ファシリテーターになるには5. 充実した学生生活のために

元のページ  ../index.html#29

このブックを見る