学生便覧2014
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国際交流インストラクター事業ワークショップの進行表の作成、派遣先学校の教員との打ち合わせ、そしてワークショップの実施など、全て国際交流インストラクターの学生が行います。そのために必要なノウハウは、インストラクター事業を担当する教職員によって提供されます。「国際交流インストラクター演習1・2」は、まさにそうしたノウハウを提供することを目的として開講されるものであり、学生諸君が国際交流インストラクターとして認証されるための科目です。2010年度からは「ワークショップ実践論1・2」が開講されています。 国際交流インストラクター活動はけっして楽なものではなく、多くのエネルギーが必要になります。時には失敗することもあるでしょう。しかし、こうした活動を通して、学生諸君は、情報の洪水のなかから、正確で意味のある情報を自ら選び出す能力、児童・生徒や教員、同じインストラクターの学生といった〈他者〉を相手に、自分の意図や内容を伝達するためのコミュニケーション能力、また、チームワークの中で自分の可能性を実現するという協調的自己実現能力といった資質を開花させていくことになります。これらの能力は、諸君が地域社会の一員として活動する際に大きな強みになりますし、また、さまざまな分野で新しい問題が台頭し、今までの問題解決の手法が通用しなくなっている21世紀において、最も必要とされている能力なのです。 国際交流インストラクター活動が、学生が主体としてなされる活動であるということは、学生諸君のアイディアによって今後さらに発展する余地があることを意味します。どしどしアイディアをぶつけて下さい。また、こうした活動に打ち込むことによって、諸君の学生生活が一層充実したものになるでしょう。国際交流インストラクターとして活動した卒業生たちは、「大変だったがやってよかった」、「充実していた」、という感想を残しています。意欲ある学生諸君の多数の参加を期待します。国際交流インストラクター事業の最新情報については、ウェブサイトをご覧ください。http://www.nuis.ac.jp/iuip/  214.充実した学生生活のために

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