学生便覧2011
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学修ガイド国際交流インストラクター事業 本学では、(財)新潟県国際交流協会から「国際交流インストラクター」として認証された学生が、9月と2月に県内の小中学校・高校にグループ単位で出向き、ワークショップ形式で国際理解教育を行うという国際交流インストラクター事業を推進しています。これは、文部科学省の大学教育改革補助金の一つである「平成19年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム」(略称:現代GP)に採択されました。2007年度からは県内の他大学も参加し、本学、敬和学園大学、新潟県立大学の3校がこの事業に取り組んでいます。 児童・生徒に国際理解教育を行うことによって、新潟県の国際化・活性化を推進することが活動目標です。2006~10年度までに190名の本学学生が国際交流インストラクターとして認証を受け、多くの小中学校・高校に派遣されました。新潟市のほかにも妙高市、魚沼市、柏崎市、胎内市、佐渡市等の小中学校・高校において国際理解教育を行っています(派遣先の学校には貸切バスを利用して行きます)。こうした活動は、地域における国際理解教育を推進する事業として、県内の教育界から高く評価されています。 国際交流インストラクター活動の主役は学生諸君です。とりあげるテーマの選択、ワークショップの進行表の作成、派遣先学校の教員との打ち合わせ、そしてワークショップの実施など、全て国際交流インストラクターの学生が行います。そのために必要なノウハウは、インストラクター事業を担当する教職員によって提供されます。「国際交流インストラクター演習1・2」は、まさにそうしたノウハウを提供することを目的として開講されるものであり、学生諸君が国際交流インストラクターとして認証されるための科目です。2010年度からは「ワークショップ実践論1・2」が開講されます。 国際交流インストラクター活動はけっして楽なものではなく、多くのエネルギーが必要になります。時には失敗することもあるでしょう。しかし、こうした活動を通して、学生諸君は、情報の洪水のなかから、正確で意味のある情報を自ら選び出す能力、児童・生徒や教員、同じインストラクターの学生といった〈他者〉を相手に、自分の24 国際交流インストラクター事業1.国際交流インストラクター事業とは2.国際交流インストラクター事業のめざすもの13.国際交流インストラクター事業のめざすもの29
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