vol87
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誠実に本分を尽くす毎日を積み重ねよう―困難乗り越え世界史の中を生きるためにしょうけつ「猖獗を極める」とはこういうことだったのか。年明け早々に新型コロナウイルス感染症が騒がれ始め、3月に新型コロナウイルス対策の特別措置法が成立。4月には東京、神奈川ほかの7都府県に緊急事態宣言が出されたかと思う間もなく、対象は全国に拡大していったのはご案内のとおりです。この間私たちはいち早く「新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を起ち上げ、卒業式、入学式の取り扱いや新年度の授業方法を検討して参りました。詳細は後述のとおりですが、皆さんのご理解とご協力により、ここまで円滑に進行中です。また大学では学生の皆さんからの強い要望に応え、学生一人当たり5万円の修学支援金を配布致しました。大学としてはこうした困難の中においても在学生のみならず将来入学してくる学生の皆さんに良好な施設、環境を整備維持し、その中で質の高い教育研究活動を行っていくことがその使命であると考えております。これはその中で取り得た精一杯の支援策です。もちろんまだ経済的苦境に立たされ学費等の納入にも難渋している学生さんたちが多いことも承知しております。ただこれに対しては政府による「学びの継続のための学生支援緊急給付金」などの支援制度も整備されて参りました。是非併せて活用してみてください。「世界史の中を生きる」。おかしな言い方かも知れませんが、この数か月の経験でその感を強く持たされた気が致します。災害列島日本の中で私たちは地震、台風、大雨など多くの厄災を経験してきました。世界でいろいろな災害が発生しメディアで瞬時に情報が伝わってきても、実際に渦中にいない限り、どこか切り離された遠い世界の話のように感じてしまう。おまけに時間の経過とともにその記憶もだんだん薄れていってしまう。しかしながら今回は違います。局地的な厄災に留まらず瞬時に世界中に伝播し、こちで進行中です。識の下、「新しい生活様式」への移行が始まりつつあります。とは言え今後想定されている第2波、第3波への備えは必須です。こうした流れの中で私たちが出来ることは誠実に本分を尽くし毎日を送ること、この積み重ねにより歴史の中に生き、歴史を作り上げていくこと。さぁ皆さん、一緒にこの困難を乗り越えて参りましょう。幸い日本では事態が一段落したとの認あたかも世界同時多発的に発生したような様相です。そして今なお世界のあち[本校]〒950-2292 新潟市西区みずき野3-1-1[新潟中央キャンパス]〒951-8068 新潟市中央区上大川前通7-1169https://www.nuis.ac.jptel. 025-239-3111 fax. 025-239-3690tel. 025-227-7111 fax. 025-227-7117somu@nuis.ac.jpNUISホームページhttps://www.nuis.ac.jp(スマートフォン対応)新潟国際情報大学 学報 国際・情報 令和2年7月発行 2020年度 No.2Facebookページhttps://www.facebook.com/nuis.faceInstagramYouTube公式チャンネル      令和2年7月30日 発行Twitter@nuis_nabbit新潟国際情報大学学長 野崎 茂学報Vol.87国際情報

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