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国際理解講演会高校生スピーチコンテスト交流会 最優秀賞に新津南高2年富樫里桜嘉さん餃子・ビビンバ味わい留学の成果を発表無国籍者と移動する人々本学主催の「第5回新潟県高校生英語スピーチコンテスト」と「国際理解講演会・交流会」が、本校みずき野キャンパスで行われました。二つのイベントはともに「国際交流フェア」の一環として開催されたものです。      じ   :  7月13日に開催された「国際理解講演ティ」と題して講演しました。7月7日に行われた「高校生英語スピーチコンテスト」では、一次審査を通過した県内5高校の8人が本選に臨み、「私ができる異文化理会」では、陳天璽氏(早稲田大学国際学術院教授、無国籍ネットワーク代表理事)が、「無国籍者と移動する人びと―開港、人権、アイデンティ解」をテーマにスピーチが行われました。審査は発表内容、英語での質疑応答などの総合評価で行われましたが、いずれも素晴らしいハイレベルなコンテストとなりました。最優秀賞に新津南高2年の富樫里桜嘉さん、優秀賞に燕中等教育学校5年丸山綺月さん、上越高2年保坂七渚さん、審査員特別賞に上越高2年滝坂リーナさんが選ばれました。陳氏は、国際的な移動が頻繁な社会では無国籍の人々が多数存在し、私たちが当たり前に享受している権利が認められていないことを、実体験を通して語りました。さらに新潟開港時に中国人が、欧米との接点が少なかった当時の日本との懸け橋となっていたことを、絵画などを用いてビジュアルに訴えかけながら紹介しました。ともに無国籍という視点から「人権とは何か」を考える機会となりまし国際理解講演会後の交流会では、本学や夏期海外セミナーに参加した学生が、留学の成果について発表しました。交流会には約100人が参加し、月餅(中国)、焼肉ビビンバ(韓国)、た。当日は78人の方が聴講し、聴講者からは「無国籍について考えるきっかけになった」、「国家、国籍など日本人があまり意識しない分野の話を聴くことができて興味深かった」などの感想がありました。シャシリク(キルギス)など世界の料理を食べながら歓談、光云大学校(韓国ソウル特別市)からの二人の留学生イさん、シンさんや、JICA(国際協力機構)からの参加もあり、大盛況のイベントとなりました。8月22日に情報システム学科の河原准教授、同学科4年原郁美さん、同2年鷲津彩世さん、社会連携室の片桐徹係長、そして中田により、西内野小学校の先生方へのプログラミング研修を行いました。来年度から全国の小学校でプログラミングと英語が必修化されます。英語とは違いプログラミングは、初めて目にする小学校の先生も多く、抵抗感がある方もいらっしゃると聞いています。そこで研修会では、まず先生方にプログラミングを一から体験していただくために、本学で開発された迷路プログラミングからスタートしました。ビジュアルプログラミング言語で正三角形を描き、温度や明るさが測れるmicrobitと、何を教えるのかではなく、まずは先生自身がプログラミングに親しんでもらう研修を行いました。先生方には、プログラミングへの抵抗感を減らしつつ、興味を持っていただけたことと思います。また、このような機会を与えてくださった西内野小学校に感謝を申し上げます。ありがとうございました。講師 中田豊久) ちんてん早大学術院教授・陳氏が講演西内野小・教員研修会本学の派遣留学体験者らも参加した交流会先生の抵抗感をなくそうと行われたプログラミング研修会(情報システム学科 新潟国際情報大学 学報 国際・情報 令和元年10月発行 2019年度 No.3陳氏の体験談を通して聴講者も人権について考えた講演会がい取るり派組遣ん留で学  国際交流フェア必修化に備えプログラミングに挑戦

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