Vol83
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国際学部がシンポジウム開くグローバル社会に生きる自覚を教育の原点をめぐって論議 本学の開学25周年を記念した講演会が6月8日に本校みずき野キャンパスで開催されました。講師には小和田恆氏(前国際司法裁判所所長、元国連大使)をお迎えし、「21世紀の国際秩序と国際裁判」と題して講演をいただきました。小和田氏は本学との縁を紹介したあと、「平成の時代は、平和の裏側で東西冷戦の終結による地域内紛争が勃発」と指摘。グローバル化が進む中で「全体利益の追求から自己利益の追求へ転じるなど方向性を異にする国もあるが、核、環境、疾病、難民問題等、国際問題を解決するための国際秩序の仕組みづくりが急がれる」と述べました。続いて、「グローバリゼーション(世界が一つの社会)は必然的な社会現象であり、国内社会の安定や秩序の維持、国家間の紛争にも大きく影響去る6月9日、本学創立25周年を記念した国際学部のシンポジウムを本学新潟中央キャンパスで開催しました。海外研修中の教員を除き、国際学部のすべての教員が参加し、普段の授業において「学生にもっとも伝えたいこと」を各自報告し合いました。国際学部の教員が、相互に授業のエッセンスを紹介し合う初めての経験となりました。議論は終始白熱、充実し、それぞれの研究テーマや専門分野を超えて、学問や教育のしている」と述べました。さらに「グローバル化は一部の国や大都市の現象ではなく、都市や地域を問わない社会の実情」としたうえで、最後に「皆さんはグローバル社会の一員であることを常に認識して生きていってほしい」と、学生に温かいメッセージを贈られました。(企画推進課)意味を再確認し合いました。「私たちの教育の目的は、結局は„やさしい人“をつくることではないか」といった、教育の原点にかえった議論もなされました。なお、本シンポジウムの内容は、成果として、書籍『平和をつくるための国際研究入門』(仮題)にまとめられ出版される予定です。またこの本には、その前日に開催された小和田恆氏の講演内容も収録される予定です。(国際学部長 佐々木寛)無料小和田恆氏が学生に温かいメッセージ4回目4回目2回目2回目無料送迎バス送迎バス運行運行学食体験学食体験新潟国際情報大学 本校新潟市西区みずき野3-1-1 (JR越後赤塚駅下車 徒歩7分)入試・広報課〒950-2292 新潟市西区みずき野3-1-1 TEL 025-264-3777(直) FAX 025-264-3780新潟国際情報大学 学報 国際・情報 令和元年7月発行 2019年度 No.2        4nyushikouho@nuis.ac.jp25周年記念事業の10:20▼15:3010:20▼15:00参加お申込み13:15▼16:30会場お問い合せ先本学ホームページまたは下記までお申込みください。オープンキャンパス 2019オープンキャンパス 20193回目3回目※時間やイベントについては、変更になる場合があります。 最新情報は本学ホームページをご覧ください。E-mail高校生はじめどなたでもご参加できます!高校生はじめどなたでもご参加できます!8/4■9/1■12/8■開学25周年記念 講演とシンポOPEN2019CAMPUS

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