vol82
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私たち17名は8月22日から12月7日まで、アメリカ合衆国のセントラルミズーリ州立大学で学んできました。私たちは簡単なテストの後、いくつかのクラスに分けられました。授業ではリーディング、ライティング、文法、さらにアメリカの文化、アメリカの歴史、日米関係について学びました。私のクラスはサウジアラビアや韓国からの留学生との混合クラスで、期せずして英語をセカンドランゲージとする話者の英語に私たち韓国留学チームは、ソウルにある慶熙大学校の国際教育院で学びました。                8午前は韓国語の学習、午後は韓国の歌や映画などの文化授業を受けました。午前は外国人の友達と共に授業を受け、午後は海外提携大学に学生を派遣する「平成30年度派遣留学・夏期セミナー」が実施され、5カ国・5大学へ合計60人が留学しました。昨年8月出発のカナダコースから本年1月上旬に帰国した中国コースまで、1〜4カ月余におよぶ、それぞれの留学体験を報告してもらいます。慣れ親しむことになりました。はじめは彼らの独特なアクセントや訛りのために、正確に聞き取ることができませんでしたが、何度もやり取りするうちに、彼らの英語を理解できるようになりました。この経験は私に英語で話す自信をつけさせてくれました。また、私たちは大学構内の寮で生活していました。部屋はそれぞれルームメイトが一人と、お風呂とトイレを共有する二人のスイートメイトで構成されます。親元を離れて生活すること本学の学生と一緒に授業を受けました。また中間考査、期末考査ではリーディング、ライティング、スピーキング、文法のテストを受けました。また、慶熙大学校にはトウミ制度というものがありました。トウミ制度とは、留学生1人が初めてだった私は不安でいっぱいでしたが、ルームメイトとスイートメイトはとても気さくで親切だったので、安心して快適な寮生活を送ることができました。また、大学にはアメリカンフットボールの試合やハロウィン、映画会などたくさんのイベントがあります。一番記憶に残っているのがドラァグクイーンショーです。男性が女性のように韓国人学生が1人つき、勉強を手伝ってもらったり韓国生活について教えてもらう制度です。このトウミ制度で韓国人の友達ができました。さらにクラスで現地学習や食事会に参加して、外国人の友達をつくることもできました。日本人以外とも交流することで、韓国語の能力が向上し、各国の文化の相互理解のきっかけにもなりました。私たちは大学の寄宿舎で生活していました。部屋には生活にな奇抜な衣装を身にまとって行うショーは、大変盛り上がりました。最後に素晴らしい体験として紹介したいのがサンクスギビング休暇でのフロリダのディズニーワールドとユニバーサルスタジオへの旅行です。私は内向的必要なものが大体そろっており、足りないものは近くで買うこともできて、非常に環境が整っていました。生活していくうえで気になることは、寄宿舎のおじさんやトウミに教えてもら今回の派遣留学で私たち韓国チームは、韓国語の上達はもちろん、参加者それぞれが、自立して外国人の友達と深く関わることができました。お力添えをしていただいた先生方をはじめ、関係してくださであまり外に出掛けないので、自分たちだけで国内線の飛行機を乗り継いだり、現地の人と英語で話せるか心配でした。に終わりました。私たちはしばしば道に迷い、現地の方に尋ねることもあったのですが、私たちの拙い英語にも懇切丁寧に対応してくださいました。今回の留学体験を通じてたくさんのことを学ぶことができ、また語学面だけでなく人としても成長することができました。たアメリカ現地の先生方、一緒に学んだ友人たち、そしてなによりも素晴らしい機会を与え応援してくれた家族に感謝したいです。った全ての方々に感謝を込めて、留学報告とさせていただきます。い、不便なく生活することができました。しかし、それはほとんど杞憂本学の先生方やお世話になっアメリカ韓 国国際文化学科3年 赤川万里慧国際文化学科3年 竹之内一菜混合クラスで英語力アップ相互理解生むトウミ制度キョンヒ昌徳宮で(中央が筆者)新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成31年4月発行 2019年度 No.1パレード時にみんなそろって5カ国で異文化を体験

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