70

6/16

今日の国際問題テーマ5人の先生方国際文化学科　教授　小林元裕　 　　　　　 　63月末をもって大学を離れ、神奈川県の東海大学に異動しました。私が本学に着任した2001年は、アメリカ合衆国であの9・関係が歴史問題で変質し始め、さらには中国がWTOに正式加盟して、その後、世界経済を大きく左右する存在に成長するきっかけとなった歴史的な年でした。以来14年半、今まさに起きている国際的事件や数々の問題をテーマに授業や研究ができたのは、私にとって大変貴重な経験となりました。すばらしい教育環境を与えてくれた新潟国際情報大学、教職員の皆さん、そして卒業生、在学生に心から感謝します。本学の学生らが1月9日、新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ能楽堂で、能とプロジェクションマッピングの発表会を行い、大学と佐渡市関係者ほか大勢の一般市民から大きな拍手を受けました。この発表会は、佐渡市が平成24年度に公募した「佐渡に大学として「羽茂小泊集落の能楽継承と地域活性化」を提案し、応募した全国12大学の中から優秀賞に選ばれ、能楽講座の集大成です。佐渡出身や島に縁のある能楽師3先生の指導で3年間、謡、仕舞、笛、小鼓の能学講座を開設。学生や新潟市民も受講して羽茂小泊白山神社で発表するなどの活動を行い、能楽関係者や羽茂小泊集落の人たちと交流を深めました。同時に、佐渡でのチャレンジ事業やコミュニティー事業等を活用した能楽継承活動を積極的に行ってきました。発表会は、能楽師3先生と小泊集落の人たち、県内の能楽愛好家の賛助出演で、伝統の能と最新プロジェクションマッピングのコラボレーションを展開。幽玄な能の雰囲気を笛の音と映像で盛り上げ、舞い手の動きに合わせて曲の情景を映像で表すという国内でも翌25年度から27年度まで3年間続けた夢プロジェクト」珍しい演出に、客席から感動の声もあがりました。終了後の観客アンケートでは、「今後も能と映像のコラボレーション公演に期待しますか」という問いに回答者59人中50人が「期待する」（とても期待が31人、まあ期待が19人）と答え、うれしい反応でした。さらに進化させるよう励みますのでご期待ください。国際文化学科 契約講師　Paul Dickinson新潟国際情報大学 学報　国際・情報　平成28年4月発行　2016年度 No.111事件が勃発し、日中 After five enjoyable years teach-ing in the Communicative English Program (CEP) I have accepted an opportunity at a university in Nagoya. I would like to thank the students and staff at NUIS for their kindness and support. It has been a pleasure to work with you and I will miss seeing you at the Mizukino campus. I will especially miss the CEP students who made my time here so rewarding with their friendliness and spirit of fun. I always enjoyed the CEP classes and hope the students did, too. I hope we can meet again, here in Niigata or in Nagoya, and wish you all the best for the future. CEP：本学独自の少人数英語教育（5年の楽しいCEP講座を終え名古屋の大学に移りました。親切に支えてくれた学生、職員に感謝します。一緒に仕事をした喜び、キャンパスで会えない寂しさ。特に、ここでの時間を実り豊かにしてくれた好意的で明るいCEPの学生に会えない…、講座はいつも楽しく、学生も同様だと思います。新潟、名古屋での再会を願い、皆さまの幸せを祈っています）楽しく充実したCEP羽茂小泊集落と交流3年佐渡 夢プロジェクト能楽講座発表会「能と プロジェクション　 マッピング」を　　　　　　　披露