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湧源編集後記に代えて ゆう げんいま、みずき野キャンパスの正門前のハーブ園〝ガーデンティティ〟で飲んでいる。残念なことに本日で閉店となる。ここで多くの学生が食事を楽しみ、友と語り明かした。大学での学びには、他者との対話は欠かせない。このコーナーでは3回続けて、本学が「情報文化の創造とさらなる発展に貢献する人材の育成を通じて、世界平和の実現を目指し」ていることを紹介してきた。最後に開学時の大学案内における内山秀夫学長の文書を一部借用し、少し説明させていただきたい。人類は身振り・しぐさ・かけ声・絵・言語・文字・記号と「さまざまな地域で、数多くのコミュニケーション形態」を発展させてきた。しかし「地域・民族・国などを単位とするその独自性は〈群れ〉の共通利益を守る一方で、逆に、他民族を拒む壁」となっている。本学は「国境や地域、そこに根づく文化の違いを大切にしながら」、国・地域を越えた「価値観のもとに情報ネットワークを形成し」「そのつながりを人類の共存・共生の真の絆とするために」情報文化の創造・発展を通じて、世界平和の実現を目指しているのである。このような国際化・情報化の必要性・重要性が叫ばれながら、日本全体をみると、皮肉なことに留学する学生の減少ばかりでなく、国内においても若者の〝スクールカースト〟〝島宇宙化〟など「他者を拒む」傾向が指摘されている。私たちはここ新潟から「他者を阻む壁」に挑戦している。ここガーデンティティで交わされてきた学生の対話は、大きくこのチャレンジに貢献してきたことだろう。地域の大学への多大なご助力に感謝しながら、もう一献、盃を傾けたい。順不同 いろんな事に挑戦    様々な人と交流を入試・広報委員長 小宮山 智志日本私立大学協会会長新潟県知事新潟市長新潟商工会議所会頭株式会社日本ドリコム株式会社リクルート北関東マーケティング代表取締役社長 中島大沼 淳泉田裕彦篠田 昭福田勝之代表取締役 山城由紀雄様淳二歓迎のことば新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。新潟国際情報大学在学生を代表して心から歓迎いたします。また、ご臨席いただきましたご両親、ご家族の皆様にも心からお祝いを申しあげます。さて、本日から新入生の皆さんは新潟国際情報大学においての一人の学生となります。皆さんの率直な気持ちを代弁いたしますと「期待」や「不安」などの気持ちをお持ちであると思います。もちろんそうではなく「自由」だと思う人もいらっしゃるはずです。それもそのはずで、大学生活は今までの中学・高校生活の時とは違い縛られるものが少ない、ということは確かです。縛られるものの具体的な例としては主に「時間」です。大学生活においての「時間」はおそらく大学生活を過ごしていく中で気づくと思いますが、予想以上に「自由な時間」として表れてくるはずです。もちろん期末テストや課題などやらなければならないものもありますが、それらを除いても1、2年生のうちは自由な時間が多いと思います。しかしながら裏を返せば、何かやりたいことを見つけたり、自ら行動を起こしたりしないかぎりその自由な時間がただ過ぎて行くということもまた確かです。そうはいっても、既にやりたいことや目標などを見つけている人がいれば、まだいろいろぼんやりとしている人もいると思います。私の場合も、大学生になりたての頃は何をしようかなどは考えていませんでした。私からは皆さんにそれを踏まえまして、一つ、「挑戦」という言葉を送らせていただきます。これは大学生活だからこそある時間を有効活用していただくために何か「挑戦」してほしいという願いをこめています。それでもただ「挑戦」といっても大雑把すぎ、部活動をやる、資格を取る、ボランティアをするなど様々あると思います。皆さんにはその「挑戦」の一つのきっかけとして、後日行われるクラブ紹介や各学部ごとの少人数で行われる講義などを活用して、まず初めに様々な人との交流を増やしていってほしいと思います。交流を通じて学生だけでなく、教職員や周りの人たちとの出会いを大切にすることと共に、なりたい自分の道を作ってみてはいかがでしょうか。最後に繰り返しとなりますが、この大学生活だからこそある時間を有効活用してほしいと思います。楽しいことやつらいことも必ずあるはずです。楽しいことは楽しんで、苦しいことは乗り越える、それも全部合わせて思い出のページとなれば幸いです。みなさん全員のこれからの学生生活が、充実したものとなるよう願い、歓迎の言葉とさせていただきます。入学式翌日からは早速、新入生ガイダンスが始まりました。その中の新入生交流プログラムは入学式翌日のランチタイムに併せて本学食堂「弥彦」で開催され、1テーブル6人の新入生に対して1人の上級生ファシリテーターが座りました。まず平山学長の挨拶後、3マス自己紹介が行われました、これは1枚の紙に名前、今日の気分、各自のストレス発散法を書いて紹介するもので一気に学生たちの緊張がほぐれました。歓談タイムをはさんでゲームが行われ、優勝チームには大学近隣飲食店の食事券がプレゼントされました。新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成28年4月発行 2016年度 No.1    様 祝電 様 様 様 様       4情報文化学部 情報システム学科3年在学生代表自己紹介や歓談タイム新入生交流プログラム 古川 静馬 

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