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中国語コンテストの国・湖南省で行われ、本学から初めて神田張健さん(情報文化学科4年)が出場しました。同コンテストは、中国語を外国語として学ぶ世界各国の大学生が、中国語で自国文化を紹介するなどして交流の橋を築く世界最高峰のコンテスト。今年これまで2年間、新潟予選会を見学した折に、私には参加者全員がキラキラと輝いて見えました。中国が好きな者、将来中国との架け橋になりたい者など私と同じ考えの人ばかりで「自分も参加しては世界各地の予選を勝ち抜いた133人が参加、日本からは5人が出場しました。大会ではまずベスト30が選出され、ベスト15、10、6と絞られ最後に優勝者1人が決まります。残念ながら神田さんはベスト30突破とはならなかったものの、身振り手振りを交え、流ちょうな中国語で語る姿は、聴講者を魅了し、みようかな」との気持                     6ちと先生の後押しで、今年は参加しました。添削に添削を重ねた文章を常に持ち歩き、紙がボロボロになるまで、原稿を片手にひたすら暗唱を繰り返しました。私にできることは、ミスをせず大きな声で話すことでした。淡々と自分の中国との出合いや将来のことを話しました。結果発表で最後に自分の名前が呼ばれた時、うれしいより自分でいいのかという気持ちでした。世界大会に選ばれたからには、本気で参加しようと決意しました。文章の添削や発音の修正、抑揚の付け首席審査委員から特別な評価を受けました。神田さんは5月16日に、新潟市のクロスパルにいがたで開かれた同コンテストの新潟予選大会で、見事「総領事賞」(優勝に当たる)となり世界大会に。本学からは3人が出場し、笠井菜々子さん(情報秀賞」を受賞しました。方を中国人の大学院生から教わるため新潟大学へ通い、羽織袴を一人で着られるように学校へ通い着付けの練習をしました。世界大会で、私は自分の持つ最高のパフォーマンスをしましたが、世界の壁は高いという結果になりました。私は悔しい気持ちより、今まで応援してくれた方に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。中国では世界各国の友達と知り合えたことが何よりの収穫でした。大会では残念な結果でしたが、参加して良かったと心から思います。ここまで来られたのは、區先生をはじめ各先生方や中国の大学院生、大学の友人の協力のおかげです。この経験を糧に、自分がスピーチで述べたことを実現するため、また一歩一歩頑張っていきたいと思います。(6第15・27回、新ク潟ロ・スロパシルアに語いスがピたー)チでコ、ン本テ学ス学生トました。全国から学生などが挑戦して年1回開かれるコンテストに、今年は昨年を上回る28人が参加する激戦でした。最難関の一般(上級)の部で情報文化学科3年の金子修登さんが3位に入賞。入門B(中級)の部では同3年の小林開さんが3位に。また入門A(初級)の部でも国際文化学科2年の髙橋佳那子さんが準優勝の活躍でした。今年は優勝は逃したものの複数名の上位入賞は5年連続、一般の部での入賞は2年連続の成績でした。私は昨年に引き続き2回目の参加ですが、あえて中級の部を飛び越して上級の部に挑戦しました。まだ直接ロシア語でスピーチ内容を考える力はないので、まず日本語の原稿をつくり、それをロシア語に翻訳するという手順で内容を考えました。紙が破れるほどに辞書を引き、ノートを黒くしていきました。そうしては12人が参加して5年連続で上位入賞を果たしいるうちに翻訳のスピードは速くなっていきました。ムチャッカへ)」という題でスピーチをしました。日魯漁業の創業者の一人である堤清六さんのお話です。彼はロシアで、後の生涯の友人と出会って漁業を志しました。人生には縁の作用が大きいのではないかと思います。私がロシア語を学ぼうと思ったのも、本学の神長先生によるロシア語の詩の朗読を聴いて、ロシア語はなんて面白い音だろうと思ったからです。「国際交流インストラクター・キックオフセレモニー2015」が先日、開催された。新潟県国際交流協会から国際交流インストラクターとして承認された104名の学生は、自ら学んだ国際理解や留学体験を題材に、9月から3月にかけて県内の小・中・高校の児童・生徒にワークショップ形式の授業を行う。この試みは本学が10年前に国際交流協会と協働で開始したが、現在では敬和学園大学、新潟県立大学、上越教育大学にも参加していただき、県内全域に活動が拡大している。情報化・国際化が進展する昨今では、教師が流す情報を一方的に受信する受動的な授業ではなく、主体的・能動的に情報を創造・発信する能力を身に付けるアクティブラーニングが推奨されている。ワークショップに参加する児童・生徒は異なる価値観・文化に触れながら、参加者のお互いの意見に触発され、新しい考えを生み出すことを体験する。企画する大学生は、参加者の興味関心に合わせて新しい発想が生まれる„場“を創り上げる。準備における半年間の仲間との議論の積み重ねもアクティブラーニングだ。さらにワークショップを実践することで、普段の大学での講義や留学直後では気付かなかった学びが生まれるのである。生徒・児童の学びの場としての、そして自分たちの学びの場としてのアクティブラーニングを„学生自身が創り上げるアクティブラーニング“だ。この10年間で、延べ800名のインストラクターが1万9000名の児童・生徒とワークショップを行った。彼らは本学の目指す「情報文化の創造とさらなる発展に貢献する人材の育成を通じて、世界平和の実現」をまさに成し遂げてくれると、この日の彼らの真剣な眼差しに、確信した。湧源編集後記に代えて ゆう げん入試・広報委員長 小宮山 智志各国の友達と交流の橋を築く  私 は「От Сандзё Камчаткидо情報文化学科4年 神田張健情報文化学科3年 金子修登破れるほど辞書を引いた最高のパフォーマンス披露中央が金子さん(三条からカ太文化さん(学科同43年年)、加)も「藤龍優大「会漢が語7橋月」6第14日か回世ら中界新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成27年9月発行 2015年度 No.3ロシア語スピーチコンテスト5年連続で上位入賞「漢語橋」世界大会に本学から初出場新潟予選会で優勝、中国・湖南省へ

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