67
6/8

湧源編集後記に代えて情報システム学科1年 チャンバンキエンゆう げん自自分分のの夢夢をを実実現現すするるたためめにに入試・広報委員長 小宮山 智志私は、自分の夢を実現するために、日本に来ました。日本語学校で1年半くらい日本語に取り組み、新潟国際情報大学に入学できるようになりました。合格通知をもらった時に、これからの人生が変わり、自分の夢を一歩一歩実現できると思い、非常にうれしく感じる一方で、心配なことも出てきました。日本での大学生活は厳しいし、専門知識が難しい。大学では、私のような外国人は少なく、言語の壁で人間関係がうまくいくかどうか、友達ができるかなどの心配がいっぱい出てきました。入学の前日に、自分は大学生活をうまくやっていけるのだろかという疑問が、常に頭の中を回って                  6いました。しかし、入学後のクラスガイダンスを受けたり歓迎会にも参加したりして、先生方と学内の皆さんに優しく接していただき、本当にホッとしました。今は、友達もできてよかったです。日本語が母国語でない私は、授業が分からなくて困った時、先生と友人が丁寧に説明してくれました。大学では外国人向けの日本事情の授業のおかげで、日本の文化や日本人の考え方など、日本国のことがよく分かってきました。さらに、学生が自由に使えるコンピュータや図書館など、学生の勉強を補助する施設も十分あります。この環境で勉強するのは、最高だと思います。今は、自分の夢を実現するために、この大学に決めたのは絶対間違いではない、この大学に留学できたのは良かったと思っています。これからも、大変なことや困ることがたくさん出てくると思いますが、自分で選んだ道ですから、最後まで頑張りたいと思います。今年度のスポーツ大会は、ソフトバレーボール、バスケッアームレスリングをエントリー種目とし、フリースローを自由参加の種目としました。種目数は昨年度よりも少なくなりましたが、多くの学生や教職員から参加していただき大いに盛り上がりました。当日はほぼ一日中体育館にいたのです学業や課外活動に頑張っている学生たちをたたえる、表彰奨学金の授与式が7月9日に行われ、平山征夫学長からが、出場選手が点を取ったときに同じメンバーと喜びを分かからの声援などを聞いていると、私自身もその中で一緒になっているような雰囲気となりました。運営に関しては、人数が少なくて不安もあったのですが、部活やサークルからの多くの協力のおかげでスムーズに行うことができました。来年も開催し、さらに盛り上げて親睦がいっそう深まるより良い大会となるように精いっぱい頑張りたいと思います。皆さまの協力で無事終了できて、あらためて感謝いたします。ました。学長の激励に、学生たちはいっそうの活躍を誓っていました。今年度の表彰学生は、学業優秀者(前年度の修得科目の成績が各学年・学科において優秀であった者)が17人(国際文化学科2人、情報文化学科6人、情報システム学科9人)で各30万円。また、課外活動では学生自由研究発表会で3位、外国語スピーチコンテストで1〜3位、スポーツで全国大会に出場するなどで活躍した、合わせて7人にそれぞれ10万円が授与されました。十日町市の中条地区の祭り「じょうもん市」に内田研究室のメンバーと共に参加した。同研究室では祭りの準備に協力し、さらに来場者に独自のインタビュー調査を行い、今後の祭りの発展と同地域の地域活性化に一役買うことができればと考え、活動しているとのことだ。「じょうもん市」は5千年前の縄文時代の遺跡で行われる祭りだ。新潟県唯一の国宝、火焔型土器(のレプリカ)に聖火が灯されようとしている。まさにここが東京オリンピックの聖火台に火焔型土器のデザインの採用を目指す運動の中心地だ。縄文時代は比較的戦争のない平和な時代だったといわれている。その文化を世界に発信するのが目的だ。新潟県人口問題対策会議によれば、本県の人口流失の契機の一つに県外への大学進学が挙げられている。県内高校生のうち大学・短大進学希望者が約1万人、そのうち60%以上が県外へ進学し、彼らの多くは県外において就職する。県外の大学にない地域の大学の魅力とは、自分のアイディア、想いを生まれ故郷新潟のために活かすことと、大学での学びを結びつけることができることではないだろうか。地域の人々と一緒に考え、問題解決に必要なことを大学で研究し、そして実践する。学生と接していると、彼らの地域を愛する心に驚かされる。この想いが学びの原動力になっている。産学官民が連携して、若者と共に地域を盛り上げていく仕組みを構築することができれば、人口流失を防ぐ一助になるのではないだろうか。本学は21年前に情報文化の創造とさらなる発展に貢献する人材の育成を通じて、世界平和の実現を目指し開学した。学生の真剣な眼差しに、初心を貫徹する決意を新たにした。学業や課外活動で大活躍新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成27年7月発行 2015年度 No.224人に証書と奨学金が贈られ大会実行委員長 古川 静馬(情報システム学科2年)トボール、サッカー、ち合う歓声や、周りチチーームムのの勝勝負負にに歓歓声声初めての外国人留学生、ベトナムから24人に表彰奨学金スポーツ大会

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る