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「現場」で研修、社会の厳しさ自覚9月1日から1週間、学外実習に行って来ました。新聞がどのように作られ、人々の元に届くのかという点に興味を持ち、新潟日報社を選びました。実習では記事を書いて新聞を作るための編集局のみならず、広告部や編成部、企画事業部、販売部、読者ふれあいセンター、デジタル戦略室などの説明を聞かせていただきました。そして実際に印刷工場の見学、取材同行、報道写真研修などをさせていただきました。新聞社といえば報道部がメインであり、情報を2週間のインターンシップでラジオ局を実習先として選んだ理由は、中学時代から夕方の音楽番組をよく聞いていて、大学受験の時もラジオを聞きながら勉強していたので、どのようにしてラジオ番組が作られるのか以前から気になっていたからです。リスナーとしてラジオを聞いて楽しむ立場から、実際に番組を作る側になれることがとても楽しみでした。私が担当した仕事は、CDの整理、登録と番組のアシスタントディレクター(AD)が主な内容発信することばかり注目されているように感じていました。しかし、今回の実習でその認識は大きく変わりました。企画事業部では、県内のスポーツ、文化を振興するために企画を考えると知り、情報を発信することだけでなく県民の文化的な生活を支える仕事もするのだと非常に驚きました。印刷工場見学では、報道写真の色味のみならず、広告として掲載されているイラストの色味にも配慮し、肉眼で何度も確認する作業があり、読み手を強く意識してよりよい新聞を届けようといでした。ラジオ局には、約4万枚のCDが保管されていて、さらに、毎週、山のように新しいCDが届くので、限られた時間の中でそれらを整理してデータベース化する作業は、予想以上に大変でした。また、ADの仕事では、2〜3時間の番組中にメールやFAXで局に送られてくるリスナーからのメッセージをまとめ、パーソナリティーが読みやすいよう文章にマーカーを入れる作業を行いました。仕事をしながら「この番組を聞いて元気をもらう姿勢に感銘を受けました。印刷工場見学のあと、販売店の方に同行して夕いました!」「私も新しい思います!」といったリスナーからの前向きな言葉を読み、こちらまで勇気づけられました。こことのによ挑う戦にし、てパみーたソいナと情報文化学科3年   木嶋 建太 大変貴重な経験となりまリティーや番組制作者の刊配達をさせていただきました。出来上がったものを配ってくださる方など、さまざまな方々の協力があってこそ新聞が成り立つものであると学びました。このように新潟日報社は記事を書くことだけに意識を持っているのではなく、県民の生活に深く関わり、読み手を強く意識して情報を届けているということが分かり、非常に勉強になりました。今回の実習で社会の現場の一端を知ることができ、これからの就職活動に必ず役立つと確信しています。熱意と思いやりがリスナーを勇気づけ、そして、たくさんのリスナーがいることでラジオ番組は支えられ、互いにラジオに対する想いがあるからこそ、良い番組ができるということが分かりました。ただ単にラジオを楽しむだけではなく、今回のインターンシップを通して、ラジオの本当の「良さ」を知ることができ、した。 1)研究論文・図書小林 満男(情報文化学部 情報システム学科・教授)・(2014年)「新潟国際情報大学における情報システム教育改善の取り組み」『情報処理』55巻9            5受入企業・団体・官庁名 (順不同)あおやまメディカル㈱アクシアルリテイリング㈱㈱ホテル新潟イワツキ㈱㈱ウオロク㈱エフエムラジオ新潟片山食品㈱㈱広報しえん済生会新潟第二病院㈱新潟グランドホテル㈱新潟県農協電算センター㈱新潟日報社㈱博進堂㈱BSNアイネット藤田金屬㈱㈱北越銀行㈱イタリア軒㈱ホテルオークラ新潟ほてる大橋館の湯ホテル朱鷺メッセ㈱㈱リクルートキャリア新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成26年10月発行 2014年度 No.3左が髙野さん新潟市役所新潟商工会議所新潟綜合警備保障㈱㈱新潟総合テレビ㈱東映ホテルチェーン小山田 紀子(国際学部 国際文化学科・教授)・(2014年)「アルジェリアにおける植民地支配の構造と展開―フランスの土地政策と農村社会号(1008-1011頁)の変容―」津田塾大学大学院国際関係学研究科(博士論文)(総頁数300頁)・(2014年)「アルジェリア史研究を振り返って」 『日本・アルジェリア友好の歩み―外交関係樹立50周年記念誌―』千倉書房(271−277頁)白井 健二(情報文化学部 情報システム学科・教授)・(2014年)“Application of an autonomous distributed system to the production process,” International Journal of Innovative Computing, Information and Control, 10(4), 1247-1265 2)学会・研究会・講演等越智 敏夫(国際学部 国際文化学科・教授)・(2014年7月5日)「政治理論における<有効性>:高畠通敏と戦後日本」立教政治研究会、市民政治研究会(立教大学)ー研究会)(東京大学駒場キャンパス)谷本 和明(情報文化学部 情報システム学科・教授)・(2014年2月18日)「新潟県における海洋実証フィールドについて」OEAJ(日本海洋エネルギ神長 英輔(国際学部 国際文化学科・准教授)・(2014年7月12日)「尼港事件と北サハリン・アムール川下流地域の漁業」科学研究費補助金情報システム学科3年 髙野 江里 教員の活動(本人申告による)㈱エフエムラジオ新潟㈱新潟日報社リスナーに勇気づけられ県民の生活に深く関わるインターンシップ学外実習

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