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 あふれる情報を理解し判断し  世界に貢献できる人材に育ちたい 勉学、研究、クラブ活動を楽しみ  自分から考え行動の幅を広げよう私の抱負歓迎の辞桜の蕾もふくらみ、川面に春の日差しが躍る季節となりました。本日は、私たち新入生のために、このような素晴らしい入学式を挙行していただき新入生の皆さん、御入学おめでとうござ      4います。また、御臨席いただきました多数の保護者の皆さま、おめでとうございます。皆さんの入学を、在学生一同心から歓迎い まして、誠にありがとうございます。また、数々のお祝いの言葉をいただき、心より厚く御礼を申し上げます。現代社会は、コンピュータが世界の隅々まで普及し、インターネットによって、情報が一瞬にして世界中を駆け巡る時代となりました。私たちは、そのような社会の中 であふれる情報をそのままうのみにせず、自ら正しく理解し、判断する力が求められています。先生方の教えを請いながら、自らの倫理観や判断力を身に付けていきたいと思います。また、私たちは今世界で起きている諸問題について、広い視野でとらえ、その解決に ついて自ら考える力が求められています。環境問題や民族問題、貧困問題など世界中の人間が手を取り合って問題解決をしていかなければなりません。ますます国際交流たします。さて、新入生の皆さんは新潟国際情報大学の学生として、これから4年間の大学生活を送ることになります。今日はその第1日目です。今、どのようなことを考えていますか。分からないことが山ほどあり、言い切れぬ不安を抱えている方もいらっしゃると思います。しかし、大学は端的に言えば「楽しむ」場所です。勉学、研究を楽しみ、友人たちとの交遊を楽しみ、クラブ活動を楽しみ、教員やさまざまな大人たちとの関わりを楽しむ。自分で大学の外から楽 しむものを見つけてくるのもいいと思います。そういった「楽しむ心」をこの大学生活でモノにし、社会に出てからはもちろん 人生を終えるまで持ち続けてほしいと私は思います。ですから皆さん、今からでも構いません。が必要となるでしょうし、国際感覚や異文化理解が求められるでしょう。一国の利益よりも、全世界の人々の幸せを追求していかなければなりません。私たちには、平和で子どもたちが安心して暮らせる地球を後世に残す責務があります。今の私は学力においても、人間的にもまだまだ未熟で、勉強しなければならないことがたくさんあります。学生同士で切磋琢磨し、見識豊かな先生方から教えを受けて、世界に貢献できる人材に成長していきたいと思います。そのために全力で学問に精進してまいります。先生方の厳しいご指導をお願いし、入学生を代表いたしまして抱負とさせていただきます。「大学生活を楽しむぞ」という気概でどうか臨んでみてください。ただし、目標も立てずただ楽しいことだけを追い求め、やらなければならないことをないがしろにしてはいけません。また、人に迷惑をかけてはいけないことは、言わずもがなです。自分はこの大学生活の最後にどうなっていればよいのか、それまでにやらなければいけないことは何かを把握し、行動に移した上で思いっきり楽しんでください。悔いの無い四年間を送れると思います。前置きが長くなりましたが、これから大学生活を送る上で大切なことを二つ、新入生の皆さんにお伝えしたいと思います。一つは、「自分から考え自分から行動すること」です。高校までと違い、大学生には自分で決めなければいけない物事が多くあります。また、与えられている時間も膨近山 英輔(情報システム学科・准教授)・(2013年3月24日〜28日)関山 恭代他「NMRメタボロミクスによるジャガイモ疫病抵抗性マーンパス)・(2012年12月9日)「沖縄から考える脱軍事同盟への道」コーディネーター(大阪経済法科大学)・(2013年1月6日)「松本哉さんを招いて――どう生きるか!『改憲政治』のただ中で」コーディネーター(新潟市)・(2013年1月13日)「原発新潟県民投票シンポジウム」パネリスト(新潟市)・(2013年2月11日)講演「『建国記念の日』を考える――東アジアの平和をめぐる状況と課題」・(2013年2月23日)講演「〈核なき世界〉と脱原発――平和学の視点から」脱原発をめざす新潟(東京都)市民フォーラム主催(新潟市)・(2013年3月23日)講演「絆(きずな)の政治学――アイデンティティとナショナリズムの病」(新潟市)カーの探索」日本農芸化学会2013大会(仙台市) 3)競争的資金獲得研究近山 英輔(情報システム学科・准教授)・(2013年4月〜2014年3月)研究課題「大規模ゲノムデータを基盤とした情報解析手法の開発」新潟大学脳研究所共同利用・共同研究(代表)在学生代表 情報文化学科佐々木 寛(情報文化学科・教授)・(2012年12月16日)コメント・解説「JRN総選挙スペシャル2012――私たちは何を選んだの小林 満男(情報システム学科・教授)・(2012年12月19日)「平成24年度第2回新潟市水道事業経営審議会」(新潟市)・(2013年1月30日)「新潟市下水道事業公営企業会計システム再構築、業者選定に関する意見小宮山 智志(情報システム学科・准教授)・(2012年度より継続)佐潟観光プロジェクトチームか」BSNラジオ・(2012年12月22日)インタビュー「県内識者と考える衆院選」『新潟日報』・(2013年3月25日)論説「『空っぽのナショナリズム』から平和を守るために」『I 女のしんぶん』第1072号書」(新潟市)新入生代表 情報文化学科新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成25年4月発行 2013年度 No.1 4)委員・社会的活動・記事・その他内田 亨(情報システム学科・教授)・(2013年2月26日)新潟県農業共済組合連合会コンプライアンス委員会(新潟市)越智 敏夫(情報文化学科・教授)・(2013年2月)書評「佐野誠『99%のための経済学・教養編』新評論」共同通信配信各地方紙・(毎月第4土曜)「特別編集委員の目」「時々草々」『新潟日報』大沼 竜二斎藤 仁美

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