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「マルチメディア情報処理」新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成22年7月発行 2010年度 No.25[編]『行動経済学の理論と実証』勁草書房(72-100頁:333頁)・(2010)「近年の消費者行動」『平成不況』文眞堂(106-126頁:225頁)佐々木 寛(情報文化学科・教授)・(2010年7月)『地方自治体の安全保障』(共編著)明石書店(全253頁)白井 健二(情報システム学科・教)・計測自動制御学会産業論文に下記の論文を5/26投稿しました。 「企業における収益率に対する経済物理学的考察」白井健二,天野佳則((株)京南エレクス) 2)学会・研究会報告大野 富彦(情報システム学科・准教授)・(2010年6月6日)「お客様相談室の価値創造―米菓企業のケース・スタディー―」2010年度 人、モノ、情報などについて紹介する新コーナー。学園内外を訪問してホットな話題づくりをします。 今回は情報システム学科の桑原悟教授に「マルチメディア情報処理」の授業について伺いました。 情報システム学科3、4年生への講義、222教室のスクリーンに「ハリーポッターと賢者の石」の一部が上映されました。魔法学校の副校長ミネルバ・マクゴナガル先生が、猫の姿から人間に変身していく過程の映像をつくる技術的な仕組みであるモーフィングなどの画像処理の実際の場面を実感しました。 もう1本はスタジオジブリの「ギブリーズ」デジタル技術解説。超激辛カレー店のシーンで背景のぼかし、カレーや立ち上る湯気のセル画とは違った動きや質感。パーティクル(つぶつぶ粒子)、2D・3DCGなどの画像処理でデジタル合成された、アーティストとエンジニアが競った実験的な作品です。 別の日は遠隔操作の授業。在京のプロの漫画家と遠隔地ネットで結びPhotoShopのソフトの実際の使い方を教えてもらおうという試みです。ネットワークやパソコンの性能などの検証を兼ねた実験的な授業でした。 桑原先生の専門は情報セキュリティー、情報システム構築、リスク研究など。大学の前には三菱電機の情報処理システム技術センターや米ロサンゼルスの海外現地法人に勤務したことがあります。企業人としての経験や人脈が授業でも生かされているようです。〈どんな授業ですか?〉 アミューズメントやエンターテイメントといわれる分野に関係する情〈どんな視点での授業ですか?〉 身近な製品や技術が対象ですので、「すごいなぁ」「どうなっているのだろう」と思った人も少なくないと思います。その“すごい”が実際にどうなっているのかを伝え、「そうだったのか」と理解することができるように授業を構成しています。報処理について学びます。 具体例としては、アトラクション、アニメ、映画などに使われるCG(Compu-ter Graphics)、音楽プレーヤなどにも使われているPCM(Pulse Code Modulat-ion)、MP3(MPEG Audio Layer-3)などの記録/再生方式について、また、プロジェクタやCRTおよび液晶ディスプレイなどの表示装置について、それらの構造と利用されている原理や導入されているアイデアを取り上げます。小山田 紀子(情報文化学科・教授)・(2010年5月8日)「アルジェリアの独立とフランスへの『引揚者』―ピエノワールとハルキを中心に―」移民と社会―フランスを中心に―研究会(宮島喬教授主催の科研費プロジェクト)(法政大学)佐々木 桐子(情報システム学科・准教授)・(2010年5月30日)「道路整備計画案の交通流シミュレーション分析」日本情報経営学会 第佐々木 寛(情報文化学科・教授)・(2010年1月27日)「ウルリッヒ・ベック『ナショナリズムの超克』を読む」政治理論研究会(新潟経営情報学会春季全国研究発表大会(東京工業大学)60回全国大会(北星学園大学)・(2010年6月5日)「災害等非常時における交通流解析」日本経営システム学会 第44回全国研究発表大会(東海大学)国際情報大学 新潟中央キャンパス)〈どんな役に立つの?〉 最新のICTを正しく理解することは、これからの情報化社会を担う若い人たちに必要なことの一つだと考えています。 そしてさらに、会社などの組織内の業務処理が深くかかわる、いわゆる情報システムとは違って、アミューズメントやエンターテイメントといわれる分野は、学生にとっても興味ある身近なものでしょう。この世界はまだ発展途上、試行錯誤の世界です。先人の知恵やアイデア、元になる原理などに触れた上で、将来、自分のアイデアを方式や製品として世に出そうと挑戦する学生も出てくれればと期待しています。〈外部講師も大いに活用?〉 例えば、ソフトウェアと特許の関係について、この方面の現役の弁理士の方を外部講師として招いて、授業を1回(90分)行っています。 将来、企業人として働く人にとっても、アントレプレナー(自立創造型の企業家)として起業する人にとっても、特に大掛かりな設備を必要としないソフトウェアの分野で、価値の大きな成果を出し、これが正当に評価され世に出すために有効な“特許”は、これからの時代ますますその重要度を増していきます。自分の築いた知的財産をどう保護し活用するか、このことについての知見を得てもらうことも授業に盛り込んでいます。教員の活動(2010年上半期・本人申告による) 1)研究論文・図書安藤 潤(情報文化学科・准教授)・(2010)「アイデンティティと夫婦間の家庭内労働分担行動」千田亮吉・塚原康博・山本昌弘みずき野本校222教室NUIS学園探訪学園探訪学園探訪情報システム学科・桑原 悟教授最新のICTを正しく理解面白い!すごい!授業面白い!すごい!授業ハハハリリリーーーポポポッッッタタターーーもももジジジブブブリリリももも登登登場場場

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