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この大学で過ごした4年間は、私にとってあまりに濃く、これまでの人生で最も充実した時間でした。たくさんの人と出会い、たくさんの経験をしましたが、その一つ一つ、すべてが私の宝であり、私の生き方を変えました。人生で初めて体育会系の部活に入りました。諦めずに努力を続ければ結果はついてくるということを学びました。アルバイトでは、自分は人と接することが好きなんだ!ということに気付きました。相手を思いやること、お金を稼ぐということ、仕事とは何か、たくさん考えさせられました。アメリカ留学では苦しくても充実した日々を過ごし、自分の小ささや無力さを思い知り、しかし同時に私はここに生きていることを実感しまし私にとっての大学生活は、発見の連続でした。新しい環境で、自らの意思で遊び、学び、そしてたくさんの苦労を経験しました。中でも中国留学は大きな転機となりました。見るもの触れるものすべてが新しく、毎日が驚きの連続で、同時に自分の視野の狭さを感じた毎日でした。そして、どんな小さな出来事でも、それを楽しみ、そこから何かを感じるようになれました。そんな風になれたのは、さまざまな人々との出会いと支えがあったからです。日本に帰ってからは、少し淡々と過ごしがちになっていた毎日が、留学を経験したことによって、どんな出来事からでも「何かを学び取れるように」という考え方に変わりました。そう考えると、ありふれた毎日を大切にするようになり、何事にも積極的に取り組むようになっていきました。これから社会に出るにあたって、大学生活の経験は一生の財産となりました。社会に出て、新しい環境に飛び込むことは不安ですが、大学生活で得た財産をしっかりと生かせる人間に成長します。私の大学生活の中でもっとも密度の濃い時間の一つが、ロシアのウラジオストクへの留学です。本学に入学する前から「私はロシアに行く!」と言うほど、行きたいと思っていました。そのために、学習とアルバイトに力を入れてきました。そしてロシアでの生活は、書ききれないほどたくさんの思い出になっています。帰国後は、新潟に来たロシア人の観光案内をしたり、日露学生会議に参加したり、日露の子どもたちの交流の通訳をしたりしました。またロシア人の友人とは現在もEメールのやりとりをしています。ロシア留学はたった4カ月でした。しかし1年生のときは、それを目標にして努力する原動力になりました。また、3・4年生のときは、それの経験を生かして日露の草の根の交流に積極的に参加できるようになりました。このようにロシア留学は4年間の学生生活に深く根ざしていました。卒業後もロシア語の学習を継続し、日露の草の根の交流にかかわっていきたいと思います。た。3、4年時は国際交流インストラクター活動に熱中。チームで議論を重ね時間をかけて一つのものをつくり上げ、それを現場で披露した後の達成感は、今まで味わったことのない大きな感動でした。また、大学での講義は、その90分に込められた知識がすさまじいと感じ、一つの講義から話は無限に広がり、いつも「もっと知りたい!」と学問の面白さを気付かせてくれました。卒業にあたって強く印象に残っているのは卒業論文と就職活動だ。私たちの就職活動はリーマンブラザーズの経営破綻を合図に始まった。百年ぶりの経済危機という新聞の見出しが飛び交う中での就職活動は、どうも浮き足立ちだったように思える。しかしこの経験は有意義なものになったと思う。通常とは違う緊迫した中で行動するというのは今後就職してから何度もある。そこで今回の経験が生かせると思うからだ。卒業研究と就職活動の時間は誰にでも平等であるが、その中で自分が何をするべきかを考え効率よく動かなければ自分が望んでいる結果は得られないと分かった。しかしこの結果を出すのは自分の力だけでは無理であったと思う。卒業研究では教授にご助力していただき、就職活動では挫けそうになったときに友人たちに励まされ助けられた。このような恵まれた環境であったのは幸運であるが、今後は結果を自分の力で出さなければいけない。勝って兜の緒を締めよ、気を引き締めて卒業していきたい。「出る杭は打たれるが、出過ぎる杭は打たれない」いつ知った言葉かは忘れましたが、私の大学生活はこの言葉がよく当てはまります。サークル長、ゼミ長、オープンキャンパスのアシスタント、キャリア開発などでの体験報告などなど、本当にいろいろなことをやり、また周りの協力でやらせていただきました。ことやできることに積極的に首を突っ込み、全力で楽しむようにしています。会う人、話すこと、行うことすべてが良い経験となり、この4年間毎日が楽しくてしょうがありませんでした。頼まれ事もなるべく引き受けるようにしていたら、最後には、このメッセージも載せていただけるこ私は大学生活を悔いの残らないものにしたいと思いながら4年間過ごしてきました。その結果、講義の面ではカナダ留学を経験して未知の環境における自分の学習能力を試しました。また、課外活動の面では、ダンス部に入部して積極的に活動し、県外にも遠征に行って人前に出ながらも実力を出すことを学びました。その他にも力を入れたこととして、小・中学校、高校に国際関連の授業をしに行く国際交流インストラクターを2年間やりました。主観的な考え方だけでなく他者の視点から見る客観的な考え方もできるようになりました。私はこれらのすべてを生かしてこの春に営業マンとして就職します。今、こうやって4年間を振り返ってみると、たくさんのことを経験できて幸せな4年間だったことを感じます。友人にも恵まれ、恩師にも恵まれた悔いのない素晴らしい4年間でした! 国情でこれからも大学生活を送る後輩たちも悔いのない大学生活ができることを願っています。ありがとうございました。私は日々生活の中で起こるとにもなりました。こうした経験すべてが私の力になり、糧になりました。春からの営業マンとしての仕事でも、今までの経験が大いに役立ってくれるでしょう。最後に、私と会話をし、一緒に何かに取り組み、たくさん笑い合ってくれた皆さん、本当にありがとうございました。かなり短かったと振り返っている大学生活は、忘れたくても忘れられないでしょう。去りがたい4年間に感謝しています。情報文化学科 吉井 直人情報文化学科 吉井 直人情報文化学科 大野 結花情報文化学科 大野 結花シシスステテムム学学科科  山山崎崎  行行太太システム学科 青柳 清佳システム学科 青柳 清佳システム学科 渡邊 貴人システム学科 渡邊 貴人情情報報文文化化学学科科  川川瀬瀬  歩歩美美              9          新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成22年4月発行 2010年度 No.1発見の連続、中国留学が転機発見の連続、中国留学が転機引き続き日露の草の根交流引き続き日露の草の根交流44年年間間でではは去去りり難難いい楽楽ししささ厳しい就活も有意義な経験厳しい就活も有意義な経験授業も課外活動でも悔いなく授業も課外活動でも悔いなくすすべべてて宝宝、、生生きき方方がが変変わわっったた充実の日々/卒業そして社会へ充実の日々/卒業そして社会へ充実の日々/卒業そして社会へ充実の日々/卒業そして社会へ

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