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祝 電新潟県知事新潟市長日本私立大学協会長(株)リクルート代表取締役社長いったように、地震や大雨、大雪等の自然災害が多発し、国際貢献がますます叫ばれるようになり、私たちが学ぶ国際という分野の重要性が増してきました。本学には、世界各地の地域の特色を学ぶことによって役立ちたいと考える人もいると思います。また、世界的な経済悪化、日本における長期的なデフレといったように、社会情勢が厳しくなる中、一部には経済回復の兆しは見えるものの、実生活は苦しくなるばかりです。いずれにせよ、これからの日本を背負っていく私たち若者には厳しい状況が続きますが、夏に行われる参議院選挙や地方選挙を通し、政治に無関心にならず、興味・関心を持って視野を広げていくべきではないでしょうか。高校までの生徒とは違い、皆さんは、今日から学生となります。ぜひ、有意義な学生生活を送ってください。学生とは、自ら学び、行動して学問・研究を深めていく人のことです。皆さんのその胸に秘めている気持ちは、自身の行動によって、実現の可否が左右されます。サークル活動に参加する。海外提携大学へ留学をしてみる。ボランティア活動をする。本学はその道標として、自分の行動によっては、友人、先輩、教職員の方々が手を貸してくれます。それを受けて、充実したキャンパスライフを送る先輩方はたくさんいます。受動的な姿勢では、何も得ることはできないと考えた方がいいでしょう。皆さんはまだ、不安や緊張で戸惑っているもしれません。しかし、勇気を出して一歩を踏み出すことで、大学生活は大きく変わります。その小さな一歩は、将来的に大きな成果となり、すべては自分自身の糧になっていくことでしょう。社会人への一歩を大学生活の中で見出すことで、世の中における自分を発見できると思います。そのために、大学4年間の目標をしっかりと持泉田 裕彦篠田  昭大沼  淳柏木  斉(次ページへ)何事にも真剣に取り組み    自己を成長させたい勇気を出して一歩を  新しい自分を発見しようにあって、その成長を楽しみにしてこられたご臨席のご父母の皆さまに、新潟国際情報大学の設置母体であります、学校法人新潟平成学院の役員をはじめ、全教職員を代表して心からのお祝いを申し上げます。実は、こう申す私も、本日来賓としてご臨席いただいております武藤輝一前理事長を引き継ぎ、4月1日より新しく理事長に就任したばかりであります。私立大学のよって立つところは、その建学の精神と教育理念であります。本学は、新潟市出身の元衆議院議員小沢辰男氏が代表者となり、新潟市をはじめ新潟県、近隣市町村、民間企業のご支援のもと、21世紀の「国際化、情報化」社会に対応し、国際的な視野を持ち、グローバルな情報を体系的に処理する能力を備えた人材を、この新潟の地で育成し、地域社会の発展に役立つと同時に地域文化の創造に寄与、そして人類の福祉の増進に貢献することを目的として平成6年に開学いたしました。本日は、私たち新入生のために、このようなすばらしい入学式を挙行していただき、そして、激励の言葉をいただきありがとうございました。現在、私たちを取り巻く情報通信の分野は目覚しい発展を続け、私たちの生活と切り離すことができなくなっています。情報化社会はますますグローバル化が進み、地域や国を越えた情報のやり創設17年目を迎えた今日、私立大学を取り巻く環境は、少子化という大変厳しい状況下にありますが「優れた、質の高い教育」を目指し、「地域社会の知的中核として、社会の活性化に貢献する」責務を負っていると考えています。学校法人としてその責任の重大さを認識し、健全なる経営に最大限努めてまいります。今の時代、価値観が多様化し、技術は日進月歩し、情報はあふれ、そのうえ経済不況、雇用不安等々、いったい先がどうなるかわからない視界ゼロの時代に遭遇しています。そのときに、皆さんにぜひとも望むことは、「意識をもって学ぶ」ということです。4年後には卒業して社会に出て、働くことになります。自分が関心の持てる分野の仕事に就くのがいちばん良く、また達成感があるはずです。そのためには「自分は将来何になりたいか、どういう仕事に適しているか」を、入学時から十分考えておくべきです。もちろん仕事は、生活の糧を得る手段ですが、一方では、仕事をした、何かを成し遂げたという満取り、政治経済はもとより、日常生活の中にも定着してきています。既にパソコンは当たり前、無くては生活できないくらいになろうとしています。しかし、その情報量は膨大であり、社会、企業にとっては、情報システムをいかに効果的、効率的に活用していくかが重要になっています。これからこの社会の中枢を担う分野に進もうという私たちに必要なものは、一つ一つの情報をしっかり判断するための社会的な基礎知識、そして情報処理技術の修得、分析力や応用力を身に付けることだと思っています。いよいよ大学での生活が始まるという今日、期待と不安が入り混じっていますが、これからの4年間を大切にし、授業はもちろんのこと、人間関係を大切にして、何事にも積極的に取り組み、社会の一員としての知識を身に付け、自己を成長させたいと思います。最後に、経験豊かな先生方からご指導をいただき、常に真剣に学び続けることをお誓いし、入学の抱負とさせていただきます。足感や、社会のために役立ったという達成感が非常に重要であります。その意味で、学生生活の中で「自ら考え、創造する力、物事の本質を見極める力」をいかに付けることができるかが大切になるわけであります。自分が考え、行動するとういうことは「責任」を伴います。その結果については自ら責任を負わなければなりません。失敗を社会のせいにしたり、他人のせいにすることによって自らの責任から逃れることはできないのであります。このことは、他の人を思いやる優しい心を持ち、他者を尊重するということになり、社会のルールを守るということになるのであります。皆さんが学生生活の中で良き師と出会い、先生と長い人生の交流を持ち、将来を共に語り合い、歩むことのできる友人を得ることが後の人生を豊かにするものであります。この複雑な、流動的で不透明な時代でありますが、皆さんが充実した学生生活を送られ、人間性豊かな温かい心を持った社会人に成長されることを祈念して、お祝いの言葉といたします。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。また、ご臨席いただきましたご父母の皆さま、本日は誠におめでとうございます。例年より多く積もった雪もようやく解け、桜のつぼみも少しずつ膨らみ始める季節となりました。皆さんは、新しい生活を迎え、どのような想いを持っていますか?今、世界各地では、ハイチ地震・チリ地震と新入生代表 情報システム学科在学生代表 情報文化学科3年            3      新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成22年4月発行 2010年度 No.1 私私のの抱抱負負歓歓迎迎のの言言葉葉武田 学五十嵐 聡

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