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祝 電新潟県知事新潟市長新潟商工会議所会頭日本私立大学協会会長株式会社総研システムズ      代表取締役社長株式会社新潟三越店店長株式会社文武堂代表取締役株式会社ホテル清風苑       代表取締役新潟中央青果株式会社株式会社富山第一銀行       取締役頭取株式会社星光堂薬局     代表取締役社長新潟綜合警備保障株式会社     代表取締役社長泉田 裕彦篠田  昭敦井 榮一大沼  淳相原 貞則藤川  敏小島 和夫樋口 恵一小出 佐治金岡 純二近藤 雄治廣田 幹人卒業生答辞 己にしかできない役割    思う存分に発揮したいないのです。そうした積み重ねが正しい、人に信頼される思考、判断、行動をつくり上げてくれると思います。本日は大学卒業の日ですが、これからの長い人生勉強の入学の日でもあります。これが65年間の人生を送ってきた私の結論です。社会で活動してゆくのには、仕事をはじめ社会人としての行動に自己責任を負わなければなりませんし、そのためには自分で考え、判断し、それを説明し理解を得なければなりません。それは必ずしも容易なことではありません。しかも皆さんの生きてゆく時代は豊かになりましたが、必ずしも生きやすい、幸せにはなりやすい社会ではありません。人間として本当に大切なことを守って行くためにも、今のストレスの強い競争型の社会に押しつぶされないためにも、逞しさと賢さの両方が必要です。それを支えるのは考える力に基づく問題解決力であり、強い信念に基づく精神力であり、夢を追い求める若々しい心です。こうした精神が相乗効果となって皆さんの人生を豊かなものにしてくれるでしょう。皆さんの「青春号」の船出にあたり「勇気と冒険心の中にこそ青春がある」こと本日は、平山学長をはじめ、諸先生方、来賓の方々のご臨席を賜り、このような盛大な卒業式を迎えることができ、卒業生一同、心より感謝いたしております。本日、私を含め、258名が卒業することとなりました。私たちを卒業まで見守ってくださったすべての方々に、卒業生を代表して厚く御礼申し上げます。を胸に、人生に前向きにチャレンジしていってくださるよう祈念申し上げます。最後にもう一つ、卒業後も本学に愛情と誇りを持ってほしいということをお願いしたいと思います。私たちも皆さんがいつまでも愛情と誇りの持てるような大学であるよう努めます。例年になく雪の多かったみずき野にもこうして春が訪れました。春は別れの時でもあり、本日をもって皆さんとはいったんお別れですが、これからは卒業生として新たなお付き合いをしてゆくわけで、そのことを楽しみにしています。もう少しするとキャンパスに皆さんの後輩を迎えます。こうしてバトンタッチしながら、人々はつながり生きてゆくわけです。親から子へ、先輩から後輩へ、先生から生徒へ、いろいろなつながり、バトンタッチがこの地域を豊かにすることを願っています。社会人としてだけでなく、地域人としても貢献されんことを期待しています。皆さんのご卒業を心よりお祝い申しあげますとともに、前途幸多きことを切に願いながら、私の皆さんの門出に当たっての送別とお祝いの言葉といたします。今、私たちの胸には学生生活におけるさまざまな思い出や感情が溢れています。一人ひとりがそれぞれの思いを抱き、新潟国際情報大学に入学しました。初めて会う人、幅広い講義内容に対し、戸惑いや不安を抱えて始まった学生生活でしたが、今振り返ると、本当にあっという間の4年間でした。これまでとは異なり、受け身ではなく、自ら考え学ぶ姿勢が求められ、新たに自分を成長させることができました。それと同時に、講義やゼミなどのいろいろな場面で仲間と出会い、充実した学生生活を送ることができました。私たちのこれまでの人生と世界の歴史を照らし             戦の終結した世界と共に歳を重ねてきたことにな合わせてみると、ベルリンの壁が崩壊し、米ソ冷ります。その中でも大学での4年間は、国内外で大きな変動がありました。国内では4度にわたる政権交代、アメリカではオバマ政権が誕生しました。アジアに眼を向けると、中国が著しい成長を遂げてきました。北京オリンピックも開催され、GDPは近く日本を超えて世界第2位の地位を占めるにいたると予想されています。胸を痛める事柄も数多く起きました。今もなお、イラク、アフガンでは戦火が止む気配はなく、ミャンマーのサイクロンや四川大地震があり、つい先日も、ハイチ、チリが大規模な地震に見舞われました。また、インフルエンザなどの伝染病も世界に広がりました。それに加え、世界は気候変動の問題もますます深刻化させており、迅速な国際援助へ向けた日本の国際貢献のあり方が問われ続けています。このような時代背景、世界的な課題が存在し続ける中、新潟国際情報大学で学んだことには、大きな意味がありました。欧米やアジアなどさまざまな国や地域について学ぶ環境が整っているため、過去、現在、また先進国、途上国と、あらゆる面から理解を深め、世界の繋がりを実感することができました。また、ゼミや卒業論文などを通じて、自分の思考を整理する力、物事をあらゆる角度から捉え、本質を見極める力、そして、伝えたいことを相手の立場に立って表現していく術を身に付けることができました。4月から私たちは、自ら選んだ、別々の道を歩んでいきます。大学で得たことの中には、まだ自分には見えていないものもあると思います。しかしそれは、今後、新たな生活で待ち受けているであろう困惑しつらく苦しい壁にぶつかったとき、まさにそのときこそ、道標として現れてくるはずです。私たちはなんといっても、新潟国際情報大学によって繋がっています。そのことが自信と勇気になり、背中を押してくれるはずです。将来において、自分自身に求められること、自分にしか果たすことのできない役割が必ずあります。状況を悲観することなく、これまでに新潟国際情報大学で育み、形成してきた自分自身の力を、思う存分に発揮していきたいと思います。そうして、私たちがこの大学で学び、得たものは、自分自身のためだけでなく、社会への貢献にも役立てていくことができるに違いありません。最後になりましたが、私たちをこれまでご指導してくださった平山学長をはじめとする諸先生方、職員の方々、そして、今日まで温かく見守り、支え続けてくれた家族や友人たちに、心から感謝致します。本日ご臨席の皆さまのご健康、後輩の皆さんのご活躍、並びに、新潟国際情報大学のより一層の発展を願い、答辞とさせていただきます。平成21年度新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成22年4月発行 2010年度 No.1 このプログラムはJABEEが認定する教育制度で、修了生は国家資格である「技術士」の技術士第一次試験合格者と同等に扱われ、第一次試験免除の特典が与えられます。また、所定の登録を行うことによって「技術士補 」の資格を取得することができます。 本学では一昨年度から情報システム学科卒の48人が既に修了証書を取得しています。11情報文化学科(総代) 平成21年度の日本技術者教育認定機構(JABEE)情報システム技術プログラムの修了証書授与式が22日、卒業式に先立って同会場のりゅーとぴあコンサートホールで行われました。 情報システム技術プログラムを無事修了したのは13人で、学長から修了証書が授与されました。JABEE認定プログラムJABEE認定プログラム達田 麻誠13人に修了証書13人に修了証書

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