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広報委員長 澤口 ・・・・・晋一「学びの姿勢」が求められる課外活動に励んでください将来の自分へ投資しよう槻木 公一高橋 正樹岸野 清孝情報システム学科教授 情報文化学科教授 情報システム学科教授    )(            ―   4新入生の皆さん、入学おめでとうございます。これからの4年間の第一歩として、もう一度気持ちを新たにして「何のために大学に行くのか」、すなわち「大学で学ぶ」意義についてしっかりと考えていただまずは学生部長および学生部の仕事を簡単にお話しましょう。本学においては、その主な仕事は学生の皆さんの授業以外の課外活動支援や、学生の福利厚生など生活一般についての環境整備をするところで情報センターでは、情報関連の機器・システムと図書館を管理・運営しています。コンピューター室には約400台のパソコンが設置されており、100Mbpsの通信速度でインターネットに接続されています。図書館では書籍を閲覧するきたいと思います。もちろん、皆さんそれぞれの価値観は異なりますから、その答えは一つとは限りません。授業に出て必要な単位をきちんと取ることも大切ですし、スポーツや課外活動に打ち込むことも大切です。その間にぜひ、知的興味や好奇心が持てる対象や分す。お話したいことはたくさんありますが、その観点から、一つだけお話しましょう。それは大学時代に、ぜひとも「課外活動」に励んでくださいということです。もちろん、勉学に励んでもらうのは当然ですが、勉強の合間にスポーツ部、文化部・学術研究部やだけではなく、パソコン、VTR、DVDなどの機器を使用して各種メディアの情報を利用できます。また、インターネットにより新聞記事や会社の情報、世界各国で発行された文献などの検索が簡単にできます。館内の蔵書末現在約9万5870冊ンで検索することができ、本学にない文献や資料は他の図書館から取り野を見つけ出すよう最善の努力をしてください。当然ながら、大学4年間ではその対象や分野に関するすべての知識やスキルを身につけることはできません。基礎的な知識を得ることと、その知識を拡大発展させていくやり方、手法を獲得すること、これらが「大学で学ぶ」意義である同好会に入って、積極的に課外活動にも打ち込んでください。気に入った部がなければつくってください。あるいは、仲間とボランティア活動をするのも大いに結構です。これらの活動や友人との交流は、みなさんの大学生活を楽しいものにしてくれるばかりか、授業だけでは寄せることが可能です。大学では、授業に出席して知識を得ることが重要ですが、単に受動的に先生から教えてもらうだけでは駄目です。自主的にインターネットと本や論文などにより情報を収集し、2008年3月問題を発見し、自分で解決策を考えはパソコることが要求されます。つまり、複雑に絡み合った諸事情の中から、物事のあるいは直面する問題の、実態と私は考えます。国際化や情報化の分野に限らず、一瞬たりとも留まることなく変化し続けている社会環境や情勢、知識や技術に対応して生きていくためには、社会に出ても学び続ける姿勢、すなわち「学びの姿勢」が求められます。皆さんには若さの特権である可能性と時間がありますが、目的もなく無為に貴重な大学時代を浪費するようなことなく、皆さん自身が納得のいく学生生活を送られることを願っています。十分に学びえない、直接の社会体験の機会を与え、多数の人との関係を営む方法を身につけさせてくれるでしょう。知識ばかりでなく、それを使う力が社会では大切になります。人間は社会の中でしか生きていけない生き物ですから、社会の中で発揮する力をつけることは大学時代の重要な目的のひとつです。それはみなさんが社会に適応するためばかりではなく、より良い社会にしていくためにも必要なものです。や本質を的確に捉えて対処していく「問題発見能力」と「問題解決能力」を備えることです。これはインターネットで調べた情報と一夜漬けでは身に付くものではなく、日々本を読み、考えることの積み重ねによる脳内への蓄積が効果を発揮し、備わっていくのです。いわば「将来の自分への投資」といえます。この能力を得るために、情報センターが大いにお役に立てることを期待します。これまで本学の広報は、個別の案件ごとにその都度対応していく「対応型広報」の手法をとり、広告はいつどこで何があるといったことを伝える「告知広告」が主体であった。しかし、こうした手法では大学として肝心な部分―何が学べ、何が身につくのか、大学の雰囲気はどうなのか、さらに将来の自分はといったことが伝わりにくいだけでなく、社会に対しても大学の中身や活動が認知されにくいと思われる。一方、「対応型広報」とは別に「戦略型広報」と呼ばれる手法がある。この手法は、将来のビジョンに基づいてある程度期間を設定し、総合的な視点に基づいて活動内容を設計し展開するものである。大学の現在から未来までを見通したうえでの広報展開といってもよい。こうした戦略型広報は、企業などでは普通にとられてきた手法であるが、これまで競争とは無縁の世界にあった大学業界では馴染みの薄い手法である。しかし、大学間競争が激しくなるつれ、従来の対応型から戦略型広報に転換する大学も最近増えてきており、そうした傾向は例えば電車の吊広告一つにも表れてきている。山の手線などに見られる大学広告には、それ自体が体系的な情報発信媒体となっているものもある。このようにみると、本学としても、そろそろ対応型広報から戦略型広報へと転換が必要な時期にきているのではあるまいか。ところで、私の広報委員長としての任期はあと1年である。戦略型広報は一委員会でまとめられる内容ではないので如何ともしがたいが、せめて戦術的な広報ぐらいはこの1年でやりとげたいものである。まずは、本学ホームページ、そして電車内の吊広告・新聞広告・駅構内のポスター、さらにオープンキャンパスと注目していただきたい。これまでとは何かが違っているはずである。ゆうげん湧源編集後記に代えて情情報報セセンンタターー長長学学生生部部長長情情報報文文化化学学部部長長新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成21年4月発行 2009年度 No.12009年度を迎えて最善のキャンパスライフに最善のキャンパスライフに

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