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卒業生答辞 広い視野を身に付け成長   社会に貢献できる人間に祝 電新潟県知事新潟市長日本私立大学協会長上越教育大学学長長岡技術科学大学学長長岡造形大学学長新潟産業大学学長㈱文武堂   代表取締役社長新潟綜合警備保障㈱   代表取締役社長㈱三越新潟店店長㈱総研システムズ   代表取締役社長㈱ホテル清風苑代表取締役新潟日産モーター㈱   代表取締役社長ら人生の岐路となる就職活動まで、私たちの素晴らしい行動環境を整えてくださった職員の皆様、大学進学という自分のわがままとその4年間を支えてくれた家族、そして時には喧嘩し、時には笑い、喜び、競い合った仲間たち、すべて人たちに心からの感謝とともに御礼申し上げます。今後、皆様のいっそうのご活躍とご健闘をお祈りし、新潟国際情報大学のさらなる発展を願い、私の答辞とさせていただきます。泉田 裕彦篠田  昭大沼  淳渡邉  隆小島  陽上山 良子広川 俊男小島 和夫廣田 幹人福井 文弘相原 貞則樋口  清遠藤 佳彦信頼される人になることの大切さを忘れないでほしいのです。どうか、「人間として生きるには何が一番大切か」をいつも自問自答してください。分からなくなったら空を見上げてください。そこには雲が悠々と流れ、皆さんに語りかけているはずです。社会人としてもうひとつ自己管理しなければならないことがあります。それは心身の健康管理です。競争社会はストレス社会です。心身の健康と言ったのは現代人の弱点が精神の健康にあるからです。精神の安定、健康を保つには強い信念と課題を乗り切る確かな問題解決能力が大切です。このことは最初に申し上げました。申し上げた3つのことがお互いに関連し、相乗効果として皆さんの人生を支えてくれるはずです。どうか大きな望みの横に今申し上げた「生き方の道しるべ」を置いて、時々のぞいてください。皆さんの前途は洋々です。でも船を運航するキャプテンは皆さん自寒い冬もようやく終わりを迎え、新しい季節が到来する時期となりました。キャンパスにも暖かい風が吹き込まれ、生物が躍動を始めるのを目にすることで、今年も、私たちに一つの節目と新しい生活の始まりを告げるために、春が息吹き始めたことを実感しています。本日は私たち卒業生のために、このような盛大な卒業式を挙げていただき、誠にありがとうございます。また、ご来賓の皆様、並びに関係者の皆様におかれましては、ご多忙の中ご出席していただき、心より御礼申し上げます。本日、私を含め281名が卒業することとなりました。身です。舵をしっかり握って、目標を見定め、明日から大海原に船出してください。本学の卒業生として、これからも大学に愛着を持っていてください。そしてこれからは先輩として後輩への温かい支援をお願いします。四季のはっきりしている新潟では、浅い春の訪れは、旅立ちの時、別れの時でもあります。でも皆さんとの別れから暫くして大学の校庭に桜が咲き乱れる頃には、皆さんの後輩が入学してきます。親から子へ、先輩から後輩へ、色々なバトンタッチで世の中は続いています。地域社会の良き後継者としてふるさと新潟にも貢献ください。そのため社会人としてだけでなく、地域人としてのバトンタッチにも心がけてください。そして皆さんが故郷の発展にも活躍くださることを期待したいと思います。皆さんのご卒業を心からお祝い申し上げますとともに、前途幸多きことをお祈りし、私の皆さんの門出にあたっての贈る言葉とします。思い起こせば4年前、私たちは新潟国際情報大学に希望と夢に胸を膨らませて入学してきました。入学当初は、高校までとは違う大学生活に若干の不安もあったものの、仲間たちとともに講義やゼミ・サークル活動に励む中で、次第に不安を飛び超え、それぞれが自ら新しい目標に向かって突き進み始めました。大学生活4年間の中では、先生方から講義やゼミを通して熱心にご指導・ご教示をいただき、国際化・情報化の現代に必要な専門的知識を幅広く身に付けることができました。また、多くの人々の支えがあったことで、私たちは有意義で充実した4年間を送り、かけがえのない成長の礎を築き、今日に至ることができました。私は、情報システム学科にて、4年間勉強して参りました。中学生のときに、初めてコンピューターに触れました。それ以来ずっと興味を持ち続けた私は、高校で進路選択の岐路に立たされたとき、新潟国際情報大学でもっと情報について学びたいと思い、受験・入学しました。大学ではコンピューターという狭い枠組みではなく、情報システムというはるかに大きな枠組みでの勉強が待っていました。当初は学ぶことがすべて新しいことばかりで、理解することに必死でした。しかし、先生方の机上の理論に終わらない実際を伴った講義はとても興味・関心をそそり、気づいたときは心を躍らせながら夢中になっていました。そして、次第にそれぞれの講義の内容がパズルのピースのように組み合わさり、私に情報システムの世界を開いてくれました。大学では、情報システムを構築するために必要な技術にとどまらず、経営や統計・語学も併せて学ぶことで、多角的に物事を考える視点と一つの分野に捉われない広い視野を身につけることができました。それを生かし、ゼミに配属された後は、機械的な機能にとらわれず、オンラインショッピングと人間のコミュニケーションの結びつきを考え、卒業研究として昇華させました。また、学問にとどまらず、勉強に対する姿勢やエンジニアとしての考え方など、人生についても多くのことを学びました。講義で学び、演習で実践し、ゼミで深めるという中で、私自身、大きく成長したと思います。今日を節目に、私たちはまた新しい道にそれぞれ歩んでいきます。その道は決して平坦なものばかりではないですが、大学4年間で学んだ知識、得た経験を生かし、再び自分の新しい目標に向かって突き進んでいきます。そして、新潟国際情報大学の卒業生であることに誇りを持ち、社会に貢献できる人間を目指して、さらなる学習と修練を積んで参ります。最後に、熱意のこもった指導により、多くの教養と専門的知識・技術を私たちに授け、その可能性を広げてくださった先生方、日々の大学生活か平成20年度            情報システム学科(総代) 日本技術者教育認定機構(JABEE)の情報システム技術プログラムの修了証授与式が3月19日午前、卒業式に先立って新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)コンサートホールで行われました。平成20年度の修了者は21人で、当日出席した19人に修了証書が平山学長から授与されました。 本学は同認定制度を前年度に国内29番目、県内では初めて取得、情報システム学科の27人の学生が認定プログラムの修了証書を取得しています。 修了生は、文部科学省令で定める技術士資格1次試験免除の優遇措置が受けられ、「将来情報システムを開発する技術者になるために必要な教育を受けている」という、社会的な評価が与えられます。11新潟国際情報大学 学報 国際・情報 平成21年4月発行 2009年度 No.1関根 毅JABEE認定プログラム21人が修了証書を取得■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

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