模擬講義2021
9/16

08講義番号B-16講義番号B-17講義番号B-18講義番号B-19講義番号B-20講義番号B-21講義番号B-221999年 中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学2001年 名古屋大学大学院人間情報学研究科博士後期課程満期退学「つきあい方のしくみ」“ゲーム”を通して「つきあい方」を科学することを紹介します。自分勝手な人と、つきあうにはどうしたら良いだろうか。身近ないじめ問題から地球規模の環境問題まで、一人ひとりが協力すれば解決することはわかっているのに、実際にはなかなか解決できません。原因を探ってみましょう。つきあい方を科学するための道具として、ゲームを導入します。このゲームは、アメリカの研究者ロバート・アクセルロッドが世界の研究者に呼びかけ、トーナメントを行ったゲームを参考にしています。ゲームを行い、そしてつきあい方について考えてみましょう。「ナウシカで学ぶつきあい方のしくみ」※B-16の入門編です。B-16「つきあい方のしくみ」(一人ひとりが協力すれば解決できることはわかっているのに、実際にはなかなか解決できないしくみ)をスタジオジブリの映画、『風の谷のナウシカ』を用いて一緒に考えていきましょう。この物語はイギリスの17世紀の哲学者トーマス・ホッブズが著書『リヴァイアサン』の中で考えた、つきあい方の問題を、とても魅力的に提示しています。また、皆さんの関心に応じて他の物語も例にしていっしょに考えていきましょう(例えば尾田栄一郎作の漫画『ONE PIECE』など)。「情報システムって何だろう」皆さん“ガリガリ君”というアイスは好きですか。私は大好きです。“ガリガリ君”をはじめ、コンビニに行くと、欲しいものがいつでも手に入ります。店舗は小さいのに、不思議ですね。実はこれは“情報システム”のおかげなのです。その他にも、至るところで私たちの生活を支えてくれる、わかるようで、よくわからない(?)“情報システム”を、一緒に解き明かしていきましょう。「“デスノート”で学ぶ「本人も自覚していない行動の傾向の探り方」のしくみ」映画『デスノート the Last name』の中で「人間は誰かをマネようと思ってもある傾向をもってズレてしまう」というセリフがあります。私たちの行動の中には、本人が自覚していないにもかかわらず一定の傾向性が見られることがあるのです。このような傾向性を探り出す方法が開発されており、社会で活用されています。例えば、製造業における製品開発や小売業における販売する商品の選択など、顧客の好みの分析に使用されています。映画『デスノート the Last name』を例に、具体的にこの方法の魅力について、考えてみましょう。「情報化社会って何だろう」私たちの身の回りのものは、意外なものまで情報化杜会の影響をとても受けています。よく耳にしますが、よくわからない“情報化杜会”。果たしてどんなものなのか、身の回りのことから紐解き、そして世界のことや、未来のことまで考えてみましょう。「とっても身近なシミュレーション」様々な場面で利活用されるシミュレーション技術。システムの分析、評価はもちろんですが、視覚的にも見る人を納得させ、楽しませてもくれます。そんな、シミュレーションの世界に一歩足を踏み入れてみましょう。身の回りの「動くもの」に着目し、シミュレーション技術を使った問題解決プロセスを体験してみようと思います。ものの見方、捉え方がきっと変わってくるはずです。パソコン上に再現したバーチャル空間を見ながら、分かりやすく解説していきます。「絵本の中の生産管理」「Rocks in His Head」という絵本をご存じでしょうか?日本でも「あたまにつまった石ころが」というタイトルで出版されています。とっても不思議なタイトルのこの絵本は、石ころ集めが大好きだった筆者のお父さんのおはなしです。ここに登場する人、街、時代、そして車が、生産管理のおもしろさを知る手がかりを教えてくれます。そして何より、お父さんの生き方そのものが私たちに、普段忘れてしまっていることをふと気付かせてくれるのです。講義は、この本の読み聞かせからスタートします。小宮山 智志(KOMIYAMA Satoshi)経営情報学部 経営学科 准教授経  歴:1994年 中央大学文学部社会学科卒業 専門領域:社会学佐々木 桐子(SASAKI Toko)経営情報学部 経営学科 准教授経  歴:1994年 東洋大学経営学部経営学科卒業 専門領域:シミュレーション経営情報学部 経営学科

元のページ  ../index.html#9

このブックを見る