※国際学部新設に伴いまして、平成26年度より募集を終了しました

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情報文化学部 情報文化学科 Department of Information Cultures

情報文化学科の教育

国際社会の理解と外国語の習得

地球上の人々の交流は、交通や通信の技術の爆発的な発達によって、ますます密なものになっています。その結果、地球空間は小さく縮まってしまったかのようです。地球上のあらゆる地域の動きの相互作用が、新潟にもダイレクトに影響してきます。国際社会に対する幅広い教養は、社会人としてキャリアを創り上げていく上で、いまや必須のものだといえるでしょう。情報文化学科の基本的なねらいは、こうした地球時代に真摯に向かい合って学ぼうとする人々を、ここ新潟の地で育て上げていくことにあります。このねらいを実現していくため、情報文化学科は、国際社会の理解と外国語の習得を二本の柱として学科を構成しています。いわば、国際関係学部と外国語学部の二つの要素を兼ね備えた学科だといえるでしょう。この二つの柱の学習に、対面コミュニケーション重視の国際英語と、ビジネス即戦力を目指す情報処理(パソコン)実習、そして1年次からの少人数ゼミ指導が土台として据えられます。

学科の特徴

1. 国際社会の理解

現代の国際社会の成り立ちや仕組みについて、特定分野に偏ることなく、政治学・法学・経済学などについてそれぞれの視角から、基本をバランスよく学んでいきます。

 

2. 外国語の習得

4ヵ国の留学先に対応して、中国語・韓国語・ロシア語・アメリカ英語から1言語選択して、読み・聞き・書き・話すための実践的な力を身につけながら、選択した言語の国の社会・文化について、幅広く勉強していきます。

 

3. 国際英語

英語の国際英語話者が、特定の地域の英語にとらわれず、広く国際英語として通用するコミュニケーション重視の授業を行っていきます。情報文化学科では、これをCEP(Communicative English Program)と呼びます。1年次に週5回の必修授業になりますが、習熟度別にクラス分けされるので、それぞれの実力にあった学びが可能です。またさらに高度に国際英語コミュニケーション能力を培いたいと考える学生のために、2年次以降に選択の授業(Advanced CEP)も用意しています。

 

4.情報処理(コンピュータ)実習

ワードやエクセル、パワーポイントといったマイクロソフト社のビジネス・ソフトウエアの習得は、ゼミの報告や卒業論文の作成といった大学での学習の様々な場面で重要な学びのツールになります。こうしたソフトウエアを使いこなせるようになることは、卒業後の仕事の場で必ず求められる基礎力でもあります。情報文化学科では、ビジネス即戦力を目指したパソコン関連の能力検定へのサポートを含めて、情報処理(パソコン)実習を授業に組み入れています。

 

5.ゼミの実習

ゼミナールとは、大学独自の伝統による授業形態です。教員からの一方通行の授業ではなく、学生どうしの相互学習やワークショップも含めた、共同の学びの場となります。ゼミナールという語はドイツ語で、語源をさかのぼると、「苗床」という意味にもいきつきます。厳しい自然にさらされる前に、人の手による心配りの中でじっくりと育て上げる、そんな意味合いが込められています。まさに教育の現場がここにあります。情報文化学科では、教員の自己紹介に対して学生自身がゼミを選択するという仕組みを取り入れています。これが1年次からはじまります。3・4年の2年間は、1名の教員によって卒業論文まで指導が続けられます。

 

 
 

専門分野と卒業後の進路

情報文化学科での勉学は、現代の産業社会のどのような分野でも通用する基礎力の向上に資するものですが、キャリアの方向としては、とくに観光産業、公共サービス、専門商社といった方面を目標に力をいれています。観光産業の場合、ホテル・旅館業や旅行代理店、航空会社、空港、バス・列車等旅客業などになります。

3年生の夏期休業中を利用したインターンシップでは、県内主要ホテルを研修先として選択できます。公共サービスでは、県庁・市役所・警察・消防などの公務員試験で合格実績を積み上げてきました。先輩たちが何人も県内の公共機関で働いています。専門商社では、たとえば中国や韓国をはじめとした諸外国との取引に携わる卒業生たちの活躍が見られます。この他に大学院進学を選択する学生がいます。