2011年度前期
地域研究概論:アメリカ合衆国 第2回(6月30日)
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担当:越智敏夫
アメリカ政治の特徴:多元的社会の統合
1.1960年代の変動と公民権運動 civil rights movement
1954 ブラウン事件判決 Brown vs. Board of Education2.フェミニズム Feminism もうひとつのマイノリティ
1962 『沈黙の春』 レーチュル・カーソン(新潮文庫)
1963 男女平等賃金法成立
1963 ワシントン大行進
ケネディ暗殺
『新しい女性の創造』The Feminine Mystique ベティ・フリーダン(大和書房)
1964 公民権法成立
トンキン湾事件、ヴェトナム戦争激化
マーティン・ルーサー・キング、ノーベル平和賞受賞
1965 マルコムX暗殺
1967 連邦最高裁判事に黒人のマーシャル任命
1968 キング暗殺
1964 公民権法成立
行政命令:アファーマティブ・アクション affirmative action の義務づけ
ウーマン・リブ women's liberation movement3.宗教1972 雇用機会均等法(公民権法の改正)
1974 女性教育均等法
1976 職業訓練法
1986 最高裁判決「職場での性的いやがらせは性的差別である」
1991 クラレンス・トーマス問題
差別的な法律や事例の合憲性を最高裁などに判断させる
性的いやがらせ sexual harassment
家庭内暴力、性行為の強制
1994 女性に対する暴力防止法 Violence Against Women Act
人工中絶問題:女性の選択する権利」vs「生まれてくる子供の生存権」
1967 NOW「中絶の権利は女性の自立にとって必須の条件」であると表明
1973 連邦最高裁「妊娠3ヶ月以内であれば女性は中絶をする権利がある」
1976 ハイド修正法:強姦、近親姦、母胎の危険を及ぼす場合を除いて連邦の
医療扶助を中絶費にあてることを禁止→低所得者層の女性に痛手
1986 ランドール・テリー「オペレーション・レスキュー」結成
アメリカにおける政治と宗教4.多文化主義 マルチ・カルチュラリズム multiculturalism
中絶、同性愛、公立学校での宗教的儀式・お祈り、ダーウィニズム
60年代以降の思想的変化
セクトとしてのファンダメンタリズム Fundamentalism 原理主義、根本主義、原点回帰
公立学校における宗教的祈りの禁止
アメリカにおけるイスラム教
黒人とアラブ系
アメリカにおけるカルト cult
ロナルド・タカキ『多文化社会アメリカの歴史:別の鏡に映して』(明石書店)
アメリカには中心はなかった
様々な人間が参集しているアメリカ像
文化的な一元性の価値を否定
エスニシティの多様性こそがアメリカ文化を豊かにする
公立学校における教育問題
大学のカリキュラム
文化教育、歴史教育、言語教育
言語教育「イングリッシュ・オンリー」と「イングリッシュ・プラス」
マルチ・カルチュラリズム
アメリカ社会の多様性を教育や政策の中に反映させようとすること
その多様性を教育や政策に反映させるか、その公正さの維持の方法の問題
多様性を作るもの:文化
黒人コミュニティから多文化主義
モレフィ・キート・アサンテの「アフリカ中心主義」
多文化主義批判「アメリカは共通文化を作るべきだ」
アーサー・シュレージンガー『アメリカの分裂』(岩波書店)
文化間のチェックの問題
PC論争:PC 政治的妥当性、政治的公正 political correctness