指で上下して、進めたり、戻したりして下さい。 日本人のグループを四角で囲むとします。 日本人 四角の外に居る人は、日本人ではない、となります。 同様に、お金持ちのグループという四角を追加してみます。 お金持ち このように図を書くと、このお金持ちの人たちは、 日本人ではない、となります。 お金持ちのグループに入っている人は、 日本人グループの外に居るからです。 次に、お金持ちの四角を移動してみます。 間に入っている人は、日本人であり、 かつ、お金持ちという人です。 A では問題です。 ← この人を、日本人ではないお金持ち、 の位置に移動してみてください。 正解です。 では、もう少し、お金持ちの四角を移動させてみます。 B もう一度、問題です。 ←この人を、お金持ちである、の位置に 移動してみてください。 正解です。 また、このBさんは、日本人の四角内にいるので、 日本人である、とも言えます。 この図から分かることは、 お金持ちの人は、全て日本人である、ということです。 お金持ちの四角に入る人は、必ず、 日本人の四角にも入るからです。 命題論理で言うと、 お金持ち、ならば(記号⇒)、日本人である です。 お金持ちの四角を元に戻します。 この図から分かることを改めていうと、 日本人で、お金持ちの人は居ない、ということです。 両方の四角に同時に入ることができないからです。 このように、論理的構造を図で表したものをベン図といいます。 東洋人 最後の問題です。←この枠を 日本人ならば東洋人である、 かつ、東洋人でお金持ちはいない が成り立つように移動させてください。 二本指で拡大、縮小ができます。 正解です。 日本人ならば(記号⇒)東洋人は、 日本人が真のとき(日本人の枠の中に居るとき)、 必ず東洋人が真(東洋人の枠の中に居る)なので、 日本人の中のどこでも東洋人の中になるように、 日本人を東洋人で囲みます。 そして東洋人でお金持ちは居ないのでお金持ちにはかかりません。 これで説明は終了です。