このページは、本学の図書セクター委員
の依頼で今年の夏に書いたものですが、
自分の執筆箇所を、先行公開致します。
夢枕獏『陰陽師』(文春文庫、1991年)476円+税 今年の春にNHKでドラマ化され、今秋には映画化され、そして随分 前からコミック化されているものの原作です。この話の“呪”の 考え方は、私の専門の社会学と大変関連があります。 「ものの根本的な在様を縛るというのは、名だぞ」(第1巻31ページ2行目) 「人はな、この天地の間に在るものを理解していくのに、呪をもって するということだ」(付喪神の巻204ページ7〜8行目) 私の「情報文化」または情報システム演習3の「基本的数学モデル」 とそっくりでしょう? こんな会話が、夜毎、安倍清明と源博雅の間で 酒を組み交わしながら繰り広げられます。こんな風に講義できるといい のだけれど。 |