2019年度配属 情報システム学科「卒業研究」ゼミ紹介
*このページに志望動機の欄に書くことの具体例が掲載されています。



小宮山研究室



0.研究室紹介

  1. 研究室紹介パワーポイント(9月27日説明会の資料【一部】)
  2. 訪問可能時間

1.研究室訪問について

 小宮山研究室配属ご希望の方は、一度、お話ししましょう(必ず来てください)。大学生活にとって、ゼミというのは大変、重要です。そしてとっても高い買い物かもしれません。4年生になって、ゼミしか授業取らないとしたら、100万円以上の買い物と言えるかもしれません。クルマぐらいの高価な買い物するのに“試乗”しないというのは、考えられないですね。  研究室紹介の用紙(ポータルで全研究室分が配布されたそうです。小宮山研究室の説明会(27日)にいらしていただいたかには、コピー配布)に記されている連絡先(LINE・電子メール等)でアポイントをとってください。訪問可能時間は、全体で配布された資料をご参照ください(小宮山の分だけ抜粋したものをこのホームページにもリンク)。場所は【国際交流センター】にしましょう(ゼミもここで行います。広々としていて、明るい雰囲気で、アイディアが沸いてくる、、、ような気がします)。  皆さんが“考える”お手助けが出来たらと思っています。特に私のゼミを希望していなくても、ゼミ選択について、大学について、仕事について、生き方について、どんな質問でも、出来る限りお答えします。また卒業研究2は火曜日5時限に国際交流センターで行っています。見学自由です。

予約状況
・9月27日 14:50〜 2名
・9月28日 10:45〜 1名
・9月28日 11:15〜 1名
・9月28日 11:45〜 1名
・10月1日 14:50〜 1名
・10月1日 16:30〜 4名
・10月2日 9:30〜  2名
・10月4日 14:50〜 1名
・10月4日 15:20〜 1名
・10月5日 10:45〜 2名
・10月5日 11:15〜 1名
・10月5日 11:45〜 1名
・10月5日 16:30〜 1名
・10月5日 17:00〜 1名
・10月8日 15:00〜 2名
・10月8日 16:30〜 1名
・10月8日 17:00〜 1名
・10月8日 17:30〜 2名
・10月9日 9:30〜  1名
・10月10日 11:00〜 1名
・10月12日 9:30〜 1名
・10月12日 10:00〜 1名
・10月12日 16:30〜 1名
・10月15日 9;30〜  2名
・10月15日 16;30〜  6名
・10月16日 9:30〜  1名
・10月16日 14:50〜 1名




2.目的と研究対象分野について

人々の行動や考え方を“人と人との関係(社会)”に着目して“研究”することを目的とします。 また社会でもっとも求められている「集団で目標を達成する能力」をお互いに協力して高めます。 「学校」が既存の情報・知識を覚えるところであるのに対し、「大学」とは、新しい情報・知識を創造する(=研究する)能力を身につけるところです。人々について新しい情報を創りだすには、他者の視点を取り入れる必要があります。社会で役立つ卒業研究を行うために、そして卒業後、社会で活躍するためにゼミの仲間や、さまざまな人々と協力することを学びます。研究例を一つ紹介します。 研究例:ある食品メーカーの製品では、アレルギー表示がパッケージの前面に「アイコン」で表示されています。このアイコンは、単にアレルギーを持っている方だけでなく、消費者一般に製品の安全・安心感を伝えることができ、購買を促進していることを明らかにしてくれました。紅翔祭で一般の方に2種類のパッケージを実際に見てもらい調査しました(彼はこのメーカーに就職しました)。




3.目的と研究対象分野について

各回のグループワークでの活躍(50%)と、レポートで評価します(50%)。グループワークでアイディアを出すことはとても重要です。それと同時に、各自でアイディアを文章にまとめる力も養います。どちらもイーブン(50%ずつ)で評価します。




4.成績評価方法

各回のグループワークでの活躍(50%)と、レポートで評価します(50%)。グループワークでアイディアを出すことはとても重要です。それと同時に、各自でアイディアを文章にまとめる力も養います。どちらもイーブン(50%ずつ)で評価します。




5.到達目標

1.自分の研究が社会にどのような貢献・影響を及ぼすか考察してください。 2.新しく、社会に役立ち、根拠のある情報を創りだしてください。 3.情報システムを利用して研究する能力を身につけてください。 




6.定員超過時の選抜方法

希望人数が定員を超えた場合、各自の研究計画によってゼミ生を選ばせていただきます。小宮山ゼミをご希望の方は配属申請の際の提出書類の志望動機欄に必ず、研究計画をお書きください。詳しくは以下の「8.研究計画について」をご覧ください。




7.今までの卒業研究

小宮山ゼミ論文論集が本学図書館にあります。ぜひご覧ください。




8.研究計画について

 

志望理由の欄には研究計画を書いてください。 研究計画の変更は構いません。しかし常に研究計画を持っている方が大学生です。 現時点で身につけている以下の4つの能力を総合的に評価します。

  1. 問いを見つける構想力
  2. 斬新な仮説を導き出す独創性
  3. 検証方法に関する応用力
  4. 結論を導き出す論理的思考力

研究計画書に書くことは以下のとおりです。以上の能力が読み取れるように具体性とそして論理の一貫性に気をつけて書いてください。

  1. 問い:どんな、なぞを明らかにするのか?
  2. 仮説:なぞに対する自分の主張
  3. 検証方法:いかに仮説をデータで裏付けるか(註)
  4. 予想される結論とその意義:自分の仮説が採択される(採択されない)ことに
    よってどのような社会的または学問的意義があるのか?

註:仮説の正しさを示すことはきわめて難しい。ライバル仮説と比較しライバル仮説より、自分の仮説の方がデータに適合的であることを示すことで結論付ける。それぞれの仮説から異なる結果が予測される場合について観察・実験することでどちらの仮説が正しいか判断する。チャールズ・A・レイブ,ジェームズ・G・マーチ(佐藤嘉倫[ほか]訳)『社会科学のためのモデル入門』(ハーベスト社 1991年)の第1〜3章が大変、参考になります。

9.研究計画例

志望理由の具体的な例を2つ紹介します。参考にしてください。
例1(ちなみに私の卒業論文です)
 私は「なぜ現代日本において自殺者の割合に地域間格差があるのか」という問いについて研究したいと考えている。E.デュルケームの『自殺論』において世帯人員が多い地域では自殺が少ないという命題が述べられている。しかし現代の日本ではむしろ世帯人員の多い地域は自殺が多い傾向にある。「家族が自殺を促進する」という仮説の検証を試みたい。  医療機関の充実度の違いや気候、疾病率等の要因を指摘した既存の仮説と対比するために47都道府県の年齢調整自殺率を従属変数とした重回帰分析を行う予定である。家族が自殺を促進するという仮説はすでに提示されているが、私の管見では多変量解析を用いた世代ごとの検証は未だなされていない。自殺研究の疫学的知見として社会的意義がありさらに社会学における自殺理論の検証という意義が見出せる可能性があると考えている。  先生の「総選挙における投票率の説明」(1989年『社会学評論』Vol.40 No.2:166-179頁)を読みました。検証方法・既存の研究の整理の仕方、分析結果から結論を導き出す方法、結論と研究意義の結び付け方等、大変、研究の参考になったため、〇〇ゼミを志望致しました。

例2 2001年の卒業論文(図書館で読めます)  私は「近年日本で行われ始めた幼児教育の方法である自由保育は、幼児の協調性を損なうのではないか」という仮説について検証したい。自由保育に対し疑問を投げかける研究は見当たらない。しかし自由保育によって協調性が失われるとしたら、今後一層、現在、問題となっている学級崩壊・いじめ等が増えることが予想される。比較的自由保育の導入が進んでいる幼稚園とそうでない幼稚園とで協調性を計り、検証したい。なおさらに年齢・家族関係等の影響も検証したいと考えている。  先生の「不公平感の地域格差におけるマルチレベル分析の応用」(『紀要』中央大学文学部社会学科第10号 pp.199-213 2000)を読みました。 方法論的に大変参考になったので、先生のゼミを希望しました。




10.単位取得条件

  1. 講義要項掲載研究室紹介の研究内容にそった論文を書いてもらいます。
  2. 論文とは"研究"(講義要項掲載研究室紹介の研究内容参照)によって得られた知見を論理的に記した文章です。
  3. 一部の人々だけがよく知っていることを多くの人々に伝えることは意義のある場合がありますがそれは論文ではありません。
  4. 自分の興味のあることを調べてまとめたというのはりっぱなテキストになる場合がありますがそれは論文ではありません。
  5. 卒業研究2ではに研究計画を書いてもらいます。(卒論のレベルが上がります。また就職活動で卒論のことが答えられます。さらに安心して就職活動ができます。)
  6. 卒業研究2ではさらに履歴書(自己紹介書)執筆の練習をします。ゼミ参加者が協力し合って、各自、“履歴書”を完成させましょう。
  7. 先輩の2018年度・2019度の卒業研究発表会には必ず出席してください。
  8. 2年生の春休みにサブゼミ(1日程度)を開きます。日程等は参加者の皆さんの都合に合わせます。
  9. 欠席の場合、可及的速やかに連絡してください。連絡がないと他のゼミに出席している方の時間をムダにしてしまいます。また虚偽の連絡を行ったものは、単位取得を認めません。
  10. 卒業研究3では、草稿(調査・実験以外の個所の論文を書き上げます)を完成させます(7月31日締め切り)。
  11. 卒業研究3では論文を書き上げ、卒業研究発表会の準備を済ませます。




11.ゼミ合宿について

集まった皆さんの希望に応じて実施しています。上越市旧牧村宇津俣地区・草津温泉・伊香保温泉・片貝の花火大会、鹿児島市・指宿市の観光調査などに行きました。




12.最後に

一緒に人々の行動・行為についてのなぞを解くことを楽しみましょう。研究計画の例2の彼も「締め切りに追われなければ、楽しい」と言ってくれました(賛成に一票...)。私も締め切りに追われがちな人生を送っているのですが、お互いに時間に追われず、余裕のある人生を目指し、そしてなぞ解きを十分に楽しみましょう。




13.卒業生の就職・進学先

同一企業に複数名が入社・内定している場合があります。特に多いのは警察官で6名です。印刷会社も多いです。なぜかコンピュータ関係も9名います。(たぶん記入漏れがあります。すみません。)。

就職先 

  1. 藍野大学(助教授)
  2. クラッシュアンドカンパニー (サービス)
  3. 株式会社ワタナベ (製造)
  4. 新潟家県庁 (公務員)
  5. ジョーメイ (広告・出版・印刷)
  6. ANAクラウンプラザホテル
  7. 新潟県警 (公務員)
  8. トヨタカローラ販売 (販売)
  9. 北村製作所 (製造)
  10. 北村製作所 (製造)
  11. キューピット(卸・小売)
  12. アークベル (サービス)
  13. 原信ナルスホールディングス(卸・小売)
  14. 星光堂薬局(卸・小売)
  15. ウィザップ(広告・出版・印刷)
  16. シアンス(情報通信)
  17. ロイヤルパークホテル(サービス)
  18. クラフトフーズ(販売)
  19. 株式会社タカヨシ(広告・出版・印刷)
  20. コクヨ販売(卸・小売)
  21. トワダウェルデザイン(製造)
  22. 丸山自動車(販売)
  23. マツイフーズ(卸・小売)
  24. マルタケ(卸・小売)
  25. 丸三証券(金融・証券)
  26. 北越ケーズ(卸・小売)
  27. タクトシステムズ(情報通信)
  28. 堀川(製造)
  29. 源川医科医療器機
  30. 文武堂(卸・小売)
  31. 越後プロパン(卸・小売
  32. TOTO新潟販売梶i卸・小売)
  33. 新潟トヨタ自動車梶i卸・小売)
  34. 潟Wャパンネット(情報通信)
  35. 潟Gスエフシー新潟(情報通信)
  36. 味の素システムテクノ梶i情報通信)
  37. 新潟ダイヤモンド電子梶i製造)
  38. 潟Tンテック(情報通信)
  39. 潟gップカルチャー(卸・小売)
  40. 竃ネ半ホームエイド(卸・小売)
  41. 潟Eオロク(卸・小売)
  42. 富士通コミュニケーションサービス梶iサービス)
  43. 東北交通機械梶i運輸)
  44. 叶V潟県農協電算センター(情報通信)
  45. 日本郵政(流通・運輸)
  46. アイビー企画(パチンコ)
  47. アークベル(結婚式場)
  48. アークランドサカモト(卸・小売:ムサシ)
  49. アビバグループ(教育)
  50. 川内自動車(小売)
  51. キャノンシステムアンドサポート(情報通信)
  52. キューピット(卸・小売)
  53. 共育舎(教育)
  54. サイクロンシステムズ(情報通信)
  55. セコム上信越(株)(サービス)
  56. 総研システムズ(情報通信:河原先生よりご推薦いただきました。)
  57. ダイエー・ダムズグループ(パチンコ)
  58. 第四銀行(金融)
  59. ダイナム(パチンコ)
  60. 徳真会グループ(株)ゼネラルスタッフ(医療事務)
  61. マルソウ株式会社(運輸)
  62. 新潟トヨペット(卸・小売)
  63. 東芝PM(情報通信:竹並先生からご推薦いただきました。)
  64. 新潟日産プリンス(卸・小売)
  65. 新潟証券(金融・証券)
  66. 新潟県警(公務員 4名になりました!)
  67. NS・コンピュータサービス(情報通信)
  68. 原信(卸・小売)
  69. 博進堂(出版・印刷)
  70. ホーク電子(株)(製造・生産企画)
  71. プレスメディア(印刷・企画)
  72. ペプシコーラ(卸・小売)
  73. モトーレン新潟(小売:BMW)
  74. 森井紙器工業(製造)
  75. リンコーコーポレーション(運輸)
  76. 吉運堂(卸・小売)

進学先

  1. 中央大学大学院
  2. 京都大学・大学院