Last Update: 2001.11.02

表計算ソフトウェア(マイクロソフト社 Excel 2000使用)


(作成:小宮山智志)





  • 1) データのダウンロード
  • 2) 計算式の編集(式の計算・関数)
  • 3)グラフの作成
    (連続データの入力・データの並び替え・棒グラフ)
  • 4)仮説の検討
  • 5)メールを送る


  • 1) データのダウンロード



    以下のURLからデータをダウンロードしてください。
  • http://www.nuis.ac.jp/~komiyama/data.xls

     選挙に関するデータは新潟日報社のホームページ、その他のデータに
    関しては『民力CD-ROM(2001年度版)』が出典です。民力のCD-ROMは本
    学図書館に所蔵されています。   選挙データは2001年参院選挙新潟選
    挙区の市町村別の投票結果です。その他のデータは主に1995年の国勢調査
    報告書が原典です(詳しくは民力参照〜論文では原典を必ず記述してくだ
    さい。またデータに誤りがないか原典でチェックしてください)。

    新潟日報と『民力』のホームページを検索し内容を確認しよう。

    2) 計算式の編集(式の計算・関数・絶対参照)

    次のことを調べよう!

    1)トップ当選したのは誰だろうか? 2番目は?
    2)トップ当選した候補者は、どの市町村でもトップ当選したのだろうか?
      同様に2番目の当選者についても調べよう。

    3) グラフの作成


    適切なグラフ表現をする。グラフを作成するためにデータを加工する


    1)連続データの入力(次に行なう「データの並び替え」後またもとの順に戻せるように番号を振っておく。)
    2)データの並び替え  得票率順に市町村を並び替える。
    3)棒グラフ
     2)のデータを用いて市町村別の得票率のグラフを作成する。



    練習(2002/10/4演習課題)
    1)各市町村ごとの第一次産業就業者割合・第ニ次産業就業者割合・第三次産業就業者割合を計算してください。
    2) 1)のデータからグラフを作成してください。
    3) 2)のグラフと真島氏の得票率のグラフを比較し、どのような産業に従事している ひとびとが多い市町村において、真島氏は、多くの票を獲得したのか、論じてください。(次々週、Word2000を用いて、レポートを作成します。今週の結論は、すぐにレポート化出きるように、メモ帳・word・excel等のいずれかを用いて入力しておいてください。)



    4) 仮説の検討


    1.原因と結果の間のプロセスの検討
    「第[ ]次産業就業者の割合の高い地域で真島氏は得票率が高い傾向が見られた」という現象が起きるプロセスを考えてみよう。

    悪い例(原因と結果のプロセスが不明確)
    真島氏は農村部で支持された。

    良い例(原因と結果のプロセスが明確)
    真島氏は県議・市議の自民党議員の選挙協力を得られた。自民党は農業従事者の間で支持者が多い。そのため真島氏は農業従事者から多くの支持を得た。したがって農業従事者が多い市町村ほど、真島氏は多くの得票を得た(農業説)。

    2.別の要因の検討
    1.で考えたプロセス以外の原因以外で、真島氏が「第[ ]次産業就業者の割合の高い地域で真島氏は得票率が高い傾向が見られた」という結果が得られる場合を考えて見よう。

    悪い例(「第[ ]次産業就業者の割合の高い地域で真島氏は得票率が高い傾向が見られた」という結果と矛盾している)
    真島氏は都市部で支持された。

    良い例(「第[ ]次産業就業者の割合の高い地域で真島氏は得票率が高い傾向が」という結果の原因となっている)
    真島氏は県議・市議の自民党議員の選挙協力を得られた。自民党は高齢者の間で支持者が多い。そのため真島氏は農業従事者から多くの支持を得た。したがって農業従事者が多い市町村ほど、真島氏は多くの得票を得た(高齢者説)。

    3.検証
    a.高齢者率の高い市町村(1位〜55位)、高齢者率の低い市町村の2つのグループごとに第1次産業従事者割合と真島得票率を増減を比較するグラフを作成しましょう。
    b.1次産業従事者割合の高い市町村(1位〜55位)、1次産業従事者割合の低い市町村の2つのグループごとに高齢者率と真島得票率を増減を比較するグラフを作成しましょう。
    ・もし(比較的)農業説が正しければ、aの2つのグラフはbの2つのグラフに比べ、グラフの増減が一致しているはずです。もし(比較的)高齢者率が正しければbの2つのグラフはaの2つのグラフに比べ、グラフの増減が一致しているはずです。どちらの仮説が比較的データに適合的な仮説はどちらか結論付け、メモ帳・word・excel等のいずれかを用いて入力しておいてください。Word2000を用いて、レポートを作成します。

    ・これはグラフを用いた簡単で視覚的な仮説の検討方法です。厳密には、多変量解析(重回帰分析・分散分析等)を行い統計的検定によって検証する必要があります。本学の講義(生活統計・地域統計・多変量解析等)で修得できます。

    5) メールを送る





      ・この頁に関する御質問は、
      
    Send mail to komiyama@nuis.ac.jp