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新潟日報社連携文化講演会開催延期のお知らせ(要旨追記)

2012.12.10 [大学からのお知らせ]


 本学では、平成24年12月9日(日)新潟中央キャンパスを会場に、新潟日報社連携文化講演会を開催を予定しておりましたが、停電による新幹線運休に伴い、開催日が下記のとおり延期になりましたので、お知らせいたします。


ご案内についてはこちら


終了しました。多数のご参加ありがとうございました。

                                 記

◆日  時 : 2012年12月10日(月) 13:30~15:00

         (※12月9日(日)停電に伴う新幹線運休により延期となりました。)


◆会  場 : 新潟国際情報大学 新潟中央キャンパス

          (〒951-8068 新潟市中央区上大川前通7)

講  師 : 呉 智英 氏

雪の影響で翌日開催となりましたので、要旨を追記しました。(2012年12月20日)

 新潟日報社との連携による文化講演会が10日、中央キャンパス講堂で開かれ、評論家の呉智英氏が「戦後思想と日本マンガ」と題して講演した。雪の影響で新幹線が止まり日曜日に予定した講演会が中止、やむなく翌日開催となったが、熱心な市民が耳を傾けた。呉さんは「日本マンガは『MANGA』として世界に通用するまでになった。このマンガと日本の戦後思想・文化状況がどう関係しているのか考えてみたい」と、要旨を次のように語った。


◆戦後のマスコミの発達が、大量出版を可能にし、今日のマンガの隆盛をもたらした。「少年サンデー」と「少年マガジン」が、1965年頃から爆発的に売れるようになり、両誌とも100万部を記録した。子供だけでなく大人がマンガを読む習慣が始まったからだ。さらに新書版のマンガ単行本が出始めたことだ。消耗品だったマンガの蔵書化が始まり、本棚に置かれるようになった。日本人がマンガの単行本を買えるほどに豊かになった証拠で、マンガは戦後経済、文化までを含んだ大きな変化の中で、成長するだけの理由があった。


◆個別のマンガ作品に戦後思想がどう反映しているか。

手塚治虫の「ジャングル大帝」は、森の王者ライオンの3世代の物語を通して、日本人の近代化が持つ矛盾が描かれる。近代化と文明化が西洋化と一本の縄のようによじれてしまった戦後日本の葛藤…戦後の良心的な思想を体現している。


◆「巨人の星」が始まった1966年は、学生が古い価値観に異議を唱えた時代。日本の家父長的メンタリティーが描かれるが、古いものに反発したはずの学生が、熱狂的に読んでいた。一見矛盾するようだが、学生たちは実は通俗的なマンガを「くだらない」とする既成の価値観に反逆していた。近代文学は物語性をそぎ落とすことで成立しているが、学生たちは通俗的な物語のおもしろさを、マンガの中に読み取ったのである。


◆原爆を正面から取り上げた「はだしのゲン」は、長い間、間違った評価が伝えられた不幸な作品である。被ばくした青年の心の底にある心境を描いたところが、この作品のすごいところで、普遍的な人類愛を説く学校では、こういう説明ができない。それでは被ばくの悲劇の実相が伝わらない。


◆日本のマンガは、戦争体験や被ばく体験を描くところまで来た。マンガは戦後思想と文化を反映し、時代と深くつながっている。

◆お問合せ : 新潟国際情報大学エクステンションセンター(新潟中央キャンパス内)事務局

          〒951-8068 新潟市中央区上大川前通七番町1169番

          TEL: 025-227-7111 FAX: 025-227-7117

           E-mail:exten@nuis.ac.jp