NUIS情報文化学科留学通信
 2007年7月14日 第6号

発行:新潟国際情報大学情報文化学部
情報文化学科 派遣留学実施委員会
編集責任者 安藤 潤・熊谷 卓

北京師範大学(中華人民共和国)

「先んずれば人を制す」

渡辺浩太 

 題名は中国の史記からの出典です。読んで字の如く、人より早く動けば断然優位に立てるという言葉でありますが、これはどんなことにも通じることで、これを私の場合「積極的に交流をもてば」と置き換えてみます。そして制すべきは人に非ず、語学力、社交能力としますと、派遣留学で留意すべき言葉に姿を変えます。私はこの派遣留学のために少しずつ貯金してきました。授業や先輩からいろんなことを教わり蓄えました。ですからこの派遣留学では一時刹那たりとも無駄にしたくありません。そのためにもこの言葉を派遣留学中は座右の銘としておきたいです。そして決して忘れてはいけないこととして、この派遣留学は自分の力だけによるものではないということ。拙い私を応援してくれる家族の力があって自分の夢を迎えることができることは、常に心得ておきたいと同時に挫折しそうになったときの励みにしたいです。様々な問題にあったとしても気持ち強かに持って私の「先んずれば人を制す」を立派に成就してきます。

留学の抱負

篠沢麻美 

 私が中国語に興味を持ったのは、2年程前から中国人アーティストの歌を聞く機会が増えたからでした。初めは、字幕を見ることなく、歌詞の内容を理解できるくらいに習得できればいいなぁと考えていたので、留学は意識していませんでした。今は留学に行くことになり、すごく嬉しいです。私が興味があるのは、中国の音楽や文化です。中国の若い人たちとお互いの国の音楽や文化について語り合うことが今一番の楽しみです。先日、中国人留学生を交えて餃子パーティーが行われました。そのとき、私の語学力はまだまだだなぁと思い知らされたのですが、不思議と不安はありませんでした。いまだに留学に行くという実感がないということもありますが、早く友達を作りたい、中国の音楽や文化を体感したい、外から見た日本がどんな風に見えるのか、また見られているのか知りたいという気持ちのほうが強いのだと思います。海外に行くことも、家を4ヵ月間離れるということも今までにない経験ですが、留学を通して自分自身を見つめ直し、大きく成長してきたいです。

 

慶熙大学(大韓民国)

「留学に向ける思い」

佐藤亮 

 私が韓国への短期留学を考えるようになったのは、この一年間の自分を振り返ったうえで「今の自分を変えたい」という強い気持ちを持ったからです。大学に入ってからの自分を思うと、行動せずに同じ場所をぐるぐると回っているだけで、周囲の変化に焦るばかりでした。しかし、留学という異文化に触れる貴重な機会があることを知ったとき、私は韓国に対する複雑なイメージを確かなものにしようという願望を持つとともに、中途半端な自分を変えることができるかもしれないという大きな可能性を感じました。
 韓国での生活では、慣れない環境や課題によって悩み、苦しむことは避けられないでしょう。しかし、今の私には確かな気持ちと揺るがない覚悟があります。自分の気持ちに真っ直ぐに、進んだり戻ったりしながらも決して立ち止まったりしないようにしたいと思います。楽しいことも辛いことも全部受け止めて、「屈せず」「驕らず」「枉げず」をモットーに頑張ってきます。

留学の抱負

徳永友里恵 

 私は、この留学でたくさんのことを学んできたいと思っています。
まずは、韓国語の上達です。韓国の人たちとたくさん会話したり、積極的に勉強して韓国語を身に付けたいです。できるだけ韓国語を話し、コミュニケーションをとりたいです。
 また、語学ばかりではなく、韓国の文化なども学びたいと思っています。韓国について学んでいて、知っているようで知らないことが多いことに気付かされました。だから、日本にいてはわからないことにたくさん触れてきたいです。
 他に、日本と韓国には竹島問題などがあるので、留学に行く前にしっかり勉強して自分の考えを持てるようにしたいと思っています。
 4ヵ月間、楽しみだけでなく不安も多いですが、留学という貴重な機会を無駄にしないように、一日一日を大切にし、しっかりと学んできたいと思います。そしてこの留学という経験を活かせるように、たくさんのことを吸収して成長したいと思います。

 

極東国立総合大学(ロシア連邦)

留学の抱負

大野結花 

 私は留学でしたいことが、3つあります。
  1つめは、ロシアの文化に肌で触れることです。日本ではわからない、ロシアの習慣やロシア人の世界観を知りたいです。そのために、ロシア人の友達を作り、日露の文化の違いを見つけたいです。
  2つめは、自分の語学力を伸ばしたいです。まだロシア語を始めて1年も経ってなく、本当に通じるロシア語にしたいです。
  3つめは、ロシアのことを多くの人に知ってもらうことです。このような紙や電子の媒体を通して、留学の体験を発信したいと考えています。
  このように、したいことを挙げるとたくさんあり、とてもワクワクします。しかしそれと同時に不安もあります。池田先生の体験や留学した先輩の話を聴くと、危険なこともあるようです。また、生活についても不安があります。授業についていけるか、炊事洗濯はきちんとできるか、など。けれども、その不安は留学をより楽しいものにしてくれると思います。

留学の抱負

渡邉美弥 

  私が派遣留学への参加を希望したのは、ロシアの文化に実際に触れながら学んだほうが、日本で学ぶよりもはるかに多くのことを学べるだろう、と考えたからです。日本にいるだけではわからないことが、たくさんあるだろうと思いました。私は特に食文化や建築様式などに興味があるので、実際に見たり食べたり、触れてみたりしたいです。
 また、日本で学んできたことを生かし、ロシア語でのコミュニケーションなどに役立てたいと思っています。
 現在、少々不安に思っているのが寮生活です。今回の派遣留学では一人暮らし同然となるので、自己管理能力が嫌でも問われてきます。炊事や洗濯をやってくれる人は自分以外にはいません。そのことをよく頭において、頑張りたいと思います。
 四ヶ月という期間は長いようで、実際はあっという間に感じるでしょう。私は積極的に学ぶ一方で、はめを外し過ぎないようにバランスをとり、一日一日を大事に過ごしていきたいです。

 

ノースウェスト・ミズーリ州立大学(アメリカ合衆国)

留学の抱負

内山広樹 

 英語は昔からとんと苦手で、英語の「え」の字を見ただけで鼻血が出るほどでした?と、いうのはいくら何でも大袈裟ですが、とにかくそのくらい嫌いでした。そんな私がアメリカへ留学しちゃうんだから、まさにアンビリーバボーです。大学受験直前まで、「英語なんて必要ねー!!」と現実逃避していた頃が懐かしいです。
  留学に行く人の中で、最も英語力が低いであろう私にとって(TOEICは305点だったし)、留学への期待よりも不安のほうが大きいというのが正直なところです。本場の英語が理解できるのか。ルームメートが嫌なやつだったら。銃で撃たれたら。家に残されたMy very cute dogは寂しがらないだろうか・・・などなど。しかし、そうした環境の中に身を置いてこそ、色々学ぶものがあるんだろうなぁ、と考えると、それはそれで楽しみです。マゾみたいですが。というわけで、色々苦労し、努力しながら、英語や異文化への理解を身につけて帰ってきたいと思っています。

留学の抱負

皆川舞子 

  アメリカへの留学を1ヶ月後に控えた今の心境は、大きな期待と不安が入り混じっている。アメリカの文化、もの、生活、あらゆることが初めてであり、それらすべてを、英語だけの環境の中で4ヶ月間学び、過ごしていくことにやはり不安を感じる。
  この留学で私は、語学力の向上とともに、日本一国の固定観念を取り払い、広い視野でものごとを見て、考えられるようになりたい。また、実際にアメリカという異文化に触れる中で、自分の知らない新しい世界を発見したい。
  4ヶ月という限られた期間で、どれだけ多くのことを学び、身に付けることができるか、これは自分自身への挑戦である。その中で出会えた人々や経験したものは、自分にとって大きな財産となるだろう。そして、一回りも二回りも成長したという自信を持って帰ってきたい。それが私の目標でもあり、願望である。