NUIS情報文化学科留学通信
 2006年11月21日 第5号

発行:新潟国際情報大学情報文化学部
情報文化学科派遣留学実施委員会
編集責任者 安藤 潤・熊谷 卓

北京師範大学  (中華人民共和国)

とうもろこし味の牛乳もある

情報文化学科2年  橋爪佑紀 

  私は今、中国の北京にいます。私達が北京に来て早くも二ヶ月が経ちました。始めて北京の街を見たときや、大学の中を歩いたとき、人が多い!車が多い!広い!白い!など、周りを見回してばかりでしたが、今では始めの頃には驚いた中国の習慣や、見慣れない景色にも大分馴染み、段々とそれが当たり前と思うようになってきました。それでも、毎日たくさんの新たな発見があり、9人の中国留学組皆で助け合いながら楽しく過ごしています。
  私達の授業は朝8時から始まります。日本での授業よりも開始が1時間早いので、遅刻しないように皆必死です。授業では中国語、中国の文化、歴史などについて勉強しています。歌や太極拳を実際に体験したり、遺跡や北京の有名な場所を訪れたりといった授業もあります。授業は、先生方が皆個性的でとても楽しいです。授業中の先生の説明はもちろんすべて中国語で行われるため、はじめは全く聞き取ることができませんでした。しかし、理解できない部分があれば英語やジェスチャーを使って分かるまで説明してくださるため、普段の学習の成果とも合わさって、少しずつ分かる単語が増えてきました。
  休日は買い物や見学に出かけます。中国の市場は言われた値段から値切ることができるため、授業で学んだことを最大限に活用し、お店の人と値段の交渉を行います。うまくいったときはとても嬉しいし、この値段交渉におけるやり取りは中国語の向上にとても有益です。二ヶ月の間にたくさんの場所に出かけました。けれども、それは北京の街のほんの一部分でしかないので、できるだけたくさんの場所を観て回ることがこれからの目標です。
  中国での食生活は、全体的に食べ物の値段がとても安いことと、中国の味に慣れたことで、日に日に食べる量が増えていきます。その日何を食べようか考えるのがとても楽しみです。寮にある自炊場を使い皆で自炊をして、パーティを開いたりもします。
  二ヶ月が経ち、私達の会話の中にも、自然と中国語の単語が出てくるようになりました。それでもまだ、実際の生活で使う中国語には程遠いです。気がつけば留学期間の半分以上が過ぎてしまい、時間の経過の速さを実感しています。一生のうち何度も経験できることではないので、時間を大切にしながら後の残りの日々を精一杯勉強して、遊んで、くいの残らないようにしたいと思います。

ひまわりの種もおやつ

情報文化学科2年 石山友 

今日は11月13日、中国に来て2ヶ月半が過ぎました。中国のデパートや繁華街は常にセール状態です。店員との交渉で安くすることができ、昨日行ったデパートでは日本円で15,000円の鞄を2,000円に落とすことに成功しました。破格です。買い物するには中国は最高の地です。スーパーの食品も不思議なものが多く、パイナップル味のビール、クルミや杏仁味の牛乳、メンソール味のヒマワリの種など、どこに出掛けても何を食べても驚くこと、面白いことはまだまだ多いようです。
  “これはいくら中国で生活していても使わないだろう”と思っていた大学1、2年生で学んだ中国語の教科書の例文も、意外と日常の中で使われていることがおかしく。その度にみんなの笑いのネタになることがよくあります。教師は全員中国の方ですが、面白く個性的な方ばかりで、先生が授業中面白い動作をしたり、印象的な新出単語が出たりすると、私達は生活の中で先生の物まねや、意味のないところで単語を連呼したりして、日々笑いの中で単語を覚えて来た気もします。
  大学の言語の授業で寝てばかりいた私は、まともに勉強していなかったので、頑張らなきゃと空回りして頭が壊れそうになっていた最初の1ヶ月に比べて、残りの生活が二ヶ月を切った今、少しゆったり過ごせているように思います。このまま一瞬で残りの生活が終わってしまうかなという不安や寂しさと、まだまだ日本に帰る日は遠いと考え辛く感じるとき、いろいろ考えますが、今は中国語以外にも、人間関係や価値観、生活習慣なども、この生活で考え、得ることはとても多く、日本の仲間に会えないのを寂しく感じる反面、ずっと中国に居たいとも思います。不思議な気持ちが今私の中にまわっています。
  夜開放されている運動場を見つけてから、私達の生活は毎日夜九時が運動の時間になりました。運動場は夜なのに驚くほどランニングしている人が多く、私達も走っていると気軽に声をかけてくれたりして、日増しに運動仲間が増えてきました。仲間の枠を作らなければ本当に仲間が増え、楽しいと思います。
  留学はまだ遠い話かも知れないけど、今特に留学について考えてない人も考えている人も、遊びに行くような軽い気持ちで留学を考えてみればいいと思います。行ける機会はそうありません★

 

慶熙大学  (大韓民国)

楽しいぞ☆韓国

情報文化学科2年 大石 寛武 

私達、韓国コースは留学し2ヶ月が過ぎました。この2ヶ月はあっという間に感じてしまいます。来てすぐの頃は韓国で生活していく事にすごく不安であったし、また言葉も分からないし、相手に伝えることができないでもどかしい思いをしました。しかしそのような経験を通じて分かったことがあります。それは勇気を持つことです。来てすぐに不安が多いのは当然のことです。だからこそ勇気を出して失敗すべきだということを学びました。失敗しても心が伝われば相手だって理解してくれます。それに失敗するからこそ新しい発見があり、毎日が新鮮に思えとても充実した留学生活を送ることができています。留学に来て経験できることは日本では経験できないことが多く、ここでの経験は自分にとって一生誇りになることだと思います。
  授業についてですが、もちろん全部韓国語で行います。だから初めは全く意味が分かりませんでした。でも1ヶ月過ぎたくらいから聞き取れるようになり、最近では理解できることが多くなっています。韓国語の授業のクラスには中国人やロシア人等いろんな国の人がいてすごく国際的に感じます。でも皆良い人達ばかりで授業も楽しくやっています。
  生活についてですが一番の違うと思ったことはお風呂に浴槽が無くシャワーだけということです。あとはそんなに日本と変わらず、生活はしやすいと思います。ただ食べ物が辛いものが多いということには初めはなれませんでした。でもおいしい食べ物は多く、主食もご飯だし、値段も安いので結構良いかなと思います。
  韓国にいると韓国人だけでなく世界中の国や違うところから来た日本人が多くいるので、そのような人たちと仲良くなれます。そして友人たちから勉強だけはない様々なことを学ぶことができます。そこで学ぶ良いこと悪いこと全てが自分にとっての思い出になると思います。また韓国コースには「トウミ」という私達を助けてくれる韓国人が一人ずつ付いてくれます。勉強を教えてもらうだけでなく、一緒に遊んだりします。私のトウミは女性だから会う度いつも緊張します。でも優しくてとても頼りになります。そして会話の練習にもなります。トウミと会って1ヶ月くらいしてトウミに韓国語が上達してるといわれたときはすごく嬉しかったです。
  留学生活も2ヶ月過ぎ、残り半分です。残りの2ヶ月悔いの残らぬようにいろんな場所に行ったり、友達とたくさん遊んだり、勉強を頑張ったりしていきたいです。そして日本に帰って、家族や友達にこの韓国生活を自慢してやりたいです。

二ヶ月を過ごして

情報文化学科2年 細田千佳子 

私たちが韓国に留学して、あっという間に2ヶ月が経った。生活にも慣れ、楽しく充実した毎日を送っている。学校では中間試験が終わり、今までの初級の勉強から中級にあがった。なのでこれまで以上に勉強に力を入れようと思っている。また勉強が進むにつれ喋れる言葉も多くなってきたので、クラスメイトや韓国人たちと積極的に交わって仲を深めていきたい。
  ところで外国生活においてはカルチャーショックが付き物だとあらためて感じた。私がショックを受けたのは買い物へ行ったときだった。袋をくださいと言ったら「200ウォンです」と返ってきたのだ。 些細なことではあるが最初はこれにすごく戸惑った。日本での買い物では普通に貰えたビニール袋が韓国では有料なのだ。袋の値段は100〜500ウォン程度である。それほど負担になる額ではないが、有料制だからだろうか、町には袋を持っている人が少ない気がする。不便だったがもう慣れたし、むしろこれが物を無駄にしない良い制度だと思うようになった。また大学近くにあるドーナッツ屋では飲み物のカップにデポジット制が導入されている。最初に飲み物代に加えてカップ代50ウォンを払う。飲み終わったらそのカップは捨ててもいいが、カウンターへ持っていくと払った50ウォンが返ってくるという制度だ。日本にいる時からこの制度については知っていたが、私は韓国に来て初めて体験した。韓国はこのような制度を積極的に採り入れ、環境保全のために力を注いでいるのだなぁと感心した。
  しかし意外にも日本で普通に行われているゴミの分別はあまりされていないようだ。私が知っているゴミ箱といえば、ひとつ大きいゴミ箱が置いてあり、そこに何でも入れてくださいといった様子である。分別するよりも何も考えずに全てのゴミをそこに入れるほうが楽だ。だが日本では分別を考えて捨てるほうが多かったので少し変な気分がする。
  これからはそういった一歩踏み込んだテーマについても疑問に思ったら話し合ってみたい。そうすることでより理解しあえる仲になれると思うのだ。あと二ヶ月、あっという間に過ぎてゆく時間を後悔することのないように送りたい。韓国語を学ぶのはもちろん、いろんな場所へ行き、たくさんの友人をつくり、一生のいい思い出にしたいと思っている。

 

ノースウェスト・ミズーリ州立大学  (アメリカ合衆国)

アメリカに留学して早二ヶ月

情報文化学科2年 江口裕樹 

 アメリカに留学して早二ヶ月。自分自身、大きく成長したことが実感できる。英語能力は言うまでもなく、精神面、社会的な面までも驚くほど成長した。というのも、アメリカの大学には多種多様な国々から大学生が集まってくる。そのため、それぞれの学生は自国の代表者としての意識をしっかり持っており、決して軽率な行動はしない。大学での勉強と遊びのけじめは申し分ない。そして学生各々が異なった目的、目標を持っている。それら全ては、今まで一度の留学経験も、海外旅行もしたことのない自分にとって大変興味深く、勉強になっている。また、アメリカの学生は非常に明るく、接しやすい。私には訳あってルームメイトがいないが、ここに来て知り合った友人が毎日一緒にいてくれる。そのおかげで、今ではアメリカ人のグループの中に日本人は自分一人という状況も日常になってきた。たとえ遊んでいても食事をしていても、全てが勉強になり、価値のある時間なので、本当に毎日が楽しく有意義に感じられる。
  もう一つ、私には留学する以前から考えていたことがあった。それは、同年代の韓国人・中国人と現在の両国関係について意見を述べ合うことである。私が英語を話すことで、この言語の違う三カ国の学生間で討論することができた。彼らはしっかりと自分の意見を持っていた。我々日本人はどうだろうか。しっかりと自分の意見を持っているだろうか。それを再認識できただけでも、この留学に一つの収穫を見出せたと思う。つまり私が言いたいのは、英語を自分のものにすることができれば無限大の可能性が開けるということだ。アメリカ留学は、そのためのこれ以上ない最高の機会だと思う。
  最後に、アメリカで勉強ができるのも残すところあと二ヶ月となった。残りの二ヶ月は、初めの二ヶ月に比べ時間の流れを早く感じると思う。後悔だけはしたくない。この人生で最大の冒険を、確実に未来へ繋がる経験とすることができるよう、二ヶ月間を全力で過ごしたい。

Being busy is good!

情報文化学科2年  藤由絢子 

アメリカに来てもう2ヶ月が経ちました。私にとってこの2ヶ月間はとても早かったような気がします。なぜなら毎日が本当に忙しいからです。しかし、この忙しさは決して面倒臭いという忙しさではありません。では何に時間を費やしているのかと言うと、まず宿題です。宿題はじつのところかなり多いと思います。毎日出るのは当たり前で、休日までかかることは珍しくはありません。読書や文章表現やTOEICの問題など様々な宿題が出されます。しかし、宿題はペーパーワークだけではないので(アメリカ人に質問をするなど)量は多いですが、楽しみながら勉強をすることができます。
  次にイベントです。この留学では様々なイベントに参加することができます。小さなディナーパーティーからアメリカならではのロデオ、フットボール観戦、コンサート、時には他の州へ行くこともあります。平日も休日もイベントがたくさんあり、そこで新しい人と出会えたりアメリカ文化を垣間見ることが出来ます。中にはかなり楽しめるイベントもあるのでその分勉強を頑張ったりと、とてもメリハリのある生活を送ることができます。このように私たちはとても忙しい時間を過ごしていますが、毎日がとても充実しています。
  アメリカへ来る前、私は英語に自信がなかったので、英語が上手く話せるか心配でした。しかし、アメリカの人はとてもフレンドリーで親切なので、ちょっとした機会でも会話することができます。例えば同じ寮のエレベーターの中でたまたま会った人と話をしたり、少しでも困った素振りを見せると必ずと言っていいほど誰かが助けてくれます。また先生や職員の方も親切で、会うと様々な情報や役に立つことを教えてくれます。ルームメイトはアメリカ人なので1日の終わりはグッドナイト、朝はグッドモーニングで始まります。こうして話しているうちに、2ヶ月前と比べ会話が少しずつ聞き取れるようになってきました。
  またこの大学は各国から多くの留学生が学びに来ています。韓国、中国、インド、インドネシア、サウジアラビア、オランダなど様々な国の人と会うことができ、お互いの国について話し合います。言葉や文化の違いを教えあったりすることはとても刺激になります。しかも話す言語が英語なので、英語の勉強にも役立ちます。
  残りあと1ヶ月半となりましたが、今まで以上に楽しみ勉強していきたいと思います。