学部紹介


北京師範大学

私の留学体験記 【 情報文化学科3年 小松 千鶴 】

 私は2013年9月9日から2014年1月20日まで中国北京市内にある北京師範大学へ留学にいってきました。

 留学に行こうと思ったきっかけは、私が小学生のころ、父が仕事の出張で中国の上海へ行く機会が何度かあり、帰国するたびに様々な話を聞く中で、少しずつ「中国」という国に興味を持ち始めたことです。また、中学生から高校生の時期に台湾ドラマを好きになり、「中国語を勉強して日本語の字幕や吹き替えなしでも見られるようになりたい」と思うようになったため、語学選択で中国語を選びました。新潟国際情報大学は、派遣留学制度を設けていることで有名です。「せっかく中国語を学ぶなら留学制度を使って中国に留学し、現地で中国語を学びたい」と思ったので、留学を決意しました。

 留学へは男女5人ずつ計10人で行きました。私にとって留学は、長かったようで短かったような、たくさんの思い出が詰まった4ヶ月半になりましたが、留学へ行くまで様々な不安がありました。男子とはCEPや中国語クラスで一緒だったメンバーがいても、全く関わりがなく、ほとんど話したこともないうえ、女子メンバーとでさえあまり接点がなかったため、皆とうまく会話したり、生活したり、助け合っていくことが出来るか心配でした。ですが、生活をしていく中でお互いに打ち解けることが出来たので、安心しました。

 仲良くなったのは留学メンバーだけではなく、北京師範大学日本語科に通う中国人学生、同じクラスになった諸外国から留学に来た学生とも仲良くなりました。私のクラスは、新潟国際情報大学から留学へ行ったメンバーを含む日本人6人、インドネシア人4人、韓国人3人、アメリカ人2人、タイ人、ロシア人、ベルギー人がそれぞれ1人ずつのクラスでした。留学期間中は、留学メンバーや、留学中に仲良くなった友人と、万里の長城や天安門広場などの北京市内の有名な観光スポットへ行ったり、ご飯を食べに行ったり、買い物に行ったりと、楽しい時間を過ごすことが出来ました。また、「日本人会」という日本人留学生をサポートしてくれる北京師範大学の本科生の方々や、日本全国から北京に留学に来た方々と北京之夜や、中日友好成人式に参加しました。


 食事は主に私たちが住んでいた学生寮に近い食堂や、大学敷地内にあるお店で食べていました。中国の料理は、日本の料理よりも少し脂っこくて味が濃い料理が多いですが、とても美味しく、何品か自分で作ってみようと思った料理がありました。留学して約2週間経ったころ、留学メンバーで天安門広場や故宮、オリンピック公園に行きました。天安門とオリンピック公園は、北京に留学したら行きたかった場所なので、留学中に行くことが出来て嬉しかったです。

 11月に中間試験があり、試験が終わった次の日から3日間休みだったので、1日目と2日目にクラスのみんなで遊びに行くことになりました。初日はクラス全員で北海公園に行きました。その日は大気の状態があまり良くなく、天気が少し悪いようにも見えましたが、皆で食事に行ったり、公園内を散策して写真を撮ったりしました。ですが、その日は寒く、試験疲れもあったせいか、寮へ帰る途中から体調を崩してしまいました。そのため、次の日は大事をとってみんなと遊びに行かず安静にしていました。三連休最終日はオリンピック森林公園でクラス対抗のウォークラリーがありました。制限時間以内に指定されたものを見つけるのに少し時間がかかりましたが、制限時間内に見つけることが出来たのでよかったです。この3日間は普通に考えれば「たった3日か。」と短く感じてしまいますが、中身が濃く、あっという間だったので、さらに短く感じられました。


 私が留学期間でとても思い出に残ったのは北京之夜と、留学メンバーから誕生日を祝ってもらえたことです。北京乃夜とは、北京師範大学をはじめ、北京市内にある大学の留学生が1人もしくは団体でエントリーし、予選を勝ち抜いた数組が12月に行われる「本選」と呼ばれるものに出場できるものです。私たちは、「日本人会」の一員としてよさこいソーランを踊りました。ダンスの振りが難しくて練習が辛い時もありました。ですが、自分の力を信じ、「みんなで成功させたい!」という思いを胸に本番は最高の笑顔で踊りました。かなり緊張しましたが楽しく踊れたので最高でした。誕生日は特に何もなく終わるだろうと思っていましたが、みんながサプライズで色紙と似顔絵をくれました。サプライズをされたのは生まれて初めてで、最初はどういう反応をしたらいいのか分からなかったのですが、みんなが時間を割いて作ってくれたプレゼントをもらった時はとても嬉しく、私自身にとって2度とないであろう心に残る1日になりました。


 私にとってこの留学生活は、改めて自分を見直すとともに、友人や家族の大切さを知るいい機会になりました。普段かかわることのなかった友人とたくさん話せたり、資金面で親に助けてもらったりと自分の周りの方々へ感謝しながら生活してきました。今後はその感謝の気持ちを恩に変えて、私が助けてもらった分、お世話になった方々に恩返しをしたいです。


現在、日本で多く報道されているように、日本と中国の関係は決して良いと言える状況ではありません。2010年の尖閣諸島領有問題を発端に、日中関係は様々な場面で悪化してきました。日本人と中国人、互いに快く思っていないという事は百も承知です。ですが、そのような関係になってしまったからこそ、両国が手を取り合い、関係修復に努めるべきではないと私は考えます。私がかかわってきた中国人の方々は皆優しい方々でした。私は語学や文化を学んだり、海外から日本という国を見てみたいと思い留学しましたが、この他の理由として、「日本で報道されている日中関係や中国関連の報道は果たして真実なのか」ということを確かめたい気持ちがあったので、留学を決意しました。私は留学をして後悔をしていません。学びたいことを学べて、ずっと知りたかったことを知ることが出来て、たくさんの仲間に出会えて本当に最高の留学生活でした。